紙の本
この本は、タイトル買いです
2019/10/22 07:04
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘』。
ある年代以上の人にはすぐ分かるでしょうが
「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる、
レレレのおじさんというキャラクターを描いた赤塚不二夫、
♪ららら 科学の子~という主題歌の「鉄腕アトム」の手塚治虫
という3人の偉大な漫画家の娘が対談する本です。
それらを読んで大きくなった私にはとても面白い本でした。
内容もさることながら、なんといってもこのタイトルの付け方が秀逸です。
で、タイトルを見てもなんのことかぴんとこない方は、
多分読んでも面白くないでしょうね。
この本は、タイトル買いです。
紙の本
三大マンガ家の「娘」による実像
2013/10/19 01:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あずきとぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう、本のタイトルが秀逸!
漫画好きとしちゃ、このタイトルで、このメンツと来たら、買うしかないでしょう。
三人の大漫画家について、実の娘たちが率直に語り、彼女たちから見た実像を我々に見せてくれる。
この「娘」というのが、ポイントだと思う。
「息子」が、父親を語るのとは、やはり視点が違ってくる。
女の子は早熟だから、小さい頃から父親のことをよく見ているもの。
「漫画家」だから、仕事中の父も、日常の家庭の父も見ている。
それも、すぐそばで。
そのため、いろいろと明け透けに見えてきてしまうのだ。
あれも、これもと、様々な興味深い話が聞けたし、「ああ、娘としては、こう見ていたんだな」ということも知ることが出来て、これも面白かった。
元になった座談会は、2010年8月に赤塚不二夫が亡くなった、その前と後に行われたという。
ほぼ同年代という三人の、この対談のタイミングがいい。
二十代だった頃に、対談していたら、ここまで面白い本にはならなかったと思う。
(おそらく)四十代の今だからこそ、話せるものがたくさんあるのだ。
赤裸々に父親のことを語っているこの本。
マンガファンなら、必読です。
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http://takotakora.at.webry.info/201205/article_11.html
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タイトルに惹かれて。
どの作家さんも、代表作しか読んだり観たりしたこと無かったけど、それぞれの『娘』が選んだ傑作短編漫画を読んだら、もっと読んでみたくなった。
葛藤はいろいろあっただろうけども、女子で良かったね~。
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3人の天才漫画家の娘による鼎談録。以前から本のタイトルが面白いので知ってはいたが、旅行用の軽い目の本を探している時に目に止まったので読んだ。癖の強い3人は、それぞれが家族観、あるいは人間観が全く異なり、意外な側面も垣間見ることができて楽しかった。ところで、鬼太郎もバカボンもアトムも、もちろん知っているが、小説のようにきちんと最初から最後まで通して読んだことがないことに気づかされた。さて、改めて読むべきか。。。
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これは、2008年7月に朝日新聞の鼎談企画で掲載されたものが元となっている。タイトルの“ゲゲゲ”は、2年前のNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で大ブレイクした。“ららら”は、空を超えて~♪「鉄腕アトム」のアニソン。あっ“レレレ”忘れてしまったのだ(笑)水木しげる、赤塚不二夫、手塚治虫。三人の娘が父親像、創作秘話、作品のなかのワタシ…etc.というようなテーマごとに、三者三様のトークで構成されている。
手塚治虫、赤塚不二夫の理想の女性は母親だったそうで、マザコンだったんだね?
手塚治虫のエロスは、生物体としてのエロスであって女性という異性のエロさではない、
水木しげるはタトナス(死)を描いていると語っていたが、あぁ確かに…。
父に反発していた自分が作品に自らの生き方を重ね合わせホロッとさせるエピソード、
そうかと思えば、父親の彼女と一緒に海外旅行に行かせられた秘密を暴露したり、はたまた赤面するような下ネタも何のその、女3人寄れば姦しいと云うけれどホントこの場にいたら騒がしいだろうなって、そんな臨場感が伝わってくるようだ。
それから3編の傑作短編も愉しめる実に贅沢なつくりとなっている!!
