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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 166件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.3
  • 出版社: 集英社
  • サイズ:20cm/194p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-08-771395-4

紙の本

ワーカーズ・ダイジェスト

著者 津村 記久子 (著)

32歳は、欲望も希望も薄れていく年だった。けれど、きっと悪いことばかりじゃない。重信:東京の建設会社に勤める。奈加子:大阪のデザイン事務所に勤め、副業でライターの仕事をこ...

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ワーカーズ・ダイジェスト

税込 1,320 12pt

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商品説明

32歳は、欲望も希望も薄れていく年だった。けれど、きっと悪いことばかりじゃない。重信:東京の建設会社に勤める。奈加子:大阪のデザイン事務所に勤め、副業でライターの仕事をこなす。偶然出会った2人は、年齢も、苗字も、誕生日まで同じ。肉体的にも精神的にもさまざまな災難がふりかかる32歳の1年間、ふたりは別々に、けれどどこかで繋がりを感じながら生きていく—。頑張るあなたに贈る、遠距離“共感”物語。【「BOOK」データベースの商品解説】

【織田作之助賞(第28回)】32歳は欲望も希望も薄れていく年だった…。偶然出会った重信と奈加子は年齢も苗字も誕生日まで同じ。別々に、けれどどこかで繫がりを感じながら生きていく2人の1年間を描く。『小説すばる』掲載の表題作ほか全2作を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

ワーカーズ・ダイジェスト 5−154
オノウエさんの不在 155−194

著者紹介

津村 記久子

略歴
〈津村記久子〉1978年大阪市生まれ。大谷大学文学部国際文化学科卒業。「ミュージック・ブレス・ユー!!」で第30回野間文芸新人賞、「ポトスライムの舟」で第140回芥川賞を受賞。

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書店員レビュー

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ジュンク堂書店岡山店さん

 読書と言う行為が、非現実を楽しむものだとしたら、この作品はその目的に完全に逆行しているように思う。31歳から32歳になる1年間を生きる男女の日常が、大したドラマもない日常が、本当に淡々と描かれている――あえて言い切ってしまうと――“だけ”だ。それでもその“だけ”を読ませる物語にしてしまうのが津村記久子という作家の力なのだろう。
 同世代の者からすると、共感ポイントが多すぎて困ってしまうくらいで、生活環境の良く似た人の日記でも読んでいるような気分になる。些細な出来事のディティールや、ふとした瞬間に思ってしまう言い訳、思わず口をつく言葉など、どれもが同じ時代を生きる人ならば通じるところがあるのではないだろうか。
 30代という大人の自分に馴染みきれない、食うには困らないけど充実感は薄い、このままでいいのかという気持ちと、これでよいのだと納得できる材料を両手に抱えて、どちらをテーブルに置くか毎日迷っている――そんな人ならば読んでほしい。きっとこの物語の中にもあなたがいる。決して励ましてはくれないが、まあ独りではないかと一息つけるはず。(自然科学担当 加藤)

みんなのレビュー166件

みんなの評価3.5

評価内訳

紙の本

小さなしんどさと、ちょっと嬉しいことが重なりあう日常

2011/04/19 17:37

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

奈加子は10年付き合った孝と別れたばかりで
肌のシミや厄年が気になります。
デザイン会社で編集をしながら
副業でフリーライターをやっています。

同じ年の会社の友だちが結婚を焦るものの
奈加子はその気にもなれず
体の疲れはなかなかとれなくなっています。

重信は、大阪支社で欠員が出たため
東京から転勤してきます。
実家に帰るものの、居場所はなくなり
中途半端な感じで暮らしています。

仕事では、建設中のマンションをめぐって
近隣の住民からのクレーム電話に悩まされます。
恋愛どころか性欲さえも湧かないこの頃です。

すごく大きな事件はないものの
小さな「しんどさ」が重なる日常に
ちょっとだけハイになれるような出来事があり
それで生きていける。
すっごくよくわかります。

それが奈加子、重信という男女に
性差なく平等に訪れるおもしろさ。
「性」が希薄でありながら、でも周囲の勝手な思い入れに
翻弄させられ、やっぱり性を意識させるのも
普段は忘れている自分の性を
ふとした時に意識するのと似ています。

