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商品説明
もの心ついたときに、父はいなかった。それは寂しいことではなかった—。美名子と母のあいだにある、ふれられない空白。そこには、いつも「不在の父」がいた。現代を生きるひとりの女性の姿を、思春期から40代までの心の軌跡をとおし語る六篇の物語。とまどいながら、その先に見つかる心の本当のかたちを、美しい文章と丁寧な心理描写で描き出した「絆の物語」。【「BOOK」データベースの商品解説】
美名子と母のあいだにある、ふれられない空白。そこには、いつも「不在の父」がいた−。現代を生きるひとりの女性の姿を、思春期から40代までの心の軌跡をとおして語る6篇の物語。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
風の牧場 | 5−45 | |
---|---|---|
堰 | 47−56 | |
遠い庭 | 57−104 |
著者紹介
有吉 玉青
- 略歴
- 〈有吉玉青〉1963年東京生まれ。「身がわり」で坪田譲治文学賞を受賞。他の著書に「ねむい幸福」「キャベツの新生活」「車掌さんの恋」など。
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