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平世22年―すべての探偵行為が禁止された日本。空閑純は、17歳。両親ともに有名な探偵だが、母の朱鷺子は4年前から行方不明。父の誠は昨年、警察類似行為で逮捕され、収監されている。純は叔父の住む大阪で独り暮らしをはじめる。母の行方の手がかりを探すなか、父母に仕事を仲介していた押井照雅という人物と会える機会が訪れる。1週間後、押井の別宅で水に満たされた木箱に入った溺死体が発見された。被害者は元探偵で“金魚”と呼ばれていた男だった。容疑者リストに入った純は、自ら「水の棺」の謎を解くために調査をはじめる。純は探偵としての一歩を踏み出せるのか（「ＢＯＯＫ」データベースより）
前作『闇の喇叭』では、事件自体はそう盛り上がる物ではなかったにせよ、パラレルワールドという媒体をうまく使って面白い作品に仕上げていたのに・・・。
今回はあまりその設定をうまく使えていなかったし、事件も地味で盛り上がらないまま。
シリーズものだから、展開の遅さは多少目をつむるとしても、それにしても面白くなさすぎでした。
内容だけなら☆二つ。
鈴木久美さんの装丁が美しかったので、☆三つにしました。
３作目に期待します。
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ふぅん……って感じｗ
しかし、明神さんですよ
あの方、ソラちゃん気にしすぎｗ
良い関係になれそうだけど←
そしてこの相関図の難しい事
北海道でしょ
で、妙な政治活動団体がちらほら
この中央警察もイマイチ掴み切れません
私が馬鹿なのか←
眠気でイマイチ気合い入らず読んでいるからなのか←
ミステリーを読んでるっていうより架空の歴史ファンタジーでも読んでる気分
有栖川有栖でなかったらラノベ落ちしそうだ
何て言うか、楽しいんだけど、この楽しみ方は私ミステリーじゃないなｗ
かといって何に分類されるかは解らないけど
なんか、こう、あやふやなのよね……
なんか、決定打のない空想的な推理を披露されてる
うーん……(´ε｀;)…
歴史ファンタジーの主人公成長記録(ミステリーつき)ってとこか
しかし、なんか
私、この世界にというか、人物なのか大変共感を覚える
なんなんだろう？
なんかどちらの言い分も解るのです
もしかして、ターゲット世代どんぴしゃ……？ｗ
そういえば、これ、こっちが先が良かったかもしれん
個人的に読む順番間違えた気がします(°∀°)
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★あらすじ
探偵が不法であるパラレル日本。
逮捕された父も、行方不明の母もが探偵である純は、ある決意を胸に高校を中退し、自活の道を選んだ。
その決意とは、自分も探偵になること。
父の裁判を控えたある日、両親の仕事の仲介者であった人物と対面する。
そしてそれがきっかけで、不気味な密室殺人事件に関わってしまう。
★感想
そーか！ 『闇の喇叭』の続きなんだねー。 これもシリーズになるんだね。どうやらすでに続編の刊行予定もあるらしい｡('-'｡)(｡'-')｡ﾜｸﾜｸ
探偵ソラこと純ちゃんが、 なんともけなげです。周囲の大人に、ひとくせありげな意地悪キャラが多いので、純ちゃんのけなげさが引き立ってます。
トリックの方は、アリス先生らしいパズル的な本格！
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書き下ろし長編
「すべての探偵行為が禁止された日本」が舞台。
最初の日本地図に驚きでした。 聞き慣れない言葉や設定が面白い。
ただ、今の時点ではミステリーというより主人公の成長物語という気がします。
シリーズ物になるようなので、これからどうなるのか続編に期待です。
装丁が綺麗で好み。
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ミステリーというよりは、探偵を目指す少女の成長物語。
前作は、苦難と真っ向から対決するソラの強い姿が浮かぶような結末でしたが、続編である今作のソラは、焦るばかりの無力な姿を晒しており、そう簡単にうまくは事が運ばない現実を感じさせます。
周囲の大人達から未熟だといわれているソラの若さが、この特殊な世界の未来をつくっていくようで、壮大で複雑な物語がどう収束するのか楽しみな展開でした。
