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- カテゴリ:中学生 高校生
- 発売日:2021/10/28
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/206p
- 利用対象:中学生 高校生
- ISBN:978-4-06-524081-6
読割 50
紙の本
ポーチとノート
著者 こまつ あやこ (著)
高校生の未来が机の引き出しにしまっている、その時感じた気持ちを綴った水色のノートと、まだ一度も使われたことがない生理用品の入ったポーチ。誰にも言えない体の悩みを抱えていた...
ポーチとノート
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商品説明
高校生の未来が机の引き出しにしまっている、その時感じた気持ちを綴った水色のノートと、まだ一度も使われたことがない生理用品の入ったポーチ。誰にも言えない体の悩みを抱えていた未来がある日恋に落ちて…。【「TRC MARC」の商品解説】
2019年度の中学入試で最多出題作となった『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』で講談社児童文学新人賞を受賞、『ハジメテヒラク』で第54回日本児童文学者協会新人賞を受賞したこまつあやこ氏、待望の3作目。
未来の机の引き出しに入っているのは水色のノート。中学の頃からその時感じた気持ちをこっそりと綴っていた。そして、もう一つは10歳の時にプレゼントされたのにまだ一度も使われたことがない生理用品の入ったポーチ。
誰にも言えない体の悩みを抱えていた未来がある日恋に落ちて……。
「数日前に、未来ノートに綴った言葉をこっそり思い出す。
ねえ今は
同じ制服を着ていても
いつかはみんな母になる?
私一人
取り残されちゃうのかな」 本文より。
埼玉県立浦和第一女子高等学校の生徒さん達からの感想
「この本は性についてだけでなく様々な悩みを持つ人への救急本になれると思う」
「どんなコンプレックスがあってもこれが私なんだよ、あなたとは少しちがうけどこれもなかなかいいじゃない?」
「ドキドキしながら読みました!自分は自分!青春の形もいろいろ!」
「多くの女子が不安に思う、体の成長を支えてくれる本!」
「保健の授業で習ったばかりで、とてもタイムリーな感じがした」
「なかなかオープンに話せない性のことを、やわらかな、でも芯のある筆で書いてあるところがよかった」
「中高生特有の焦燥感に共感」「違う境遇なのにここまで共感できたのははじめて」
「気持ち、伝わってるよ!と鼻の奥がじーんとした」
「性についてあまり考えたことがなかったが高校生のうちに読めてよかった」
「自分のことのようにとらえられて読めた、面白かった」
「生理って大事なんだなと思った。でもやはり面倒でうっとおしい存在です」
「アサエさんのような人が身近にいてくれたら。不安に押しつぶされそうな時に心が軽くなると思った」
【商品解説】
目次
- 1,アサエさんが来る
- 2,イルカの栞
- 3,コトバは∞(無限大)
- 4,暗号じゃなかった
- 5,猫はイルカに恋をする
- 6,救急本箱
- 7,二人の作戦
- 8,おみやげ
- 9,私は私なりに大事なことを
- 10,お泊り女子会
著者紹介
こまつ あやこ
- 略歴
- 〈こまつあやこ〉1985年生まれ。東京都出身。清泉女子大学文学部日本語日本文学科卒業。学校や公共図書館の司書として勤務。講談社児童文学新人賞、日本児童文学者協会新人賞を受賞。
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紙の本
10代特有の感性
2023/04/08 13:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者さんは若い方ではあるが、それでも10代特有の感性を表現できるのは素晴らしいことだと思う。
誰もが通ってきている年代であるのに、年を経るにつれて忘れるのかわからなくなっていくのか、世代間格差を感じるようになるもの。
さらに、この年代に今も昔も共通する悩みを、今を生きる10代の人たちが共感できるように表現するのは案外と難しいと思う。
が、日々の出来事を通じのこころのうつろいをとらえて、瑞々しくのびのびと描いていて、おとなの私も楽しめた。
性のことは10代にはとてもナーバスな話題で、今も昔もでどころの怪しい情報が学校などの狭い交友関係でまことしやかに囁かれている。
特に女子のあることないこと言う発信力はあなどれないので、相談する相手もよく選ばなければならない。
女子校は特に。
そういう中で、親友に恵まれている幸せ。
周りからはとっぴに見えても、その人自身を大切に思い、支えてくれる身近なおとな(この本では祖母)の存在。
そういうことに気づけて、無理しなくても自分なりに歩み、その歩幅と合う人と出会えればいいと吹っ切れたところに清々しさを感じた。
この本は性のことを正しく理解するきっかけを与えてくれるとともに、
人との出会いの大切さ、ステキさにも気づけるのが良いと思った。
中高生向け。
男子も読んでほしいが、表紙がちょっと女子向けかも。
紙の本
『ポーチとノート』
2021/11/29 21:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私立の女子校に通う高校2年生の未来(みく)
学校図書館に手伝いに来た司書補の大学生 保阪さんに淡い恋心を抱く
エスペラントをきっかけに保阪さんとことばを交わすようになった未来だったが、親友にも言えない体のコンプレックスがあった
ねえ今は
同じ制服を着ていても
いつかはみんな母になる?
私一人
取り残されちゃうのかな
《高校生読者から共感の嵐!》──帯の紹介文
タイトルの「ポーチとノート」は未来の鍵付きの引き出しに入っているもの
ノートは秘密の“未来ノート”、自分のさまざまな気持ちを書き留めている
ポーチは祖母のアサエさん(おばあちゃんと呼ばれるのが大嫌い)が未来の十歳の誕生日にくれたもの、中には生理用のナプキンが入っている
学校図書館とエスペラント、ポーチとノート、イルカと猫、シングルマザー……小道具も効果的、中高生特有の悩みに寄り添う“救急本”
〈今、そしてこれからの女の子たちが、自分らしく歩めますように。〉──「あとがき」より
『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』で第58回(2017年)講談社児童文学新人賞を受賞、第2作『ハジメテヒラク』で第54回(2021年)日本児童文学者協会新人賞を受賞した著者の第3作、2021年10月刊