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水木 しげる先生の次女、水木 悦子
赤塚 不二夫先生の一人娘、赤塚 りえ子
手塚 治虫先生の長女、手塚 るみ子
まえがき手塚、なかがき水木、あとがき赤塚の構成で三人が2回に分けて対談したもの
三者三様の有名人の子供時代の苦労と父親のへんてこな行動の暴露は微笑めましかったりする
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この3人を集めて、このタイトルをつけた企画の勝利ですなぁ。
もともとは朝日新聞の紙面企画で、このタイトルも朝日の記者が考えたそうな。
内容は特筆すべきものはなかったかな…
手塚るみ子、水木悦子は第二子だし、赤塚るみ子は中学生のときに不二夫が家をでてるんで、そんなに父親とのエピソードも豊富ではないのよねぇ。
まぁ赤塚家はなかなかすごい家庭ではあるのだが…
面白かったのは父親の女性観に対してなかなか辛辣なところかなぁ(特に手塚)、実の娘じゃないとなかなか言えないところかなと思った。
一番おもしろかったのは最後のページにそれぞれの写真が載ってるんだけど、みなさん見事にお父さんそっくりw
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手塚、赤塚、水木といった漫画界に多大なる影響を与えた娘たちの対談集。それぞれに漫画でもわかる/読み取れない一面があり、興味深く読めました。やっぱり○○の娘…と言われてしまうものなんだなあと再認識。とはいえ、結果的に三人とも父の意志を受け継いだ仕事をしているので、宿命的なものも感じたり。娘たちが選ぶ父のベスト漫画、ちょっとしたエッセイが挟まれてるのも楽しい。個人的には、タイトルで誰の娘かわかっちゃうネーミングセンスに脱帽。編集者が考えたものだそうです。
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「ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘」を本棚に登録しました。/ http://booklog.jp/item/1/4167801949
とりあえずタイトルが秀逸!
考えた人は素晴らしすぎる。
ゲゲゲの娘=
水木しげるの次女・悦子
レレレの娘
=赤塚不二夫の長女・りえ子
らららの娘
=手塚治虫の長女・るみ子
の三人がそれぞれの父親と作品を縦横に語り合った1冊です。
漫画の神様とか天才とか呼ばれる人たちを父に持った故の悩み、家庭での父、そして父との絆。
どの方も現在父親の仕事を後世に伝えることを生業とされていて、その仕事への姿勢に父親への深い愛を感じます。いいなぁ、こういう親子。「娘が選ぶ父親の傑作漫画」も間に本書に挟まれていて、それも面白い。
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この本を読むとその昔、水木しげる、手塚治虫、赤塚不二夫の三氏が集まった時に、手塚氏「僕はもう3日寝ていない」赤塚氏「僕なんか4日寝ていない」水木氏「バカなことを!何があろうと人間眠らなくてはならない!」という会話をし、手塚赤塚氏は闘病の末早く亡くなり、水木氏はすっかりご本人が妖怪然とした今も健啖健在であるというエピソードを思い出した。なにがって書中から見える三娘氏がそれこそそんな感じのパーソナリティを感じるからだ。父と子の血のつながりよ…。
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まずはこのタイトル。素晴らしい企画力だ。
ホームパパな水木、ジェントルな手塚に較べて、赤塚のどうしようもなさが際立つ。
この人は子供を持ってはいけないタイプの人だったのではあるまいか、なんて。
父の女性観を娘が語る。なかなか興味深い。
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水木悦子・赤塚りえ子・手塚るみ子『ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘』読了。水木しげる・赤塚不二夫・手塚治虫という漫画界の3巨頭の娘たちによる鼎談。3人とも父やその作品にかかわる仕事をしているので、家庭での父の顔の他に、作者や作品としてどう捉えているかも分かって興味深い。
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偉大な親を持つと子供たちは大変だと思うなかれ。
それぞれの家庭は独自の生活を持っているようで案外大筋は似てるような気もする。
もともと家庭というものは家族という限られた輪の中にあるものだ、と考えるものの御三方家族にはそれプラス編集者、父親の仕事関係が当たり前のように存在している。これはこれでとても面白い形態なのだと思うが当人たちの本音はどうなのだろうか。
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タイトルが秀逸なのと、3人の女性の近影を見るとそれぞれ父親に似ているのが面白い。赤塚りえ子さんがきれいで驚いた。
という本でした……