この二人がなかなか再会しないのも
もどかしく、でも楽しみに読めます。

「オノウエさんの不在」は、若手のサカマキの視点で
会社内のパワーバランスや出世を描きます。
新入社員時代にお世話になった
頼れる先輩「オノウエさん」が会社内で干されている
という噂が、サカマキには信じられません。

調子のいい同期のシカタに振り回されながらも
サカマキは、オノウエさん情報を求め
総務の地味な先輩(でも年齢は1コ下)のしぎ野さんと
たびたび会うようになります。

オノウエさんは最後まで登場しないのですが
サカマキの回想の中の彼は、いい感じです。
学閥も派閥も所属せず、飄々と面倒なことをやりすごし
仕事はきっちり仕上げていきます。

みんな、ちょっとずつ成長していく姿がすがすがしい。

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紙の本

働くことの意義を考えさせられる作品。

2011/11/25 23:23

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

津村さんお得意のリアルな会社員小説ですが、本作は男性が読んでも女性が読んでも同じぐらい共感できるように、敢えて同じ年で同じ姓の主人公を2人登場させてます。
少し字余り的な説得力のある文章は読者にとっても心地良く、読み終えて日頃のイライラが緩和され、辛いのは俺(私)だけじゃないという気にさせてくれること請け合いの一冊です。

初出 小説すばる。

芥川賞作家である津村さんの作品は『ポトスライムの舟』と『八番筋カウンシル』に次いで本作で3冊目ですが、本作が一番上手く書けてるような気がします。

男女の主人公の様子が交互に書かれている本作、働いているといろいろありますよね。
ひとことで言えばそういう読者の気持ちを代弁してくれる作品です。
2人の佐藤さんの名前は奈加子と重信。
奈加子はお肌のくすみが気になり、重信は薄毛が気になっています。
2人とも不器用ですよね。
32歳の2人は会社でも微妙な位置で、奈加子は同僚のあいだとの気持ちのわだかまり、重信はクレーマーへの対応。
その2人が序盤に仕事上で出会います。

津村さんの持ち味は“適度にユーモラスで、適度にグッとくる”ところだと思うのですが、作者の特徴がよく表れた作品だと思います。

そして舞台がほとんど大阪なのです。だから関西人は親近感を持って読めます。
とりわけカレー好き、ヨーロッパサッカー好きには(笑)まあ読んでのお楽しみですね。

まあこの作品ほど働くことの意義を考えさせられる作品はないと思います。
たとえば少しでも現実逃避という気持ちを持って、この作品に取りかかった読者がいればそのリアルさに仰天するでしょう。
私はまるで作者が“どんな理不尽なことがあっても人生慌てず焦らずに生きなさい”と教授してくれているような作品に感じられました。

最後にこの作品は恋愛小説的側面はほとんどありません。
そこで敢えて発展的に捉えてみますね。
読者にとっては2人の佐藤さん、前述したように序盤でちょっと会って最後に再会するのですが、2人のその後の幸せを願って本を閉じられた方が多いのだと思います。
私は2人が悩みながらも前向きに生きているから、そのご褒美として再会できたと捉えております。
作者の計らいに感謝したいです、でもちょっと飛躍して考え過ぎかな(苦笑)

短編の「オノウエさんの不在」も学閥から外れている主人公が、先輩をリスペクトしている気持ちが伝わってよく書けてると思います。

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2011/08/02 01:06

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2011/04/24 10:19

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2011/04/04 22:08

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2011/04/14 12:09

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2011/08/28 22:52

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2011/04/24 12:26

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2011/04/17 12:28

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2011/05/06 20:37

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2011/04/24 20:58

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2011/05/01 11:13

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2011/05/14 16:02

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2011/05/08 17:45

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2011/05/29 21:59

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