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金属材料の最前線 近未来を拓くキー・テクノロジー (ブルーバックス)
ハイブリッドカー、コンピューター、携帯電話、明石大橋…。新しい「材料」の誕生で、社会やライフスタイルが変わってしまう現代。世界有数の材料学の研究所が、材料学の初歩と、近未...
金属材料の最前線 近未来を拓くキー・テクノロジー (ブルーバックス)
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商品説明
ハイブリッドカー、コンピューター、携帯電話、明石大橋…。新しい「材料」の誕生で、社会やライフスタイルが変わってしまう現代。世界有数の材料学の研究所が、材料学の初歩と、近未来を拓く材料の最前線を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
“金属材料を知ることは、近未来を知ることだ” 材料研究の世界的研究所の一つの東北大学金属材料研究所による金属材料の最前線。日進月歩の機能材料金属から、より性能を増した構造材金属までを解説する。【商品解説】
目次
- 第1部 材料学の基礎
- 第1章 ようこそ材料学の世界へ
- 第2章 物質の構造
- 第2部 社会基盤を作る材料
- 第3章 鉄鋼材料
- 第4章 非鉄金属
- 第5章 セラミックス
- 第6章 バルク金属ガラス
- 第3部 エネルギー、環境、情報分野の基盤を作る材料
- 第7章 高効率の太陽電池を目指して
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材料研究、物性研究は面白い分野
2011/05/29 20:25
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の学会の本部は、一つを除いて全て東京にある。ただ一つの例外は金属学会であり、本部は仙台にある。それは本多光太郎以来、日本の金属材料の研究開発を主導してきたのが、東北大学金属材料研究所であるからである。本書はその金研の研究者たちによる、金属、半導体、セラミック等の材料についての一般的な知識の解説と、最新の研究成果の紹介である。
初めに基礎として原子の構造、結晶の構造、物質によって電気が流れるものと流れないものがある原因、について簡単に解説される。続いて材料を扱う場合には欠かせない状態図(相図)の説明がある。この解説だけでは状態図を読み取れるようにはならないが、基本中の基本であるから、ある程度は知っておく必要がある。次に、鉄を筆頭に我々の生活に欠かせない物質の基本的特性や、どのような元素の添加や加工方法でその特性が得られるのかが、説明されている。アルミ、銅、ニッケル、チタン、マグネシウム、クロムなどの非鉄金属、セラミックス、金属ガラス、太陽電池用Si多結晶、水素貯蔵金属、光触媒、磁性材料、有機物質、についての解説が続く。組成と物性、作成方法、応用分野、今後の課題ともれなく説明されている。状態図や鋼の組成変化やシリコンの結晶成長などについて、以前に学んだことをいろいろと思い出すとともに、物性的には非常に面白そうな金属ガラスという非晶質金属についてはじめて知ることができた。
金属だけではない材料研究の紹介である。金研は材研とでも名称変更すべきである。材料の研究開発は、生活に密着してはいるが、直接には表に現れない分野である。地味ではあるが重要で、このような知識は興味深い。物性研究はこれからもいろいろな分野に拡張していき、かつ不明なことがまだまだ多くある面白い分野である。若人の挑戦を期待したい。
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私たちの生活を一変させる金属材料開発と進化の最先端を教えてくれます!
2020/02/21 11:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、現代の社会で次々に生み出され、私たちの生活を一変してしまう金属材料について分かり易く解説した一冊です。私たちが生きる現代社会においては、ハイブリッドカーやコンピューター、携帯電話、それに瀬戸大橋、明石海峡大橋など大小さまざまな新しいモノが生まれています。それらを可能にしてきたのは、軽量でしかも強度の高い金属材料の開発のおかげなのです。そして、この金属材料の開発というのは、日進月歩で今も着々と進化しているのです。同書では、そうした急速に開発進化している金属材料の最先端を世界的な研究所の一つとして知られる東北大学金属材料研究所から読者にお送りする興味深い書です。