水の棺に入った溺死体の謎は、この異様な状況のトリックが分かれば犯人に辿り着く本格物です。
この世界での「探偵」の実態も絡めた動機がトリックにも繋がっていておもしろかったです。
ソラの天敵、明神のキャラクターが相変わらず楽しい。
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前作の方がロマンチズムを感じたかな。
ショッピングモール（ってのかな？）で、ひどく懐かしい名前が普通に出てきて、そういうところに、パラレルワールドならではの、ちょっとした酩酊感を感じさせて面白かった。
これからの展開が楽しみ。
是非、景以子やガンジスの登場を願う。
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新シリーズ、という事で、まだまだ謎の部分も多くストーリー展開も探り探りな感じ。これからどう進んでいくのか楽しみです。
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本格推理小説をこよなく愛する推理作家が、「探偵禁止」の世界観で推理小説を書いた、ていう挑戦的な姿勢だけで嬉しくなれる作品です。これを書いたのが我孫子先生とかなら「また遊んでるよ＾＾」で終わりますが、有栖川先生ですからね！←
まだまだ御大も境地を拓こうとなさってるのね…素敵…と感慨深く頁を繰りました。
そんなこと言ってて三つ星って言うのは有栖川作品への評価としては低くも感じたんですが、やっぱりメインの謎解きの部分に物足りなさが残ったことが引っかかりました。
主人公のソラの内面を描くことに重点を置いて、彼女を取り巻く社会や人間を描くことにテーマを割いている以上仕方ないかとも思うのですが、推理の披露方法といい論理の組み立て方といい、いつもの有栖川作品の探偵達の魔法のように鮮やかな解決手腕を期待して読んだせいか、ちょっぴり肩透かし…。探偵になるまでの成長譚なんだからそれで当然なのですが。
苦手な警察小説のような雰囲気（足で稼ぐ、閃きに支えられた捜査）も感じてしまったのが評価を下げた一因かも。
でも、密閉された木箱の中で溺死した元探偵、ていう謎そのものは、やっぱり本格推理小説好きには垂涎ものな謎の提起ですよね〜(笑)。うん。
探偵行為が禁止された日本。両親を探偵に持つ空閑（ソラシズ）純は、行方不明になった母親の手がかりを捜しながらも、日々の生活を過ごすことでいっぱいいっぱいになっていた。
そんなある日、両親に探偵の仕事を仲介していたという人物が彼女に接触を図ってくる。数日後、そこで出会った男が水が満ちた木箱の中で溺死体となって発見された。元探偵で「金魚」と呼ばれた男は、何故奇妙な方法で殺害されたのか。
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私的探偵行為が禁じられ、私立探偵は逮捕される時代。探偵だった母が行方不明になり、同じく探偵の父が逮捕されて一人娘・純が残される。アルバイトをしながら母の行方を捜す手がかりを追い求めていた純のもとに、父母の仲介者から連絡がある。そして、元探偵が殺された。純は探偵として自立するため、謎に挑む。『闇の喇叭』の続編。
閉塞的な社会状況に身震いを禁じ得ない。現代を考えるきっかけにもなるのではないか。
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出版社を変えてのシリーズ第２弾。敗戦後ふたつに分断された日本が舞台。そこでは私的探偵行為が禁止されていた。探偵を両親に持つ純は、自らも探偵を目指す。
有栖川作品としては異質な部類でしょうか。母親が行方不明、父親が逮捕され収監中、しかも禁止されている探偵を目指すという設定なので、主人公が持つ閉塞感が少し息苦しさを感じさせます。しかしそれこそが１７歳の少女を主人公とした意味でもあるのでしょう。舞台設定を特異的なものにすることによって、青春時代の持つピリピリとした緊張感や焦燥感が色濃く表されています。今後このシリーズが進むことによって、それらがどう解放されるのかが楽しみです。
考えてみれば、有栖川有栖は反骨心にも溢れた人だから、こういう作品もまた有栖川有栖らしいのでしょうね。
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平世２２年。第二次世界大戦後、南北に分断された日本ではすべての探偵行為が禁じられていた。
