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商品説明
名前をつける、黙る、恥じるなどの切り口から、私たちと詩とのあいまいなかかわりの始まりを確認し、萩原朔太郎、谷川俊太郎など教科書の詩人の作品の読みどころを考える。言葉を味わう感性のレッスン。【「TRC MARC」の商品解説】
名前をつける,数え上げる,恥じる,などの切り口から日常に詩のタネを探してみよう.萩原朔太郎,伊藤比呂美,谷川俊太郎といった教科書の詩人のここを読んでみよう.詩的な声に耳を澄ませば,私たちと世界の関係がちがったふうに見えてくる.言葉の感性を磨くレッスン.【商品解説】
目次
- はじめに――詩の「香り」にだまされないために
- I 日常に詩は“起きている”――生活篇
- 第1章 名前をつける――阿久悠「ペッパー警部」,金子光晴「おっとせい」,川崎洋「海」,梶井基次郎「檸檬」ほか
- 第2章 声が聞こえてくる――宮沢賢治「なめとこ山の熊」,大江健三郎『洪水はわが魂に及び』,宗左近「来歴」
- 第3章 言葉をならべる――新川和江「土へのオード」,西脇順三郎『失われた時』,石垣りん「くらし」
- 第4章 黙る――高村光太郎「牛」
- 第5章 恥じる――荒川洋治『詩とことば』,山之口貘「牛とまじない」,高橋睦郎「この家は」
- II 書かれた詩はどのようにふるまうか――実践編
- 第6章 品詞が動く――萩原朔太郎「地面の底の病気の顔」
- 第7章 身だしなみが変わる――伊藤比呂美「きっと便器なんだろう」
著者紹介
阿部 公彦
- 略歴
- 〈阿部公彦〉1966年横浜市生まれ。ケンブリッジ大学大学院博士号取得。東京大学文学部准教授。現代英米詩専攻。「文学を〈凝視する〉」でサントリー学芸賞受賞。
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