百鬼夜行 陰 定本 （百鬼夜行シリーズ）

投稿元：

レビューを見る

新作の陽の発刊に合わせて同じサイズで陰を発刊した商売上手で、のせられた読者が購入して読むだろうとの出版社側の思惑にうかうか乗ってしまって再読。陽でも思ったのだが、すっかり忘れているだろうと思っていた過去の作品の方が印象が強かったせいか覚えていて、この手のサイドストーリーも本筋との繋がりがわかって楽しめる。話としては、主人公になり得ないが、本筋ストーリーの進行に欠かせない人々の逸話を、本家本元に準じて妖怪話を根底において、不思議なことは何もないが、人とは如何に脆く、壊れやすいものなのかということを、これでもかと語るのが本作である。人の壊れるためのきっかけと、いったん、壊れてしまったら行き着くとこまで行ってしまうというのが、妖怪よりも怖い。

投稿元：

レビューを見る

帯表
名作が装いも新たに帰ってきた－
不条理な恐怖、常軌を逸した執着、あるはずもない記憶。日常の狭間にふと立ち現れる怪異『姑獲鳥の夏』に始まる百鬼夜行シリーズの粋がここに
京極夏彦・画書下ろし特別附録「百鬼図」収録

投稿元：

レビューを見る

しばらく読んでなかったはずなんですが意外に内容を覚えているという。
まあ発売時にノベルスで読んで以来、幾度となく読み返しているので当然といえば当然でしょうか。まだまだ初期の頃の雰囲気があって何だかちょっと懐かしいです。
「魍魎」と「絡新婦」の関連性とかたまりません。
私はやっぱり「文車妖妃」と「川赤子」が好きかな。
涼子さん大好きです。

投稿元：

レビューを見る

装いも新たに再刊。
もともと持っているのに買い直してしまった。
ファンとしては『陽』と一緒に本棚に並べてニヤニヤしたい。

投稿元：

レビューを見る

小袖の手／文車妖妃／目目連／鬼一口／煙々羅／倩兮女／火間虫入道／襟立衣／毛倡妓／川赤子

Ｓ27.8.31夕暮れ　Ｓ25.晩秋　Ｓ27.5早朝　Ｓ27.9半ば　Ｓ28.早春　Ｓ27．師走も押し詰まった年の暮れ　Ｓ28.6.19未明　Ｔ11．秋の深夜　Ｓ28.8　S27．梅雨も明けようかと云う日

百鬼夜行　とは　……　　まだまだ鬼が出てきそうな雰囲気ではある。
やっぱり不思議なことはあるんだよね　関口君

投稿元：

レビューを見る

10作の短編集だけど、短すぎてもったいないなと思えるほどの濃い話が一杯(^^)姑獲鳥の夏の人(名前忘れた笑)のが一番好き。

投稿元：

レビューを見る

過去に登場した脇役達のストーリー。

怖く、暗いけどおもしろい。誰だか忘れてしまっていたのでもう一回じっくり読み直したい。

投稿元：

レビューを見る

最後の最後に「姑獲鳥の夏」につなげるなんて。確かに気付いてみれば朦朧とさまよう男と言えば、関口さんですね。んー、うまいね。続けて「陽」に進みます。

投稿元：

レビューを見る

京極堂シリーズのスピンオフ短編集。でも独立したホラー短編集としても読めます。どれもが人間の危うい心理を描いた、不安感を煽る恐怖小説。あからさまな怪異や妖怪が登場するわけではないけれど、だからこそなお恐ろしく感じてしまいます。
お気に入りは「毛倡妓」。これが一番オーソドックスなホラーっぽい作品でした。日本的な恐怖がしっかり感じられます。

投稿元：

レビューを見る

前に読んだはずなのに全然覚えてなかった(ｰｰ;)
でも、百鬼夜行シリーズは全部読んでるけど、魍魎の匣以外はほぼうろ覚えだ(-｡-;
でも久しぶりの京極夏彦、相変わらず独特でおもしろかったです。

投稿元：

レビューを見る

レンガ本こと百鬼夜行シリーズのサイドストーリー集。長らくシリーズ出てないのが気になるところです。
百鬼夜行シリーズはオススメですよ。

投稿元：

レビューを見る

百鬼夜行シリーズスピンオフ・・・とまではいかないか？（最後の一編以外は）端役のエピソードゼロ的な話をまとめた一冊。
一応はこっちが先で「陽」が後になるんですね。でもまあどっちから読んでも問題はない。

感想は・・「陽」と同じですかね。「だれだっけ？」な人もわりといたので百鬼夜行シリーズを先にしっかり再読してから読み直したい。
基本的にほとんどの話が本編の起こる前の話になっているんですが、逆に「その後」みたいなのも知りたかったかな。大体が「おかしくなって・・・事件を起こしたり巻き込まれたり」という話ばっかりだと、ちょっとなあ・・・

投稿元：

レビューを見る

新刊だと思ったら、何のことはない。ノベルズ版の焼き直しだった。京極堂の番外編。新しい話は載っていなかった

投稿元：

レビューを見る

いままで読んできた百鬼夜行シリーズの登場人物のスピンオフという感じでしょうか。
シリーズを読んでない人には何のことやらわからないと思いますが
読んでさえいればこれは面白い！
本と本がつながる感じ。その快感を京極先生は教えてくれましたね～
ただこの人誰だっけ？というのはもちろんあったので
ネットにある京極作品登場人物データーベースのようなサイトさんに
お世話になりました。

投稿元：

レビューを見る

初京極夏彦作品でした。
もしかしたら、ちょっと相性悪いかも。
あんまりすいすい読み進められなかった。

別の作品も読んでみよう。