七人の探偵のための事件 （ハヤカワ・ミステリワールド）

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ミステリー作家さんって、
たまぁ～に、いろんな探偵さんを集めてぇ～の、
劇場版－大集合っ！的な作品を書かれますが…、

基本的には、軸を一人にして他をゲストにしないと、
拠り所がなくて掴みどころがよくわからなぃお話に…。
この作品も、残念ながら悪ぃ方のタイプだったよぅな…。

途中までは、事件のカラクリ、結末はどぅなるんだろう
って思いながら、読み進めることができましたが…、
最後の謎解きは、だらだらと解説が連なっているだけで…。

一番の残念は、どの探偵も魅力的でなかった点…。
単独作品なら、十分に魅力的なんでしょうけど…、
なんだか、キャラ殺しの作品になってしまったよぅな…。

どの探偵でもいいので、主人公一人で書かれていたら、
面白ぃミステリー小説になっていたかも、って思いました…。
ちょっと、作家さんの自己満的だったかな…。

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私の読解力の問題と思いますがなんか肝心の犯人がよくわからなかったです。
というか話事態がよくわからない。

芦辺さんの持ちキャラの探偵が勢揃いなもので芦辺さんのファンならたまらん感じで。

それにしても、確かにインパクトの薄い探偵でもある森江さんが、他の濃いキャラに囲まれるとほぼ空気なのが悲しかった。

とはいえ、わりととんでもトリックあり、とんでも探偵がわちゃわちゃしてるのは楽しめたので、満足感は高いです♪

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　田舎町で発生した連続殺人事件を解決するために招待された７人の探偵たち。しかし、各探偵が解き明かした謎を時間軸に並べると矛盾が、という内容は伏線も含めて実に凝っています。
　ただ、メタ小説な手法でミステリを皮肉ってみせる展開はなかなかにワクワクする面白さでありますが、チャンチャンって感じのラストのオチで拍子抜けですな。

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旧名鳴町，現在は次萩市名鳴地区，で殺人事件が起きているのに，
警察は事故として処理しようとして動かない。
地元の顔役の大戸島佐市郎は，青年団に探偵を呼んで解決させよと指示する。

いかにもミステリの好きな人が書いたミステリ，といった感じの，
トリック以外はどうでもいいような書き方で
私はあまり楽しめなかったが，
7人の探偵が集められて複数の殺人事件を解くというストーリーとの
バランスはいいのかもしれない。

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芦辺作品の、おなじみだったり、新キャラだったりの７人の探偵が一同に会し、とある田舎町の事件に挑んだお話。
おなじみもっさり弁護士探偵の森江くんはじめ、名刑事はもちろん、旧女学生探偵のちゃきちゃきしたおばあさんや、リケジョにイギリス紳士に美少年探偵に冒険家……と各種取りそろえてられてるのが実に楽しい(´∀｀*)
芦辺キャラなので、基本的に探偵は皆いい人です。イラっとくるほどクセの強い人はいませんので、安心して読めます。
しかし７人ですからね、さすがにごちゃごちゃしちゃって、何故に７人も集めなきゃいけないわけ！？　５人くらいじゃいけなかったの？　と読みながらつい思ってしまうわけですが、７人でなければならなかったわけがあるんだなこれが。
ストーリー的にもだけど……大阪人的な理由でも（笑）

自作パロディとも言えますし、時々、硬直し自縛した、しかしそれゆえに美しい本格ミステリへの愛憎半ばした発言があるのも、マニア的には(・∀・)ニヤニヤ。

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次から次へと、謎を解いて犯人が分かると実はその人も亡くなっていた
……という実に読んでいてワクワクでした(●´∀`)♪

それでも、なんだか今一な感じなのは探偵が沢山出てきたからだろうか？そう考えると推理小説の法則は正しいかもしれない。
(｡-`ω-)

あと、それぞれの探偵の話を読んでおいた方がより楽しめたかも。
順番は大切です。

(2012/12/30 読了)

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(あらすじ)小さな田舎町・名鳴で住人の不審死が続発した。頼りにならない警察に業を煮やした町民は探偵招聘を決意。選ばれた探偵は、七名。第1の事件は森江、第2の事件はナイジェルソープ等と、各々事件を分担・推理するが、各人が解いた真相を繋ぐと何故か不可能犯罪が成立するという奇妙な事態に…。ドンデン返しの連打に貴方は何度驚くか?他シリーズで活躍する個性派名探偵が一堂に会した豪華絢爛探偵祭り。(ハヤカワ・ミステリワールド)

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芦辺ワールドの名探偵達揃い踏み。犯人よくわからなかったけど… 平田嬢が老年姿で登場は時代設定的に仕方ないけど、ちょっとショックだった。

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不審死が続く小さな田舎町。警察はあてにならないと住民たちは探偵を招聘することにした。
そしてやってきたのは芦辺ワールドの７名の探偵。シリーズを超えて名探偵たちがそれぞれ事件の真相に迫る。
自作の探偵たちを集めて謎を解くという話だが、芦辺作品に親しんでいる人ほど楽しめるのかもしれない。作者が楽しんで書いていることは十分に伝わってくるのだが、個人的にはこのノリについてゆけず、探偵が多すぎで互いの個性を消し合っているように感じてしまった。