両親が腕利きの探偵だった空閑純は１７歳となり、叔父の住む大阪で一人暮らしをしていた。
母・朱鷺子は４年前から行方不明、父・誠は昨年、警察類似行為で逮捕されたためだ。
父の裁判や母の行方など心配事を抱え、また自身も生活するだけで精いっぱいの毎日に焦燥感が募っていた。
そこへ隣に越してきた三瀬竜馬、父母に仕事を仲介していた押井照雅と出会うことで事態が動いてゆく。
と思ったのもつかの間、押井宅ですれ違った元探偵が殺され、純も容疑者リストに入ってしまう。
純は探偵「ソラ」として事件を解決できるのか？
久しぶりの有栖川さんは『闇の喇叭』の続編です。
『闇』は理論社からだったので、続きはもう無理だろうと思っていたのですが。
講談社さん、ありがとう。
いやぁ、でもこの閉塞感。前作より濃くなっていますが。
南北の緊張が高まっているのが雰囲気でわかりますね。
この世界で探偵には何ができるのか。どう生きるのか。
が描きたいのだと思っていたのですが、ラストのエピソードのおかげで何を伝えたいのかわからなくなってきたりして。
ただこのパラレルな日本を描きたいだけなのかな？とも。
木箱の中で溺死した元探偵“金魚”さん、というのはとても魅力的ではあるのですが。
有栖川作品としてはミステリ色が薄くなっちゃってるのが不満だなぁ。
次回作まで決まっているようですが、次で完結するのかな？
どう着地させるのが気になるので、続きも読みます。
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〈もう一つの日本〉で探偵は何ができるのか第二次世界大戦後、南北に分断された日本ではすべての探偵行為が禁じられていた。父を逮捕された空閑純は、行方不明の母を捜し、自ら探偵になる決意を固める。
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『闇の喇叭』につづく空閑純（そらしず じゅん）シリーズの二作目。
前作の最後に父が逮捕され、純は一時叔父の元に身を寄せたが、現在は高校へも行かずアルバイトを掛け持ちして自活している。父とは面会もできないまま、探偵だった両親に仕事を斡旋していた仲介者とも接触し、純はいよいよ探偵になって母を探す決意を強くするのだが、それほど容易いことではない。探偵としての名を「ソラ」とした純だが、今作は探偵ソラの初めての腕試しというところだろうか。誰が味方で誰が敵かさえも判然としない状況の中、否応なく大きな渦に巻き込まれていくことが予想されるソラの運命に興味津々である。2012年春に刊行が予定されている次回作『論理爆弾』を愉しみに待ちたい。探偵ソラ誕生の一冊。
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シリーズ２作目。世界観のせいか、少し暗いかな。主人公の少女も覚悟の割には徹底してない。やはり火村助教授とアリスのシリーズのほうが自分に合ってる。
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探偵行為を犯罪とするパラレルワールド的な日本社会。その抑圧された雰囲気がこれからの日本と重なってどんよりとした気分に。そんな社会で探偵への道を歩もうとする少女ソラ。そこんな世界で探偵になってもどうしようもないはず。それでも，失踪した母親の手がかりを探し，そして両親の想いを受け継ぐために，ソラは探偵を目指す。健気にがんばるソラをなんとも応援したくなります。
作中の「水の棺」事件はちょっと物足りなかったかなと思います。母親の失踪事件を追っていくサスペンス的展開の方に気を取られていたので，できれば事件も母親の事件に関わっていくものであってほしかったかなぁと。
読んでからシリーズ二作目だったことに気が付きましたが，時系列的にはこれが最初のようですね。続きはけっこう気になるので，たぶんシリーズ読みます。
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衝動買いしてしまいました･･･
前作が良かったので。
その後を知りたい物語だったので、読めてすごく嬉しいです。
ソラが探偵を目指してがんばっている様子、それから、お母さんの行方に関する手がかりがチラッとあったり・・・
明神さんが相変わらずですね。
