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紙の本
第四の男 (講談社ノベルス)
著者 石崎 幸二 (著)
お嬢様学校・櫻藍女子学院の生徒が、見知らぬ車に乗せられ拉致される!が、彼女は途中で隙を見て逃げ出し無事保護された。その生徒の名は星山玲奈、大手食品メーカー会長の孫で、実母...
第四の男 (講談社ノベルス)
第四の男
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商品説明
お嬢様学校・櫻藍女子学院の生徒が、見知らぬ車に乗せられ拉致される!が、彼女は途中で隙を見て逃げ出し無事保護された。その生徒の名は星山玲奈、大手食品メーカー会長の孫で、実母は十数年前に殺害されていた…。後日、警視総監宛に玲奈を攫ったという犯人グループより「別の女子高生を誘拐した…」との脅迫状が届く!絡み合う3つの事件!その真相とは。【「BOOK」データベースの商品解説】
お嬢様学校の生徒が突然拉致された。隙を見て逃げ出し保護された彼女は、大手食品メーカー会長の孫で、実母は十数年前に殺害されていた。後日、犯人グループから警視総監宛に「別の女子高生を誘拐した」という脅迫状が届き…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
石崎 幸二
- 略歴
- 〈石崎幸二〉埼玉県生まれ。東京理科大学理学部卒業。某化学メーカー勤務。「日曜日の沈黙」で第18回メフィスト賞を受賞。その他の著書に「あなたがいない島」「長く短い呪文」など。
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紙の本
誘拐事件の裏の裏
2012/01/25 14:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
友達がいないうえに、女子高生にもからかいの対象にしかならない。運のない男の代名詞のようなサラリーマン探偵・石崎幸二が今回巻き込まれたのは、女子高生連続誘拐事件だ。
このシリーズの面白さは、スカッと爽快な謎解きではない。あれやこれやなんだかんだと女子高生達が石崎をからかう中から、ヒントがポッと浮かび上がる。我々読者をミスリードさせる手段か、はたまたある意味正攻法なのか。漫才のような、コントのようなやりとりを楽しんでいるうちに、いつの間にか答えへと辿り着くのだ。
ミリアとユリの二人組に対しては……多くは言うまい。同じ学年の部員・仁美に対してのからかいもエスカレートしているし(もはやお色気要員としてしか見ていない)、石崎に関してはついに……いや、これを言ったら読む楽しみ半減か。
哀れな石崎がどのような悲劇(喜劇?)に見舞われているかは、ご自身の目で確かめて欲しい。
前作がかなりおどろおどろしい事件だったからか、比べるとかなりおとなしい印象を受ける。だからといってミステリーとして推理を楽しめないかといえば、全くそんなことはない。
不完全ながらも「島」と「密室」が揃った本作、丁々発止のやりとりに目を奪われていると、足をすくわれる。