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はじめ読みにくいけどなれたら面白い。怖いし意味不明やし理解不能だから気になるとしかいいようがない。リアリティーショーの出演者はちょっとクレイジーに片足突っ込んでるってのに妙に納得したわビッグブラザーとかあれ演技か少なくとも正気じゃないしなみなさん!
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ジョン・ロンソン (著), 古川 奈々子 (翻訳)
ある日、世界中の学者のもとに届けられた1冊の奇妙な本。エッシャーの細密画、切り抜かれた単語、謎のメッセージ。犯人探しに駆り出されたロンソンは、狂気が社会に与える巨大な影響を目の当たりにして…。
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会社でときどき回って来る「うつ病チェックリスト」。あらやだ、私大体の項目に当てはまるけど私全然うつ病じゃないよ。
サイコパスかどうかはヘアのPCL-R-チェックリストを使って判定される。
あらやだ私大体の(ry
狂気か正気かの判定基準がいかに今曖昧なものか、
狂気を間違えて取り扱う人たちと、狂気で金儲けする人たちが何を起こしているか。
この本には上記についての色んなエキセントリックな実例が出て来てそれだけでも読物として面白い。
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作者はふとしたきっかけで、サイコパス探しの旅に出る。
ジャーナリストなんだろうが、面白ければよいといった記事を書くような人という印象で、なんか新聞とかを書く人というより、怪しげな雑誌の記事を書く人のような感じだった。
罪悪感がなく、凶悪犯罪を繰り返すサイコパスは知られているが、欧米では、それと分かると、特殊病院から出てこれないらしい。その場合、ボブ・ヘアのサイコパス・チェックリストが使われるらしい。チェックリストみたいなものは、それぞれの項目をどう捉えるかで、点数もある程度つける人のよっても異なりうるし、普通は頼りすぎるのはまずいことは、誰でも知っていると思う。テレビなんかで出てくる、あなたは・・・人間かもしれない・・・チェックリストみたいなので、病気の診断がつくはずがない。きっかけになればいい程度だ。
そのチェックリストの講習に出会い、それを手に凶悪犯罪者に会いに行ったり、また人の心が分からず、冷酷なために、人をどんどん解雇でき、それによって業績を上げた経営者にも会いに行き、あなたサイコパスでしょといっては、言い過ぎたと怖くなり、またチェックリストで決めつけるのはまずいことに気づいては、チェックリスト作成者の所へ戻って、こんなんで決めつけるのは、ひどいでしょっといいに行く(決めつけてたのはあんたでしょ)。思考の流れは、分かりやすかった。
サイコパスチェックリストは、前頭葉損傷者と類似する部分もあり、興味深かった。
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精神医学が割とうさんくさいぞ
というのは前から思っていたので
そのへんの驚きがなかったのが
評価が低い理由
あと各立場の著名人に
インタビューしているけど
あまり深まっていかない
価値観がゆらがないのだ
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ノンフィクションだけど面白かった!
「有能な研究者たちのところに、差出人不明の本が届きました。非常にミステリアスな本です。それを誰が届けたのか、著者が調査を依頼されました」という導入部分からしてミステリアスで楽しい。それがなかなか邦題の「サイコパスをさがせ」に繋がらないのだが…(そもそも、「サイコパスを探せ」という邦題の意訳がズレてる。原題は「サイコパステスト」だけれど、内容からすると「辿り着いたらサイコパス」くらい。探してない)
サイコパスの探求として読むより、著者が翻弄されたり得意げになってたり迷ったり反省したりしてる様をほのぼのと見守るくらいで丁度良いノンフィクションです。
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サイコパスの定義、実例やインタビューなどからサイコパスとはどんなものなのかイメージがつかめる。実例としては特に8章の「デイヴィッド・シェイラーの狂気」というケースはインターネット上でもよく見るような話だ。常に著者の主観が強いので、そこは気をつけたい。
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サイコパス(一言でいえば、人の皮をかぶった無感情で狡猾な類いの人格。精神病のようだが、脳神経異常によるところがあるらしい)に分類される人を追ううちに、その本人の狂気から、次第に視点はその周りを取り囲む、ある種の狂気といえる心理にも移っていく。
現在有力なサイコパス診断というものもあるけれど、よくよく周囲の状況を洗っていくと、診断で高得点=サイコパスと、はたして言い切っていいものなのか、疑問を持たざるを得ない。
はじめのうち、サイコパス(とされる人)の異常性や残虐性に引きつけられるが、サイコパスをサイコパスたらしめる社会の、ひいては人間の関係性の靄が見えてくると、一体なにが狂気なのか逆にわからなくなってきた。
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Jon Ronson: Strange answers to the psychopath test http://www.ted.com/talks/jon_ronson_strange_answers_to_the_psychopath_test.html
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サイコパスの定義やロバート・ヘアの作成した項目の妥当性は???なのでおいておいて…、前半のR. D. レインの話や、LSDを使用したヌードマラソン集団精神療法あたりの歴史的な記述はよかったです。後半のスピッツァーへのインタビューによるDSMの裏話もまあまあ興味深く読めました。
サイエントロジスト寄りでもなく、精神医学万歳でもなく、バランスよく書こうとする著者の努力が伝わってきて、一緒に葛藤をもちながら読みすすめられるいい本です。精神疾患とは何か、サイコパスとは何か、その基準は?自分は?とウロウロ歩き回るような本です。
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ジョン・ロンソン(コラムニスト)がある手紙をきっかけにサイコパスの存在を知り、『サイコパス・テスト』を用いて実在のサイコパスを探し回るお話。
これを読むまでサイコパスとは凶悪な異常犯罪者のことだと思っていたが、必ずしもそうではなかった。
サイコパスとは、感情の一部(共感性など)が欠落した人のことであり、それは普通に生活している人間の中にも多く潜んでいる。
サイコパスは普通の犯罪者や精神病患者とは異なる特徴がある。サイコパスはその人の人格の本質であるため、精神病のように治療することはできない。
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「あなたがもし、自分はサイコパスではないかと心配し始めているなら、自分にもサイコパス的特質のいくつかがあると感じるなら、そしてそれについて薄気味悪い不安を感じているなら、それはあなたがサイコパスではないという証拠です」 (p143)
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精神病や発達障害、パーソナリティ障害というものは確かに実体としてあると思う。しかし、正常と異常の境界を判別することは紛れもなく社会構成的な行為である。そして、人は判別したがる。なぜなら、誰かを異常とみなすことで自分の正常を確認したいからだ。そしてそれはとても「楽しい」。でもそれは褒められた娯楽じゃないのだ。
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サイコパスと全く関係なく生きてきたジャーナリストの著者が、ある出来事を境に受動的、そして能動的に関わることになるノンフィクションです。
サイコパスを判断する基準を手に、彼らを探す旅に出ます。
その中で様々な葛藤があり、読者も共に悩まされる一冊。
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笑える。構成の組み立てやキャラクターの造形にほれぼれする。どこまで実話だよと思うけれど(だってかなり技巧的なのだ)、優秀なライターさんだ。売ることを考えると仕方ないのかもしれないが、原題の"THE PSYCHOPATH TEST"とぜんぜん違う邦題がなんとも。サイコパスについての本ではよくあるが袖のサイコパス・チェックリストの下に小さい字で添えられた「診断には訓練を受けた専門家が必要で、素人が安易に身近な人に診断をくだすべきではない」もおかしい。笑える。
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サイコパスに興味をもったジャーナリストの物語。精神異常とは、何か。異常と正常の境界は何かについて、考察。
答えがあるわけではないが、サイコパスついてはいろいろ知ることができる。