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紙の本
オブ・ザ・ベースボール (文春文庫)
著者 円城 塔 (著)
ほぼ一年に一度、空から人が降ってくる町、ファウルズ。単調で退屈な、この小さな町に流れ着き、ユニフォームとバットを身につけレスキュー・チームの一員となった男の物語。奇想天外...
オブ・ザ・ベースボール (文春文庫)
オブ・ザ・ベースボール
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商品説明
ほぼ一年に一度、空から人が降ってくる町、ファウルズ。単調で退屈な、この小さな町に流れ着き、ユニフォームとバットを身につけレスキュー・チームの一員となった男の物語。奇想天外にして自由自在、文學界新人賞受賞の表題作に、知の迷宮をさまようメタフィクション小説「つぎの著者につづく」を併録。【「BOOK」データベースの商品解説】
【文學界新人賞(第104回)】ほぼ年に一回、空から人が降ってくる町、ファウルズ。この小さな町に流れ着き、ユニフォームとバットを身につけレスキュー・チームの一員になった男の物語。表題作のほか、メタフィクション小説「つぎの著者につづく」を併録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
オブ・ザ・ベースボール | 7−99 | |
---|---|---|
つぎの著者につづく | 101−194 |
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電子書籍
オブ・ザ・ベースボール
2022/02/21 18:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作ともう一作が収録されている。
円城塔は難解で分かりにくいというイメージがあったが、その通りだった。それでも表題作はまだ分かりやすいほうだと思う。ファウルズという退屈で家畜が死ぬほどの田舎町には一年に一度人が落ちてくる。その落ちてくる理由は分かっていないが、多くの学者がやってきてはあれこれと言って解明できずに去っていく。作中でそれらしい言及があるように、この「人が落ちてくる」というのは社会的な生活の墜落の暗喩であり、学者が不景気についてあれこれ言ってもそれが解決されていないというここ数十年の日本社会を暗喩しているのではないか。
紙の本
2in1
2015/07/14 22:32
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
2作品収録です。
前半は表題作「オブザベースボール」
前回読ん「バナナ剥きにには最適の日々」に収録された初作品に比べると格段にわかりやすい作品でしたが、それが面白いと感じるかといわれれば、やはり自分には面白いとは思えませんでした。延々と屁理屈を聞かせれてるようでした。
後半は「次の著書に続く」
こちらは大変わかりにくい作品です。
どんな感想をもてばよいのか分かりません。
「バナナ剥きにには最適の日々」を読む前に買ってしまっていたので読んでみましたが、やはり円城さんの作品は自分には合わないのでしょう。
紙の本
オブ・ザ・ベースボール
2016/11/07 12:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:によ - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨晩、頭がもやもやしていて、あぁこれは寝れないなと思ったのです。
だから、円城塔を読むべきだと。
円城塔氏が、何を意図して書いたものなのかはわからないけれども(本人に聞けるわけでもなし。)、やっぱり私は、円城塔氏の文章の中に、勝手に私が抱く不安と不条理感と開き直りとを見出していって、大いに安心して満足して、しっかり眠ったのでした。
最近、円城塔氏は、詩人なんじゃないかと思うようになりました。
詩人の定義は知らないけれど、文章のリズムがあまりにも、心を落ち着かせるテンポをもっているものだから。
円城塔入門にオススメできる一編「オブ・ザ・ベースボール」と、とことん知識と教養と薀蓄を蓄えて臨んだらまたずっと深くて豊かな味わいを楽しめるに違いない一編「つぎの著者につづく」。
「つぎの著者につづく」は「これはペンです」で救われた私を、同様に救ってくれました。
もっと本を読み、知識をたんまり身につけて、また読みにくるね。