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紙の本
ヒゲの日本近現代史 (講談社現代新書)
著者 阿部 恒久 (著)
ヒゲの有り/無しは時代を映す鑑。ヒゲに関する言説とともに、どんなヒゲがどの程度あったかという実態についても取り上げ、主として男性史の観点から日本近現代のヒゲの歴史をつづる...
ヒゲの日本近現代史 (講談社現代新書)
ヒゲの日本近現代史
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商品説明
ヒゲの有り/無しは時代を映す鑑。ヒゲに関する言説とともに、どんなヒゲがどの程度あったかという実態についても取り上げ、主として男性史の観点から日本近現代のヒゲの歴史をつづる。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
阿部 恒久
- 略歴
- 〈阿部恒久〉1948年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。共立女子大学国際学部教授。著書に「近代日本地方政党史論」など。
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電子書籍
大真面目にヒゲを論じる
2017/11/14 18:22
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投稿者:マラソン先生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒゲの有り/無しや、その形状から時代の移り変わりを追い、ヒゲの持つ意味や「ヒゲをめぐる状況が変化する4つの要因」を考察しています。豊富な先行研究と、地道な筆者の調査に裏付けされており、新書の手軽さと「研究」とも呼ぶべき重みの両方が味わえます。特に、「総合雑誌『太陽』掲載写真の分析」には筆者の熱意を感じます。「日本近現代史」に焦点を当てていますが、前近代にも簡単に触れられています。また、宗教や民族との関連は、冒頭では触れられているものの、本編にはほとんど出てきません。現代のパートには「無精ヒゲ風の流行」「ヒゲ訴訟」「ツルン」など興味深い話題が多く、最後まで飽きません。一方で、こちらも歴史的な視点で書かれているので、ファッションとしてのヒゲについて記述が厚いわけではありません。
タイトルおよび帯が、実際の内容と合わない本も少なくない中、こちらは文句なしの1冊です。