「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
哲学者ディオゲネス 世界市民の原像 (講談社学術文庫)
著者 山川 偉也 (著)
ギリシアの枠を飛び越えた「犬哲学者」の実像 甕(かめ)の中に住まい、頭陀袋(ずたぶくろ)を下げ、襤褸(ぼろ)をまとって犬のようにアテナイの町をうろつき、教説を説いたシノペ...
哲学者ディオゲネス 世界市民の原像 (講談社学術文庫)
哲学者ディオゲネス 世界市民の原像
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
ギリシアの枠を飛び越えた「犬哲学者」の実像 甕(かめ)の中に住まい、頭陀袋(ずたぶくろ)を下げ、襤褸(ぼろ)をまとって犬のようにアテナイの町をうろつき、教説を説いたシノペのディオゲネス。おびただしい数の逸話で知られる「犬哲学者」の思想とは、いったいどのようなものだったのか。アリストテレス的人間観や当時の伝統・習慣を全否定し、「世界市民」という新しい理念を唱導・実践した思想家の実像を探り出し、われわれ現代人の生き方を模索する。【「TRC MARC」の商品解説】
ギリシアの枠を飛び越えた「犬哲学者」の実像
甕(かめ)の中に住まい、頭陀袋(ずたぶくろ)を下げ、襤褸(ぼろ)をまとって犬のようにアテナイの町をうろつき、教説を説いたシノペのディオゲネス。おびただしい数の逸話で知られる「犬哲学者」の思想とは、いったいどのようなものだったのか。アリストテレス的人間観や当時の伝統・習慣を全否定し、「世界市民」という新しい理念を唱導・実践した思想家の実像を探り出し、われわれ現代人の生き方を模索する。
「犬」と呼ばれたシノペのディオゲネス。ひとは彼についてどれほどのことを知っているだろうか。(略)昼日中にランプを灯してアテナイの雑踏を往来しつつ「わしは『人間』を探している」と言い放ったとか、なにかそういう類の奇抜な逸話が知られているだけではあるまいか。だが、知るべきはこの男の生き方、その根底にあった「世界市民」思想だ。――<「序章」より>【商品解説】
目次
- 序章 「世界市民」の原像としてのディオゲネス
- 第1章 「ディオゲネス伝」読解のために
- 第2章 シノペ――通貨変造事件前夜
- 第3章 シノペ――通貨変造事件当日
- 第4章 通貨変造事件直前・直後の顚末
- 第5章 象徴戦略としての「犬」、そのシンボリズム
- 第6章 狂ったソクラテス
- 第7章 ディオゲネスとアレクサンドロス
- 第8章 ポリス的動物と「獣」のアナロギア
- 第9章 ディオゲネスの奴隷批判
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
古代ギリシアの独特な雰囲気をもった哲学者ディオゲノスの思想を追った稀有な一冊です!
2020/03/12 13:21
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、古代ギリシアにおける哲学者ディオゲノスの思想を追った稀有な一冊です。ディオゲノスは、当時、非常に独特な雰囲気をまとった人物で、カメの中に住み、アテナイの町を歩く時には、ぼろをまとって、頭陀袋を下げ、あたかも浮浪者のようないで立ちだったと述べられています。そんな彼が町中で人々に説教を繰り返すのですが、それは一体どのようなものだったのでしょうか。彼の思想は、当時有名な哲学者アリストテレスの人間観などを全否定し、「世界市民」という概念をいち早く提唱したとも言われています。そんな彼の思想を、同書では丁寧に追いながら、紹介していきます。