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- カテゴリ:一般
- 発売日:2011/09/30
- 出版社: 新潮社
- サイズ:20cm/215p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-10-357203-9
読割 50
紙の本
評伝野上彌生子 迷路を抜けて森へ
著者 岩橋 邦枝 (著)
【紫式部文学賞(第22回)】【蓮如賞(第13回)】生涯現役、60代で恋をし、99歳にしてみずみずしい小説を書いた野上彌生子。死の瞬間までアムビシアスでありたいと願った彌生...
評伝野上彌生子 迷路を抜けて森へ
【期間限定価格】評伝 野上彌生子―迷路を抜けて森へ―
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商品説明
【紫式部文学賞(第22回)】【蓮如賞(第13回)】生涯現役、60代で恋をし、99歳にしてみずみずしい小説を書いた野上彌生子。死の瞬間までアムビシアスでありたいと願った彌生子の生きざまに迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
野上弥生子さんの晩年の私生活情景
2014/02/15 16:36
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投稿者:泉佐野のだんな - この投稿者のレビュー一覧を見る
野上弥生子さんの作品は「迷路」をはじめ「真知子」「海神丸」などや随筆を岩波文庫本で読んでいた。また、中公文庫の「秀吉と利休」に親しむなど近しい作家である。そんな体験もあって、全集本を買って驚いた。膨大な日記が残されてあるのだ。もちろん読んでいない。
わたくしはこの評伝の作者が丹念に日記をも読み込み、この稀代の作家の晩年の生活が活写されている。哲学者田辺に師事したことからプラトニックラブへと進展したこともこの本を読んで初めて知った。田辺元の高弟の評論家の唐木順三との往復書簡集をたまたま最近購入していたので、驚いた。唐木順三さんは野上弥生子さんが秀吉と利休を執筆する際にいろいろな資料を提供したという。
こんな情報がお面白く楽しく思われた。
この時代の何と知的レベルの高い文化人の交流の一端をうかがい知ることができて、うらやましく思ったことだ。