サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

  1. hontoトップ
  2. 本の通販
  3. 小説・文学の通販
  4. 小説の通販
  5. 早川書房の通販
  6. 図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語の通販

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 3.7 57件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.10
  • 出版社: 早川書房
  • サイズ:20cm/322p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-15-208965-6

紙の本

図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語

著者 ヴィッキー・マイロン (著),羽田 詩津子 (訳)

子ねこが、幸せをはこんできた!返却ボックスから救いだされやがて人びとを魅了した「図書館ねこ」が教えてくれたこととは?全米で注目の感動エッセイ。【「BOOK」データベースの...

もっと見る

図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語

税込 1,676 15pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

子ねこが、幸せをはこんできた!返却ボックスから救いだされやがて人びとを魅了した「図書館ねこ」が教えてくれたこととは?全米で注目の感動エッセイ。【「BOOK」データベースの商品解説】

ある冬の朝、アメリカの小さな町の図書館で返却箱から救出された瀕死の子猫は、町の人々を癒し、やがて世界で知られる「図書館ねこ」となった−。一生をともに過ごした図書館司書が、その様子を愛情をこめて綴る。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ヴィッキー・マイロン

略歴
〈ヴィッキー・マイロン〉1948年米国アイオワ州生まれ。マンカト州立大学とエンポリア州立大学で図書館学・人類学などを修める。スペンサーの公立図書館に勤務し、副館長、館長を務めた。

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー57件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

おもわぬ出会いがありました

2008/10/27 21:31

18人中、18人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今年の読書週間(10.27~11.9)のテーマは「おもわぬ出会いがありました」。まさにそんなコピーと同じ思いをこの本で味わうことができたのを、奇跡のように感じている。私は猫が好きではない。ただ「図書館ねこ」という言葉に興味をもっただけだった。書店に並んだ猫のデューイを描いた装丁が魅力的だったにしろ。むしろ今は「図書館ねこ」のデューイが優しい鳴き声で私を呼んでくれたのかとさえ思っている。このような「おもわぬ出会い」があるから、本を読むのは楽しいのである。
 「おもわぬ出会い」といえば、著者のマイロンさんと猫のデューイの出会いも物語のように劇的である。先に言っておくと、この本に書かれていることは事実である。事実は小説より奇なり、という使い古された言葉があるが、もしかするとある事実をごくつまらないちっぽけなことにしてしまうのも、夢のような物語にしてしまうのも、その人次第ではあると思う。そして、マイロンさんはデューイとの出会いを奇跡の物語にしてしまったのだ。
 アイオワ州の北東部にあるスペンサーは、トウモロコシ畑に囲まれた、小さな町である。マイロンさんはその町の公共図書館の女性館長だった(今はすでに退職されている)。1988年の寒い朝、彼女は図書館の返却ボックスの中で寒さに震えていた一匹の子猫に出会う。それがのちに「図書館ねこ」となるデューイとの出会いだった。彼(子猫は雄猫だった)は捨てられたのかもしれないし、寒い夜をしのげるように図書館の返却ボックスにいれられたのかもしれないが、いずれにしても小さな町ながらも公共図書館のありかたを真剣に考えていたマイロンさんと出会ったのは彼(もちろんデューイのこと)にとっても奇蹟だったに違いない。
 ここに書かれているのは、そうして命びろいをしたトラねこの話ではない。本書の副題にあるように、図書館に住むようになったデューイ(彼の正式な名前はデューイ・リードモア(もっと本を読もう)・ブックス。なんて素敵な名前だろう)が、小さな町を幸せにする話なのだ。映画の話をしているのではない。彼は何も魔法を使わないし、人の言葉を話したわけでもない。ただ毎朝図書館に来る人を優しく迎えただけであり、誰へだてなく擦り寄り、膝にのぼっただけなのだ。ではどうして町を幸せにできたのか。そのことをマイロンさんをこう書いている。「デューイは改めて、スペンサーが他とちがう町だと思い出させてくれた。わたしたちはお互いに気づかいをした。ささいなことを大切にした。人生は量ではなく質だということを理解していた」(170頁)
 繰り返すが、これはハリウッドの夢物語ではない。トウモロコシ畑に囲まれた小さな町に起こった真実なのだ。今の日本で都市と地方の格差の問題は深刻だ。でも、この本を読めば、私たちが何をしないといけないのかがわかる。自分たちの町に誇りをもつことだ。そして、同じようなことが著者のマイロンさんの生き方にもいえる。この本の魅力はもちろんデューイの可愛いさにおうことが多いが、アルコール依存症の夫との離婚やシングルマザーとしての子育ての困難さや乳がんの苦しみといった難題を幾重にも抱えながら、それでも図書館館長としての仕事をやりぬく彼女の、生き方の素晴らしさに誰もが胸打たれるにちがいない。
 マイロンさんは書いている。「いちばん大切なのは、あなたを抱きあげ、きつく抱きしめ、大丈夫だといってくれる人がいることなのだ」(318頁)。マイロンさんにとってデューイはそんな猫だったのだ。デューイにとってマイロンさんはそんな女性だったのだ。そして、スペンサーの町の人にとっても、デューイは、そんな奇跡のような「図書館ねこ」だったのだ。
 鼻の奥がツンとして涙を少し滲ませながら、表紙の絵のデューイにそっとつぶやいて本を閉じた。「おもわぬ出会いは、とっても素敵でした。ありがとう」

