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紙の本
ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか 工学に立ちはだかる「究極の力学構造」 (ブルーバックス)
著者 鈴森 康一 (著)
技術の粋を詰め込んだ先端ロボットが、なぜか生き物の体構造に近づいていく…。工学の視点から初めて見えてくる「生体」の精巧な力学構造を解き明かし、生き物の限界を超えるロボット...
ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか 工学に立ちはだかる「究極の力学構造」 (ブルーバックス)
ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか 工学に立ちはだかる「究極の力学構造」
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商品説明
技術の粋を詰め込んだ先端ロボットが、なぜか生き物の体構造に近づいていく…。工学の視点から初めて見えてくる「生体」の精巧な力学構造を解き明かし、生き物の限界を超えるロボット機構学の挑戦を語る。【「TRC MARC」の商品解説】
ワイヤ駆動のヒューマノイドが、実はウマにそっくりだった! 自走するお掃除ロボットは「生きた化石」に酷似していた! ガラスを割らずに掴むロボットハンドが似てしまった、人体の意外な一部とは? 技術の粋を詰め込んだ先端ロボットが、なぜか生き物の体構造に近づいていく――。工学の視点から初めて見えてくる「生体」の精巧な力学構造を解き明かし、生き物の限界を超えるロボット機構学の挑戦を語る。
エンジニアの発想vs.自然界の創造力。
ワイヤ駆動のヒューマノイドが、実はウマにそっくりだった!
自走するお掃除ロボットは「生きた化石」に酷似していた!
ガラスを割らずに掴むロボットハンドが似てしまった、人体の意外な一部とは?
技術の粋を詰め込んだ先端ロボットが、
なぜか生き物の体構造に近づいていく――。
工学の視点から初めて見えてくる「生体」の精巧な力学構造を解き明かし、
生き物の限界を超えるロボット機構学の挑戦を語る。【商品解説】
目次
- 第1章 それは「似せる」ことから始まった
- 第2章 巨大ショベルカーとゾウがそっくり!?
- 第3章 「足を動かす順序」まで似てしまう!?
- 第4章 2足歩行ロボットはテニスプレーヤー!?
- 第5章 柔らかいからだと柔らかい動き
- 第6章 ロボット設計者が憧れる究極のモータ
- 第7章 神は細部に宿る
- 第8章 ロボットと生き物の境界線
- 第9章 神様に素朴な質問を投げかけてみる
- エピローグ 「カンブリア紀」に向かうロボットたち
著者紹介
鈴森 康一
- 略歴
- 〈鈴森康一〉1959年生まれ。横浜国立大学大学院博士課程修了。工学博士。岡山大学大学院自然科学研究科教授。同大学アクチュエータ研究センター長、マレーシア工科大学上級客員教授等を兼務。
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紙の本
生き物の「作られ方」とロボットの「作られ方」はどう違う。
2022/03/15 15:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロボットを制作していると苦労して考えついた「これは」というものがすでに生き物が採用していた方法だと知って驚くことがある、と著者はいう。なぜ似てしまうのか。ロボットと生き物の違いは何か。著者は細かい説明は極力減らして根元の考え方を洗い出してみてくれる。
「似てしまう」のはどちらも力学法則の強い制約を受けているから。同じ「世界」で作動する限り、同じ条件での効率の良さを目指せば似た比率、似た動きになるということだ。
では違いは何か。一言でいえば「生き物はフルモデルチェンジはできない」ということらしい。新しい機能を獲得して進化してきたと言っても、それは「すでに存在する構造・機能」を少しずつ変化させて獲得したもの。部品の材料を全く違うものに変えたりするような「ロボットにはできる」が生き物にはできないことがある。
同じ自然界の法則に縛られながらも、作られ方が違うこと。人間は既に存在する生き物の機能を調べることでその機構に積極的に似せた、というのがこれまでのロボットの「進化」かもしれない。しかし「生き物にはできない」部分を知ることでロボットならではの進化ができるかも、著者の意気込みも感じられて楽しく読めた。
本書より10年ほど後であるが著者の「いい加減なロボット」が出版されている。ロボット技術で進んでいるところも多いことが分かったが、「考え方」のわかりやすさでは本書の方が個人的には上かと思う。
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ロボット工学の視点から、ロボットが生体に酷似している理由を明らかにしてくれます!
2020/02/19 09:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、現代社会においてどんどんと進化していく機械が、なぜ、生物そのものやその部分とそっくりな形態をしているのかをロボット工学の視点から考察した画期的で興味深い一冊です。同書であげられている例としては、ワイヤ駆動のヒューマノイドが馬に似ているとか、お掃除ロボットは生きた化石に酷似しているとか、ガラスを割らずに掴むロボットハンドが人間の手にそっくりだとかなどですが、どうして、ここまでロボットが人間や動物とその形態が似ているのでしょうか。実は、この理由には生体の精巧な力学構造があるということなのです。読んでいて非常に面白く、読み始めると止められない内容です。ぜひ、多くの人に読んでいただきたい良書です!