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商品説明
死んだ人のことなんか知らない。あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない−。ある殺人事件で絡み合う、容疑者そして若き刑事の苦悩。書き下ろし長編ミステリー。【「TRC MARC」の商品解説】
東野圭吾の最新長編書き下ろしは、「家族」の物語。
「死んだ人のことなんか知らない。
あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない」
ある殺人事件で絡み合う、容疑者そして若き刑事の苦悩。
どうしたら、本当の家族になれるのだろうか。
閑静な住宅街で小さな喫茶店を営む女性が殺された。
捜査線上に浮上した常連客だったひとりの男性。
災害で二人の子供を失った彼は、深い悩みを抱えていた。
容疑者たちの複雑な運命に、若き刑事が挑む。
【商品解説】
著者紹介
東野圭吾
- 略歴
- 〈東野圭吾〉1958年大阪府生まれ。「容疑者Xの献身」で直木賞、「夢幻花」で柴田錬三郎賞、「祈りの幕が下りる時」で吉川英治文学賞を受賞。
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紙の本
あの人が若き刑事だったとは!
2019/08/03 10:02
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東野ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
令和初の新作、とてもわくわくしながら読みました。そしてまさかまさかのあの人とあの人の登場に気持ちが高揚!あっという間に読んでしまいました。不妊治療により授かれた命の行方、絡まる人々の運命、思いもかけない巡り逢い、最後まで想像がつかない展開に感無量でした。東野先生の創作精神に感謝です。
紙の本
タイトルの意味は最後に繋がる
2020/09/22 19:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は松宮刑事が主役。今度から松宮刑事シリーズになるのかな。加賀刑事とともに複雑ではない秘めた親子関係が事件解決と併行して進んでいくところが興味深い。
紙の本
タイトル通り!
2019/10/21 17:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ノッポ - この投稿者のレビュー一覧を見る
装丁も素敵で、読み終わった直後の感想はまさにタイトル通りで納得しました。
キーワードは「巡り合い」であり、人と人との巡り合い、お母さんが赤ちゃんを授かる巡り合い。その言葉の受け取り方次第で皮肉にも誤解されてしまう怖さを感じました。最後のシーンはジーンとくるものがありました。
紙の本
ちょっぴり泣かされます
2019/10/20 14:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:てくちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
松宮と母親と真次と亜矢子、萌奈と行伸と怜子と弥生と哲彦とお互いに長い糸が絡み合っているが繋がっていた。
絡み合っている糸がほぐされてすっきりしました。
紙の本
希望
2019/10/05 07:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんな事が起こって良いのだろうかと思いながら一気に読みました。前半部分の伏線によって、後半で謎だった部分が、だんだんと分かってくる展開は、期待通りでした。
紙の本
家族
2019/09/02 22:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近は「新参者」シリーズといった方が良いのか、刑事-加賀恭一郎と松宮脩平のコンビが活躍する長編。
東野圭吾さんらしい流石の読みやすさ。一気に読み終えました。
本作で感じたテーマは「家族」。ストーリーが絡みあい、悲しくも読後感は悪くない一冊でした。
紙の本
さすがだが、事件の鍵に引っかかる
2021/02/10 21:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編は多作家の東野のヒット作、加賀恭一郎シリーズの最新作である。加賀のシリーズは終了したと思っていたが、まだ続いていた。『祈りの時が幕を下ろす』は、加賀恭一郎の家族の秘密が表に出てきた。今回は従弟で警視庁捜査一課の松宮脩平の家族の秘密が表に出てきた。ということは、加賀恭一郎とも無関係ではない。
