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紙の本
花に嵐の喩えもあれど (講談社X文庫 white heart 魍魎の都)
著者 本宮 ことは (著)
九七九年皐月、花匂う平安の都は夏の訪れを迎えていた。気の早い忘れ草が咲き誇る諾子の邸を訪れた頼光四天王の一人、碓井貞通が花を所望する。「忘れたい恋の思い出でもあるの?」と...
花に嵐の喩えもあれど (講談社X文庫 white heart 魍魎の都)
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商品説明
九七九年皐月、花匂う平安の都は夏の訪れを迎えていた。気の早い忘れ草が咲き誇る諾子の邸を訪れた頼光四天王の一人、碓井貞通が花を所望する。「忘れたい恋の思い出でもあるの?」と、興味津々に訊ねる諾子と則光に、貞通は静かに昔を語り始めた。彼女の名は百合姫—花の名を持つ娘は、貞通の初恋の姫であり、彼がその手で殺めた女だった。将門の忘れ形見と若武者・貞通の恋の思い出とは…。【「BOOK」データベースの商品解説】
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