悪の教典

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厚い・・・厚すぎるｗｗ　あまり気分のいい内容ではない。かなり、めちゃくちゃな話（バトロワ的だし、殺されすぎ）ではありますが、次々にページをめくりたくなる・・・さすがそこは、貴志さんという感じ。といいつつ、貴志さんってこんな人だっけ？と思うような場面も。最後の最後は、まったくもって・・・・特におススメはしませんが、よかったらどうぞｗｗ

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ばっらばら、という印象。

期待して読むのは良くない、と思いながらもやっぱり好きな作家の作品には多く求めてしまう。
どこかでの連載だったから、多少まとまりが悪いのは仕方ないのかもしれないけれど、もうちょっと頑張って欲しかった。

頭脳明晰、容姿端麗、生徒に絶大な人気を誇る若き男性教諭は、前代未聞のサイコキラー。

これまでにも趣味のように人を殺し続けてきた彼が、ちょっとしたことから窮地に陥る。
解決策は、凡人には思いもよらない「クラス全員抹殺大作戦」。

風評と自己評価の高さの割には、ちょっと間抜けで行き当たりばったりすぎないかな。鮮やか、というよりは運がいいだけに思えて、いまいち応援してあげれなかったんだよな。

上下巻ならもうちょっとなんとかなったんじゃなかろーか？特に上巻のぶつ切りのせいで読む手が止まる。
面白くないわけでは決してないけれど、ペースの悪い本だと思います。

多分これが山田悠介だったらもっとぼろくそに貶してるけど、まあそこはえこひいきで。次に期待です！
2010年08月30日 13:48

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殺しすぎでしょ。
最初はハスミンかっこ良かったけども。
後半は一気にハスミンが異常になってしまいすごかったけど。
生き残りもいて、でも安心できない感じがまた恐い

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人間の怖さって、ホラーとかよりもコワイ。
クラスの人が次々に殺されていく様は悲惨。
しかも、一番信頼していた先生が実は殺人鬼で、殺される直前にそれに気づく生徒達の絶望感。

読み終わった後、恐怖感が胸につかえて取れない感じ。

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前半はテンポも良く引き寄せられたが、後半はtrickの荒さも感じられ、伏線を回収しきれていない部分もあり、さらに予測していた終結だったので残念。しかし、蓮実という人物はとても興味深く魅力的に描かれていたので楽しかった。

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刊行時から気にはなっていたものの触手伸びずな作品だったが、新装丁にヤラれジャケ買い。この装丁(ノベルス)にふさわしいピカレスク小説。「ＢＲ」よろしく映画化されたら観ちゃうね。

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待ってました文庫化！
ようやく読めると思いワクワクしながら読み進め、分厚いページ数にも関わらずあっさり読破。ストーリーがいい意味で単純なので、サクサク読めます。

主人公の蓮見の思考回路のように、あっちこっちとストーリーが展開し、突飛な結末や結果を出すところが面白い。ミステリというよりは、ある１人の日記を読んでいる様な感覚。

あれよあれよという間に人が死んでいき、ものすごく痛い死に方をしているにも関わらず、描写があっさり（というか蓮見の共感能力の無さの現れ？）しているせいか、全くぐろい感じがしなかったのが良かった。こういう話の厭なとこって、やたらぐろさを強調してくるところなんだよなぁ。その点ではかなり読みやすかった！


1つ残念なのは、結末。ここまでばったばったと無頓着にしておきながら、最後は普通に終わったなって感じ。冒頭のカラスもときどき物語に登場するけど、最後までいきてこないし。でも読めて良かった！（笑）

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バトロワっぽい。ぐいぐい引き込まれて一気読み。蓮見が異端すぎてすごい。
主人公目線で見てしまうので、カンの良い生徒が邪魔でしょうがなかったｗそれだけに、どうせ最後は蓮見がやられて終わるだろうし嫌だな～と思って読み進めたらああこんな終わり方があったのかと！・・・すごく続きが読みたい。

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人気のある高校教師・蓮実聖司が実は…
顧問をしているクラブの女子を親衛隊に、さらには生徒の内の一人の美禰をひそかな愛人に。
逢い引きの部屋は他の教師を脅迫して手に入れる。
自分の好きなようにやっていくために、人を陥れていたのが、次第にエスカレート。
ついには大量殺人へとなだれ込む。
ちょっと～ある意味バトルロワイヤル的な乗りに。

同僚の教師がけっこう問題のある人間ばかりというのがブラックユーモア。
生徒の中でも、片桐怜花と早水圭介、夏越雄一郎は、蓮実の行動に疑いを持っていたが…
蓮実の過去も出てきます。
妙にさくさくと読める文章は腕がありますね。

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こんなに先に進みたくない本は初めてだった。
どんなに怖くても、話の続きが知りたい…！と想うが
「悪の経典」は違っていた。

登場人物が多すぎて困惑していたが
読み進むにつれ2年4組の生徒化していたように想う。

殺される4組の人物を600Pに及び知ってしまった私は
犯人の行動も知っている立場。
どちらの行動も見えてしまうのがとてもつらい。

とてもリアルな文字だった。
現実にならないことを願う。。。



ちなみにネットでは「悪の経典　藤木直人」で検索されているが
もし映画化するならば蓮実聖司役は伊勢谷友介さんでしょうか。
片桐怜花は志田未来さん。

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自己の欲に忠実で、きわめて合目的的、合理的に行動する一人の人間。そしてその人間には、他者への共感というものが全くない。そんな人間の行動を描いた作品という感じ。人間の怖さと、緊迫感がかなり感じられ、続きが気になる展開だったので一気に読めた。かなり長いけど退屈なし。
最後の終わりかたがちょっと？？？だったのと、警察の能力低すぎでしょというのが若干気になった。ただ、それを差し引いても面白かった。

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簡潔な文章で、ややラノベ的なご都合よすぎな展開もモーマンタイ。が、「黒い家」のような底知れぬ怖さは、今回のキャラにはない。今の時代のサイコキラーぽい、わざとそういう設定なのでしょう。最後の一文、なんとかならんのか？

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ハスミンみたいに考える人はいるだろうね。実行には移さないだけで…
とてもとても長い作品です。後半ちょっとテンポがわるかったけど、最後にどう暴くのかはハラハラしました。前半はサスペンスですが後半はサイコかな。バトルロワイアルの原作を思い出した人が多いのではないでしょうか（あの作家はどこへ行ったのでしょうね…）
ノベライズに追加された短編2編は、あれはいらんです、はい。

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高校の英語教師、蓮見は生徒からの絶対の信頼を勝ち得ていた。しかし、その実体は人の心を持たない殺人鬼だった。敵対する人は一人ずつ地獄送りにしてきた。しかし、完璧な犯行に綻びが生じた。クラス全員殺そう 。

669ページの厚さも一気に読めた 。
前半までは一人ずつ消していく短編的な話しの進み方に話に引き込まれた。
後半からの急展開、そしてトップスピードの進み方に目が離せなくなった。

異常性におののく。