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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2008/03/26
  • 出版社: 小学館
  • サイズ:20cm/172p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-09-386209-7

紙の本

こうふくあかの

著者 西 加奈子 (著)

お前は誰だ。俺の子ではない、お前は誰だ。39歳。男は、妻から妊娠を告げられた。それが、すべての始まりだった。30年の時間が流れた。【「BOOK」データベースの商品解説】女...

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こうふくあかの

税込 1,320 12pt

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商品説明

お前は誰だ。俺の子ではない、お前は誰だ。39歳。男は、妻から妊娠を告げられた。それが、すべての始まりだった。30年の時間が流れた。【「BOOK」データベースの商品解説】

女は、穴である。笑いながら、泣きながら、求めながら、受け入れながら、あきらめながら、焦がれながら、生きている−。39歳、男は、妻から妊娠を告げられた。それがすべての始まりだった…。【「TRC MARC」の商品解説】

ふたつの物語が、交互に描かれていく。ひとつは、結婚して12年、39歳の調査会社中間管理職の「俺」の妻が、ある日、他の男の子を宿す話。もうひとつは、2039年、小さなプロレス団体に所属する無敵の王者、アムンゼン・スコットの闘いの物語。39歳の「俺」は、しだいに腹が膨れていく妻に激しい憤りを覚えながらも、その様子を見続ける。生まれてきた子の肌の色は黒く輝いていた――。王者、アムンゼン・スコットは、物語の最後、全くの新人レスラーの挑戦を受ける。その男のリング・ネームはサミー・サム。肌の色は黒く、その隆々たる体躯は、チャンピオンを思わぬ窮地に追い込む。リングサイドでは、ひときわ声を嗄らして応援する老いた男がいた。時を隔てて、ふたつの物語が響きあう。【商品解説】

著者紹介

西 加奈子

略歴
〈西加奈子〉1977年テヘラン生まれ。大阪出身。2004年「あおい」でデビュー。「通天閣」で織田作之助賞受賞。他の著書に「きいろいゾウ」「こうふくみどりの」など。

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評価内訳

紙の本

赤い道の話。

2021/08/14 22:06

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投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る

西加奈子さんは、性の話をするのが本当にうまいと思う。うまいというのは、男女どちらの側に立つこともせず、ただ客観的に何ができるのかできないのか、それによって発生しうる感情を小説の中で読ませてくれるところだ。今回は、あえて女性を否定する主人公(男性)が、なんとも言葉にし難い感情を持って生きていく姿を描いている。

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2008/04/07 01:08

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