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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.10
- 出版社: 朝日出版社
- サイズ:22cm/476p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-255-00040-9
- 国内送料無料
紙の本
ドイツ文学案内 代表的作家の生涯・主要作品・文学史年表・翻訳文献等の立体的便覧 増補改訂版
主要作家の生涯と簡単な解説を付けた主要作品の一覧が見開きに収録されているほか、思潮や作家、そのかかわりあいがひと目でわかる文学史年表、明治から現在までの詳しい作家別翻訳文...
ドイツ文学案内 代表的作家の生涯・主要作品・文学史年表・翻訳文献等の立体的便覧 増補改訂版
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商品説明
主要作家の生涯と簡単な解説を付けた主要作品の一覧が見開きに収録されているほか、思潮や作家、そのかかわりあいがひと目でわかる文学史年表、明治から現在までの詳しい作家別翻訳文献目録などを収載。79年刊の増補版。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
岡田 朝雄
- 略歴
- 〈岡田〉1935年東京生まれ。中央大学大学院独文専攻修士課程修了。東洋大学文学部教授。
〈リンケ〉1933年三重県生まれ。東京大学大学院独文学科修士課程修了。元埼玉大学教授。ドイツ・ケルン市在住。
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紙の本
記述がちょっと古過ぎるが、類書がないので、「ないよりはいい」と考えたい
2000/11/07 00:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:安原顕 - この投稿者のレビュー一覧を見る
うかつにも知らなかったが、このシリーズ、朝日出版社から『アメリカ文学案内』『イギリス文学案内』『フランス文学案内』が出ているようだ。また、本書『増補改定版 ドイツ文学案内』の初版が1979年12月に出ていたことも今回初めて知った。「目次」を見ると、「ドイツ文学とは」「作家解説I(39人)・II(168 人)」「重要作品」(59篇)「ドイツ文学史表覧」「索引」となっている。「作品解説II」の一番最後、つまり最も若い作家を見るとペーター・ハントケとは、ちょっと古過ぎるが、類書がないので、「ないよりはいい」と考えたい。『ドイツ文学辞典』(河出書房)が出たのははるか大昔、昭和31年のことである。ここでペーター・ハントケ(1942〜)の項を端折って紹介しておくと、「オーストリアの小説家・劇作家」とあり、翻訳文献に信岡資生訳『左利きの女』(昭和53年、芸林書房。これは未見)、同/池田香代子訳(平成01年、同学社)、阿部卓也訳『反復』(平成07年、同)とあるのはいいとして、雑誌『へるめす』(岩波書店)に2号にわたり『この上もない不幸』(飯吉光夫訳)が出たが、その記載もない。ハントケはむろん『集英社世界文学大事典』にもあり、解説は丸山匠。冒頭は「グラーツ大学法学部在学中、グラーツ・グループの機関誌「マヌスクリプテ」の創刊に参加。『観客罵倒』(原題の独語あり、66年)など、伝統的な演劇形式を解体し、裸の舞台上に筋も脈絡もない台詞が連続する……」と始まり、最後に「ヴェンダース監督に委嘱されたシナリオ『ベルリン・天使の詩』(87)など、多彩な執筆活動をつづけている」で終っている。また同『事典』にはシナリオ『偽りの運動』が同じくヴェンダース監督により『まわり道』の題で1975年映画化」とある。『ドイツ文学案内』では参考文献にこの『事典』を掲げているにもかかわらず、ヴェンダース監督との関わりについては一切無視しているが、これは一体どういうことなのか。何やら揚げ足取りのようでイヤらしく映るやもしれぬが、ぼくは「新しい事典」とは先行作より「新情報」を入れることが義務と考え、またそうでなければ、刊行の意味がないとも思い、敢えて書いているのだ。さらに言えば、そうした理念や知識もなく、編者に意見を言えぬような編集者の不在も大きい。