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紙の本
遠くの声に耳を澄ませて (新潮文庫)
著者 宮下 奈都 (著)
端々しい感性と肌理細やかな心理描写で注目される著者が紡ぎ出す、ポジティブな気持ちになれる物語。看護師、会社員、母親。その淡々とした日常に突然おとずれる、言葉を失うような、...
遠くの声に耳を澄ませて (新潮文庫)
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商品説明
端々しい感性と肌理細やかな心理描写で注目される著者が紡ぎ出す、ポジティブな気持ちになれる物語。看護師、会社員、母親。その淡々とした日常に突然おとずれる、言葉を失うような、背筋が凍るような瞬間。どん底の気持ちを建て直し、彼らが自分ひとりで人生に決断を下すとき何を護り、どんな一歩を踏み出すのか。人生の岐路に立つ人々を見守るように描く、12編の傑作短編集。【「BOOK」データベースの商品解説】
看護師、会社員、母親。その淡々とした日常に突然おとずれる、言葉を失うような、背筋が凍るような瞬間。彼らが自分ひとりで人生に決断を下すとき、何を護り、どんな一歩を踏み出すのか。12編を収録する短編小説集。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
アンデスの声 | 9−29 | |
---|---|---|
転がる小石 | 31−51 | |
どこにでも猫がいる | 53−73 |
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紙の本
ちょっとした「ほっ」がもらえる
2019/09/07 09:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
12の短篇を全部つなげてひとつの長篇と見てもさしつかえない。
起承転結とかないけどね。
あの話に少し出てきた人が、別の話ではけっこうだいじな役をする。
またほかの話では、陰の最重要人物だったりする。
あの話にちらっと出てきたあの子が、別の話で個性豊かに描かれる。
あの話で落ち込んでいたあの人が、また別の人と旅をして、幸せの予感に包まれる。
「ほなの」という情感あふれるひとことを残したあの子は、別の話の語り手であって、また別の話では地元に根を下ろして花嫁になる。
すべての話が人と人とでつながっている。
最後の短篇の最後のページは、空を見る場面でした。
どこかの病院の屋上。
人生の交差に少し疲れた医師と看護師が、
それぞれにリセットしたくて屋上にいる。
「夕焼けの雲は川の向こうの空に浮かんでいる。あの空の下でもこの街と同じように人々が生きて暮らしている。」
と、思いにふけっていると、院内専用携帯が鳴る。
「呼ばれちゃった」という医師に、看護師が
「よかったですね、夕焼けが終わってからで」といって微笑む。
そう、しんどいことはあっても、なにかほっとできることがあれば、やっていける。
ちょっとした「ほっ」をくれる短篇集です。
紙の本
収斂していく12編
2020/05/26 22:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
バラバラに見える短編が、時折繋がっていて面白いです。旅が共通のテーマになっていますが、残された人たちの心境も繊細に描かれていました。
紙の本
ふわふわ
2022/02/09 05:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容がふわふわしていて、どこか掴み所がありませんでした。もう少し芯の強い作品なら読み応えがありました。
紙の本
解説に感謝
2012/11/06 00:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤエチン25 - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物がちょっとずつ重なっている連作短編集のような感じなんですが、読んでるときは全部がつながらず、解説の説明をみてスッキリしました。