「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
乱歩と正史 人はなぜ死の夢を見るのか (講談社選書メチエ)
著者 内田 隆三 (著)
密室のトリックから猟奇的作品、少年冒険譚へと幅を拡げる江戸川乱歩。編集者から作家へ、本格探偵小説家へ転回していった横溝正史。二人の交流と作品を分析し、近代探偵小説の系譜を...
乱歩と正史 人はなぜ死の夢を見るのか (講談社選書メチエ)
乱歩と正史 人はなぜ死の夢を見るのか
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
密室のトリックから猟奇的作品、少年冒険譚へと幅を拡げる江戸川乱歩。編集者から作家へ、本格探偵小説家へ転回していった横溝正史。二人の交流と作品を分析し、近代探偵小説の系譜を概観する。【「TRC MARC」の商品解説】
我々の現代性の黎明期、日中戦争の前/日米戦争の後、江戸川乱歩と横溝正史――二人は探偵小説の夢を創造する。個人の日常生活を成立させるリアリズムの場に深い〈穴〉があき、あるいはリアリズムの〈場〉が〈死者〉の声に触れて崩れるとき、人間に関わる真実が独特の顔をして垣間見えることがある。だが、この真実を表象する手段は限られている。乱歩と正史はこの真実を寓喩――殺人とその不可能図形によって描き出す。
我々の現代性の黎明期、日中戦争の前/日米戦争の後、江戸川乱歩と横溝正史――二人は探偵小説の夢を創造する。
個人の日常生活を成立させるリアリズムの場に深い〈穴〉があき、あるいはリアリズムの〈場〉が〈死者〉の声に触れて崩れるとき、人間に関わる真実が独特の顔をして垣間見えることがある。
だが、この真実を表象する手段は限られている。乱歩と正史はこの真実を寓喩――殺人とその不可能図形によって描き出す。【商品解説】
目次
- 第一章 江戸川乱歩――探偵小説の創造
- 第二章 乱歩の無意識――疑惑とメタ・トリック
- 第三章 乱歩と正史――戦争の前夜を生きる
- 第四章 乱歩と正史――敗戦への時代を生きる
- 第五章 横溝正史――本格探偵小説の創造
著者紹介
内田 隆三
- 略歴
- 〈内田隆三〉1949年生まれ。東京大学名誉教授。専攻は社会理論、現代社会論。「ロジャー・アクロイドはなぜ殺される?」で本格ミステリ大賞受賞。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
物足りなかった。
2017/10/26 11:30
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでみて、物足りなかった。わたしは江戸川乱歩よりも横溝正史の作品を多く読んできている。どのように論が展開するかと期待して手に取った。
伝記としても、日本の推理小説の軌跡としても、作家の比較論としても、物足りなかったのが正直な感想である。中川右介の新刊がどんなものかと興味が湧く。