それにしても東野の作品は多い。まさに多作作家である。しかし、時代の違いもあるが、作品の質にもかなりの差がある。このシリーズは初期には取るに足りないと思わせる作風であったが、ここ数作は大変魅力があり、次回作の発表が楽しみになってきた。もう終わりだと思っていたので、望外の喜びと言っても過言ではない。
加賀もだが、松宮もきわめて頼もしい人柄に描かれており、キャラクターの魅力が全体を支配しているようだ。東野の人気はこういうところにあると思う。2人とも警視庁捜査一課に所属する刑事だが、加賀の方がキャリアがあって、松宮を指摘にも指導している。加賀は警視庁管内の所轄をいくつか経験している。
事件の焦点になるテーマがやや安易だと感じた。人工授精とその操作にミスがあった点であるが、もちろん可能性がないわけではないが、それを事件の鍵にするのは興覚めであった。もっとも、殺人事件の鍵などはどこにでもあるわけではなく、極めてまれである。そうでなくてはこの社会は大変なことになろう。
その点だけが心残りだが、それ以外は松宮の家族的なつながりを含めて、さすがに東野作品であった。次回もよろしくと言いたい。
紙の本
よく練られたストーリー
2022/08/06 08:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
中年夫婦が2人の子どもを地震で亡くす場面から始まり、カフェの女性オーナーが殺されているのが発見され、その犯人を突き止めるというストーリー。加賀刑事のシリーズなので楽しみに読み始めましたが、伏線までよく練られていて破綻なく最後まで持って行けていて、期待した以上に面白かったです。
紙の本
加賀さん従弟の松宮くんメイン
2021/02/10 10:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はいね - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めて「あ!これ加賀さん!(好き)」と思ったけど従弟の松宮くんメインだった~。
前作(覚えてないけど)で少し成長したなぁ(上から目線)と思ったのは記憶にある。
後半の多由子の流れも、そうだろうと思ったけど何とも言えない・・・人間とは愚かな生き物だ。
人を殺めてしまうという行為全てが「心神耗弱」の状態なのだから後で判定するものではないとやはり思ってしまう。
真次と克子は知った時点で一緒に歩めなかったのだろうか・・・
紙の本
家族の物語
2020/03/25 06:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
加賀恭一郎シリーズだが本書の主人公は加賀の甥の松宮修平
ある殺人事件と松宮修平の出生の秘密のストーリーが平行して進む。
最初のうちはふたつのストーリーが交錯するのでとまどったが、最後は「そういう事だったのか」と納得した。
殺人事件の犯人は中盤に判明。
問題は動機。
完全に自白していないようなので松宮は捜査を続ける。
その中で自らの出生に向き合う。
やや都合がよすぎると思う部分も多いがそれでも読ませてしまうのは東野さんの力だと思う。
紙の本
人と人とのつながりを考えさせられる1冊
2020/03/22 13:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
カフェを営む女性が刺殺された。その女性には子どもをめぐる複雑な事情があった。
子どもをめぐって様々な境遇の人の人生が交差する物語で、題名の希望の糸の意味がわかったときとても温かい気持ちになった。
子どもはたしかに希望の光であり尊いものだが、子どもがいないということに固執しすぎて目の前の幸せに気づけないことがこの物語の悲しい結末を招いた。
近くにいる人を信じて、ないものを嘆くのではなく、自らの今ある幸せを大切にすること、また様々な人とのつながりを大事にして生きていくことこそが豊かな人生につながるのだと感じた。
紙の本
希望は誰にとってか?
2019/12/13 19:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めと終わり、さてこの話の主人公は誰かと考えた時、車の両輪かと思った。東野圭吾さんの小説は「家族」を題材にしたものが多いが、ここでも、親子の関係が根底として存在する。そこに男が存在し、女が存在して複雑に絡み合う。だから表紙の糸は「赤」かと、変に納得をした。糸がまるで血管に見えるのは私だけだろうか?
そう考えてみれば、タイトルといい、なかなか意味深長だ。
紙の本
加賀さんのシリーズでした
2020/04/06 10:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
知らずに読み始めて、あれ、そうだったのか、と。
加賀さんといい松宮さんといい、複雑というか
一癖二癖ある家庭ですねえ。