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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2009.8
- 出版社: 早川書房
- サイズ:18cm/350p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-15-209059-1
紙の本
夏への扉 新訳版
著者 ロバート・A.ハインライン (著),小尾 芙佐 (訳)
ぼくが飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じていると信じているのだ。そしてこのぼくもまた、ピートと同じよ...
夏への扉 新訳版
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商品説明
ぼくが飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じていると信じているのだ。そしてこのぼくもまた、ピートと同じように“夏への扉”を探していた—『アルジャーノンに花束を』の小尾芙佐による新しい翻訳で贈る、永遠の青春小説。【「BOOK」データベースの商品解説】
ぼくが飼っている猫のピートは、冬になると「夏への扉」を探しはじめる。家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じていると信じているのだ。そしてこのぼくもまた、ピートと同じように「夏への扉」を探していた−。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ロバート・A.ハインライン
- 略歴
- 〈ロバート・A.ハインライン〉1907〜88年。アメリカ生まれ。39年に「生命線」でデビューののち、次々と作品を発表。著書に「宇宙の戦士」「月は無慈悲な夜の女王」など。
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紙の本
1950年代に未来として描かれた1970年と2001年がすでに過去というややこしさが面白い。
2020/08/05 21:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
SF小説の歴史は浅いから、古典といわれるSF小説も1950年~70年代あたりに描かれたものが多く、それらを時々紐解けば、「物語の未来」が、「現実世界ではもうとっくに過去」という現象しきり。しかし、そこが古いSF作品を読む楽しさでもある。
本作は、子供の時、福島正実訳で読んで、発明家である主人が、才能あるのにいろいろだまされてかわいそう...みたいに思ったり、エンディング展開がロマンチックで夢中になった記憶。
大人になって再読したら、その爽やかでロマンチックなストーリーとともに、やはり、1950年代に物語の舞台として描かれた1970年にさらにその未来の2001年と、2020年になった今の過去の2001年を比較して楽しむ。そのややこしさが、実は面白かった。
紙の本
夏への扉
2023/10/29 07:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:今井 - この投稿者のレビュー一覧を見る
逆境の中の主人公が困難に立ち向かう、というのはありふれた感が否めないが、だからこそシンプルに主人公を応援してしまう。
中盤までは可哀想すぎてモヤモヤしたが、そこからはどんでん返しの連続で、読後は実に爽快だった。タイトル回収が秀逸。
紙の本
アメリカ的サクセスストーリー
2017/09/09 08:29
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
SF的要素はあくまで小道具で、中身はよくある成功物語。技術開発、会社設立、特許取得、買収。ビジネスパートナーと決裂して会社から追い出されたり、親切なお金持ちの人に出会ってビジネス拡大に成功したり。この本が書かれた時代から50年近く経っているけどやっていることは今と全く変わらない。自分の判断力と運を信じて慣例や権威に反発するのは、きっと彼の地では良しとされる姿勢なのだろう。機関の担当者に規則を曲げさせるのはどうかと思うけど。