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紙の本
素晴らしき哉、フランク・キャプラ (集英社新書)
著者 井上 篤夫 (著)
今なおスピルバーグやスコセッシをはじめとする映画人から敬愛され、色褪せることのないフランク・キャプラの映画の魅力に迫る。イントロダクションに、山田洋次監督の特別談話「映画...
素晴らしき哉、フランク・キャプラ (集英社新書)
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商品説明
今なおスピルバーグやスコセッシをはじめとする映画人から敬愛され、色褪せることのないフランク・キャプラの映画の魅力に迫る。イントロダクションに、山田洋次監督の特別談話「映画の噓」を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
井上 篤夫
- 略歴
- 〈井上篤夫〉1947年岐阜県生まれ。早稲田大学文学部中退。作家。ハリウッド映画に通暁する。著書に「ポリティカル・セックスアピール」「追憶マリリン・モンロー」「志高く」など。
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著者/著名人のレビュー
大学時代、京都・百...
ジュンク堂
大学時代、京都・百万遍の交差点近くに「STATION」というレンタル・ビデオ屋があった。エットーレ・スコラやケン・ラッセル、バスター・キートンをプッシュする奇特な店だったが、そこでの店イチオシが「素晴らしき哉、人生!」だった。フランク・キャプラとの出会いはまさにあそこだ。
「或る夜の出来事」でスクリューボール・コメディを牽引しながら、その後の「オペラ・ハット」「我が家の楽園」「スミス都へ行く」「群衆」「毒薬と老嬢」と続く作品群はその人間賛歌が時代によって古臭く受け止められた。ルビッチやプレストン・スタージェスに比べて評価が低いが、テーマのみならずそのスピーディーな展開の妙は監督の作家性が見出される。
赤狩りで干されるが、その前から時代に見放されたキャプラ。彼のアメリカン・ドリームは短かったが、その目指す正義は古びない。「群衆」のジョン・ドーが伊達直人で模倣されるように、「素晴らしき哉、人生!」の決して絶望しない人生賛歌を今見直そう。クリスマス映画と限定するのは勿体無い。ジェームズ・スチュアートはヒッチコックやアンソニー・マンの映画に劣らず素晴らしい。
黒書店員 D