紙の本
最高のネコまんま
2015/12/30 22:55
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投稿者:黒猫ニコル - この投稿者のレビュー一覧を見る
おじいちゃんの名前が玉巻(たまき)でおかあさんが小巻(こまき)なので、ぼくはチマキと呼ばれることになった。弟はノリマキ。
かわいい。猫好きは、このネーミングだけで悶える。
主人公は、このチマキとノリマキのマキマキ猫兄弟。
弟思いのチマキが「チマチマ記」として、宝来家の人々や、そこへやってくる人と猫(たまにそれ以外のものも)の日常を語ってゆく。
そう、語るのです。猫が。
宝来家の賄い担当、長男のカガミさん。
この賄いさんが作る料理の何とおいしそうなこと!
最高のネコまんまが食べられて幸せなニャンコたち。
紙の本
表紙の可愛さにノックアウトされた
2016/12/26 16:02
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛らしい猫と美味しそうな料理が彩る作品。息子が就職失敗したのに 家事やって貰えると喜ぶ母親ってどうなんだ。面白いけど そのあたりが不満。
紙の本
ちょっと期待外れの内容。
2015/09/08 16:00
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
予想外というか、肩すかし的感触の残る作品。猫が主人公、おいしい料理がいっぱい、ほのぼの系、しかも長野まゆみと揃ったら外れることはないと期待を大きくし過ぎたのかもしれない。
外れとまではいかないけど、非常によかったとはいえない。まず、読みにくい。語り担当のチマキという猫がまだ仔猫に近いくらいという設定もあり、非常に子ども子どもした文体。猫が人間の食事について語るので、妙にアンバランスな印象も受ける。
食事の方向性が惹かれるものでなかったのも残念。栄養バランスやカロリーに極めて細かく、自然食のおいしさを追求するというような…正直、あまり「食べたい!」と思えるものが出てこなかった。
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相変わらずなとこもあるけど、新しい一面。
チマキ目線楽しい。
美味しそうな話ばっかりでおなかグウグウ、カロリー話にはゲンナリだけど。
どれから作ってみようかな。
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新刊。久しぶりにほんわりふんわり日常系。『お菓子手帖』は読んでいないのだけど、雰囲気的にはあれが近いのかな?(あくまで表紙の感じとかだけども)かなり料理をメインに持ってきた作品。
以下帯より。
小巻おかあさんの家で飼われることになったチマキ、ノリマキの迷いネコ兄弟。複雑な関係だけど仲良しな大家族「宝来家」で、食事を一手に引きうけているのはおかあさんの息子・カガミさん。家族の健康を第一に、カガミさんは美味しくて身体にいい食事を黙々と作り続ける。もうひとつ、カガミさんが気になるのは、中学・高校の先輩で宝来家に居候している桜川くんの存在なのだが……。
あらすじ終わり。
お兄ちゃんネコチマキが出会った人たちや、複雑だけど仲のいい宝来家とその周囲の人たち、そして動物たちの生活を、カガミさんの作る四季折々の料理と共に楽しむ。この料理、結構詳細に書いてくれているのでそりゃもう美味しそう~~~となるわけです。手間暇愛情たっぷり込められたこの手料理を毎日つくるカガミさんは、この家のまかないが仕事。健康第一でカロリーとか栄養とかもいろいろ考えてくれているわけだけど、住みたい宝来家。むしろカガミさんに顔向けできないけど…カロリー話しながら「五年後の自分を思いえがいてみるといいよ。」の言葉が突き刺さりまくりです…うううごめんなさい…。
そんな穏やかな日常小説だけど、カガミさんが桜川くんを気にしてたりするのが長野流。あざといけどそれが好きなんだけど(苦笑)。カガミさんの男子校からの友達早っちゃんが「女友達」だったり、小巻おかあさんは翻訳家で料理ができなかったり、だんご姫こと曜は幼い少女特有のおませさんだけどしっかりしてて書がうまかったり、長野作品は、女性作家がえぐくなりがちなところを綺麗にしてくれるのが良い。綺麗すぎてダメな人はダメなんだろうけど、このくらい綺麗な夢見せてくれる人が一人くらい居たっていいじゃないと思うので、やっぱり自分は好きです。
しかしこう見ると男女とか親子とか通常と思われている立ち位置のようなものが逆転するくらいの方が世の中上手くいくんじゃないかと思ってしまうのは、現代思想なんだろうか。
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宝来家にもらわれてきた、迷い猫の兄弟チマキとノリマキ。チマキの目線から綴る、美味しそうな食卓の描写を中心にした宝来家の日々がチマチマ記。
宝来家のマカナイを担うカガミさんと、居候の桜川くんとの関係も気になるところ。
何とは言わないがいろんな要素がちょうどいい!
