「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)
著者 倉阪 鬼一郎 (著)
某県・五色沼のほど近くに唐草模様で彩られた黄緑館・藍紫館という名の面妖な洋館が並んで佇んでいる。深い霧と降りしきる雪の中、館のお披露目パーティーが開催された。が、招待客は...
五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)
五色沼黄緑館藍紫館多重殺人
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
某県・五色沼のほど近くに唐草模様で彩られた黄緑館・藍紫館という名の面妖な洋館が並んで佇んでいる。深い霧と降りしきる雪の中、館のお披露目パーティーが開催された。が、招待客はわずか4人。奇妙なムードの中第一の殺人が!!被害者は「怪物が…」と死の直前に呟く。連鎖し起こる不可能殺人!衝撃の真相が待つ。【「BOOK」データベースの商品解説】
五色沼のほど近くに、唐草模様で彩られた黄緑館・藍紫館という名の面妖な洋館が並んで佇んでいる。深い霧と降りしきる雪の中、館のお披露目パーティーが開催された。招待客は4人。奇妙なムードの中、第一の殺人が…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
倉阪 鬼一郎
- 略歴
- 〈倉阪鬼一郎〉1960年三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。「地底の鰐、天上の蛇」でデビュー。ほかの著書に「四重奏」「四神金赤館銀青館不可能殺人」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
今年も出ました!著者、渾身のバカミス。みなさまおつかれさまです。
2011/12/25 13:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が一年に一度、必ず刊行するバカミス。
しかもおそらく文庫化はされない。
しかしバカミスといって侮るなかれ。
著者は真剣だ。
馬鹿なことに真面目に取り組んでいる。
ただ、その労力のかけるところを
激しく間違えてはいる。
こんなところに力や神経(しかも大量に!)を注いでも
何にもならない。
何の価値も見出せない。
けれども…
そんなことに一生懸命になるひとがひとりくらい
いてもいいと思うわけで、
わたしは倉阪さんが描くバカミスを楽しみにしている。
今回は、前回の『三崎黒鳥館白鳥館密室殺人』の
記憶が新しかったせいで
壮大なトリックについてはすぐにピンときてしまった。
「少しく」など、非常に頑張っているなぁ(苦しいけれど)、
と妙に感心してしまったり。
でもこのトリックはやはりクラクラする。
読んでいて労力が削がれることはないけれど、
ネタばらしの段階で非常にパワーを持っていかれる。
と、本筋と関係ないことをタラタラと述べているが、
本書に関して言えば、
ストーリーなど大した問題ではない。
いかに著者が「どうでもいいこと」に
とてつもないパワーとエネルギーを降り注いだか、
それだけが問題なのだから。
本当におつかれさまでした。
倉坂さん。
そして読者のみなさんも。
また来年。