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

表紙のねこと目が合って、連れて帰ったら・・・

2008/12/01 21:52

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

時間調整のために偶然寄った本屋だった。

ふらふら歩いていてふと平積みの本に目をやると、ねこがいた。

本に前足を乗せたねこがこっちを見ていた。

といっても本当のねこではなくて、本の中のねこである。

「図書館ねこ」と書いてあった。

名前までデューイ十進分類法から取っている、
生粋の図書館住まいのねこのようだ。

帯には、「子ねこが、幸せをはこんできた!」とある。

私の好きなものやテーマとしている言葉まで入っているものだから、
これは呼ばれているだろうということで連れて帰ったのだった。

***

デューイは、1988年のある寒い日の朝、アイオワ北西部の町スペンサーの
公共図書館の返却ボックスの中で見つかった。

発見したのは、この図書館の館長のヴィッキー。

そのねこ、デューイ・リードモア・ブックスは、一度の脱走を除いては、
以後18年間図書館の中で生活していくことになる。

この本ではデューイを中心に図書館をめぐる人間模様や時代背景が
語られていく。

デューイは、人間が好きで、存在そのもので人や場を癒す力を持っていた。

図書館で何か具体的な仕事をするというのではないけれど、
誰もが彼と過ごすことを楽しみ、それによって皆が幸せを感じるという
存在だった。

その人が打ちのめされているとき、必要としているとき、
自然とその人のそばにいるということができるねこだった。

図書館長のヴィッキーは、多くの苦難を経験してきた女性でもある。

出産の際の医師の不手際により24歳で卵巣と子宮を摘出されてしまう。
28歳でアルコール中毒の夫との離婚し、シングルマザーとして娘を育て、
福祉の援助を受けながら大学で図書館学と人類学を修める。
32歳でスペンサー公共図書館に勤務し、
34歳から5年間は副館長、館長になるために修士号を取り、
館長を20年間務めた。

図書館に勤めてすぐに弟をがんで失い、兄は精神疾患が元で自殺をし、
自身は乳がんで両乳房を失う。仕事に忙しかった時期は娘との関係が
うまくいかなかったこともある。

そういったことに彼女は向き合い、不屈の精神で乗り越えてきた。

この本の最後で、彼女は、どんなに不幸なことがあっても、
「いちばん大切なのは、あなたを抱きあげ、きつく抱きしめ、
大丈夫だといってくれる人がいることなのだ」と述べている。

さらに、彼女は、自分がそれをデューイのためにしてきたと思っていたし、
そのことを本に書こうと思っていたのだが、
それは真実の一部であるということに気がついたと述べている。

彼女が認識している真実はこうである。

「本当の真実は、あの長い歳月、つらい日も、楽しい日も、人生という
本物の本のページを埋める記憶すら残らない日も、
デューイは私を抱きしめていてくれたのだ。」

「デューイは今もまだ、わたしを抱きしめている。
だから、ありがとう、デューイ。ありがとう、感謝している。
あなたがどこにいようとも。」

震えが止まらなかった。

私は、この本を表紙で選んだのに、答えが書いてあったからだ。

私がこの半年で学んだことがこの本の最後の1ページすべて入っていた。

誰かに何かをしたとき、人は自分が与えたと思うだろう。

だけどそれは、事実の半分だ。

与える人は、必ず同時に受け取っているはずなのだ。

おそらく、ハグをした者同士、実際のハグも心のハグもそうだけど、
それはお互いに何かを与え、受け取っているのだ。

そして、心からのハグを交わした存在とは、
たとえ片方が肉体を失ったとしても永遠につながっているのだと思った。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

人生に舞い降りた、猫のかたちをした天使

2009/11/03 12:54

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

1988年、零下15度の朝、アイオワ州の
小さな町スペンサーに、神さまが贈り物を届けました。
町立図書館の返却ボックスに、
小さな赤茶色のねこが入れられていたのです。
それが図書館ねこデューイ。

人好きで、気立てがよく、ハンサムなねこ。
彼をボックスから救い出した館長であり、
この本の著者ヴィッキーは、一目で虜になりました。
それは図書館のスタッフや利用者のほとんどにおよび、
「わたしは彼と特別の関係なの」と誰もがこっそり感じていました。

デューイは誰にも平等に体を摺り寄せ、
その後、誰かの膝の上で眠ります。
書棚の上やなかを自由に行き来し、時には眠ります。
返却された本を棚に戻すためのカートの上や
税務関連の書類箱が大好き。
彼には「リードモア・ブックス」と名字がつけられました。

図書館を訪れる人の寂しさを癒し、勇気を与え、
時には障碍のある子どもの心を開く。
彼の噂は新聞やラジオを通して、州内に、アメリカ中に、
そして海外へと広がり、その感動は人々の心を満たします。
(日本からは間抜けなテレビクルーが訪問)

光を人々にもたらしましたが、
特にヴィッキーにとって、かけがえのない存在です。
彼女は22歳でアルコール中毒の男と結婚。
出産の後、医療ミスで子宮と卵巣を摘出。
また弟や兄に死が訪れます。
彼女は諦めず、病後の体を抱えながら、娘のジョディを育てます。
福祉からの援助で大学に通い、32歳のとき、最優等で卒業。
図書館学の学位を取得し、図書館に就職。
5年後には館長となり、資格取得のために
大学院に通い始めます。そんな時、デューイと出会います。

その後も、病が彼女を襲い、
娘とはうまくいっていませんでしたが
デューイは彼女の闇に光を射したのでしょう。
彼がなにかを語りかけたわけではない。
なにかをしたわけではない。
でも、彼の存在はその時に必要なものでした。

ただそばにいるだけで動物から癒される。
そんな経験を持つ人には、涙を禁じえない物語。

また、メリル・ストリープ主演での映画化が決まっています。


このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。