ニヤニヤしてしまいますよ。
が、「女子」ってのは…ちょっと、うーん。微妙な表現だなと思ってしまう。
以前までの作品とは表現がかなり変わったな、と実感する箇所が多かった。お、おお?と戸惑ったりも。「猫」でなく「にゃん」と表すのが多いは、長野先生が猫にはまた別の意を含める場合が多いからなのだろうか。
本書の大きな特徴は、作り方まで仔細に書かれている料理の数々である。長野まゆみの著作史上もっとも食欲を刺激される本になるんじゃないかな…。創作小説の中でカロリー計算ってのは無粋な気がするけど、実用的って面では有り難いかもしれない。
あと、実在する小説がちょこちょこ出てくるので和む。
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チマキがかわいい。まるで賢い少年のように見えるけど時々にゃんこらしさをのぞかせてみたり、ノリマキに対してはちょっとお兄さんぶってみたり。さりげなくカガミさんと桜川くんの仲を取り持とうとする姿がほほえましい。びっくりするくらい文体がくだけているけど、ものすごく長野さんらしくもある作品!
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かわいい作品。猫の視点で書かれる宝来家の日常は不思議だけど、ありそう。出てくるお料理も美味しそう。カロリーは気になるけれど;
鏡さんが可愛くて、応援したくなってしまう。
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猫の【チマキ】目線で書かれた、可愛くて美味しい一冊。今までと雰囲気が違う感じだけど、男の子女子はああやっぱり著者様だ…と思う感じ。桜川くんとカガミくんの微妙な感じもまた良いです。料理がさっぱりな上、好き嫌いが多いので、イメージがつかめなかったり、え~と思ってしまう自分が残念に思いながらも作ってみたい(食べてみたい)料理もちらほら。レシピ欲しいな。一番のお気に入りは「だんご姫」でした。何気に漢らしくていいわこのコ…。
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にゃんこの視点から語られる、とある家族の一年間。ちょっとBL付き。とにかく美味しそうでお洒落で優しい! 個性的な一家の一員になりたい!
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ごはんがめちゃめちゃ美味しそう。
でも、こういう家に育つと、変なジャンクフードとか、食べられないんだろうなぁ。
だから何? という感じで終わるので、私みたいにオチ付きの話を求める人間にはいまいちあだけど、内容はそれなり。
というか、ごはんが美味しそう。
自分で作る気はしないけど。
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猫目線で語られる風変わりな家族とおいしいごはん。
ジャケットと猫目線で語られる物語は可愛い!の一言に尽きる。
ただ、出てくる料理が皆おいしそうなんだとけど簡単には作れなさそうな手間のかかったものばかり、お腹がすいてしょうがない。
カガミ君、桜川君とマキマキと一緒にうちに来ないか
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猫のチマキ目線で語られる弟のノリマキの描写が可愛すぎて和みました。
カガミさんの作る料理は本当に美味しそうで、オーガニック食材を扱うお洒落カフェとかで出てきそう。チマキノリマキ兄弟の餌でもいいからご相伴預かりたいくらい。むしろわたしよりいいもん食ってやがる…でもあんなに細々とカロリーを気にしてたら食事を楽しめないなぁ。
カガミさんの乙女男子っぷりはさすが長野まゆみさん…ゆがみない。
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にゃんこ兄弟の兄が語る宝来家の生活。小説版「きのう何食べた?」(よしながふみさんの漫画)とでも言いますか、とにかく、ごはんがおいしそう!(にゃんこに、このごはん大丈夫なの?と、にゃんこ飼いでない私は思うのですが、どうなんだろうか)
語り手がにゃんこということもあり、なんというか、ほっこり穏やかな話だったこと、理屈っぽい登場人物はいるけれど、にゃんこからみた日常のため読みやすく、「これはこれで好きだけど、長野先生って感じがないなあ」なんて思っていたのですが、桜川くん登場で「ああ、やはり長野先生」と納得したのでした。
相変わらず文章に風情があっていいです。昔の作品より、ぐっと読みやすくなっているから、私はあの難解な感じも好きだったので、少し物足りない部分もあるけれど、情景や、色や、においまで浮かんできそうなのは流石だなあ。
カガミくんのマカナイ食べたいわー。
いろいろほっこりしていたら、ラストのシーンが手作りチョコレートケーキ(しかも気遣いのカロリー控えめ)で、それを桜川くんにふるまうシーンであることも、色んな意味で、流石です先生!と思いました。
でもこれ、長野先生の著作をはじめて読む方だったりすると、「男の子なのに女の子」のあたりで「?!」ってなるんだろーなー。
続編があるといいな、と思います。
とりあえずおいしそうなものを作ってみる予定です。楽しみ。
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猫のチマキ視点で書かれた一家の生活。冷静なチマキと元気いっぱいのノリマキのにゃんこ兄弟が可愛い(*´`*)カガミさんの作る料理がどれもヘルシーで美味しそうです!猫好き&料理好きの方は必見です(笑)