紙の本
吹奏楽にそそぐ高校生青春ストーリー
2017/02/06 18:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
*ハルチカ*シリーズ第四段
「イントロダクション」「エデンの谷」「失踪ヘビーロッカー」「決闘戯曲」「千年ジュリエット」の五部構成。
イントロダクションはこれまでの仲間の紹介。
今回は文化祭中心。
「エデンの谷」
励ましの言葉をかけるからといって、ほんとうに自分のことを想ってるわけでも、本人のためになるともかぎらない。本人のためを想っている故にときには残酷な言葉をかけないといけない。
音楽家の世界は華やかに見えるけれど、厳しい世界。負の連鎖。
そんな負の連鎖を断ち切った祖父様と草壁先生はほんとうに彼女のこと想ってたんだな。
「失踪ヘビーロッカー」
ハルチカシリーズらしいドダバタ。
ロックは反抗だってよく言うけれど自分に非があったらすぐ認めたり義理堅かったりかっこいい。
ロックのパフォーマンス。けっこう激しそう。
成績優秀の子がどうしてこうなったのか(笑)でもきらいじゃないです(笑)
「決闘戯曲」
鳩が豆鉄砲とはこのことにふさわしい。結末が予想外でした。
完全に盲点だった。
「強さ」とは身体的強さや技術だけではない。知恵も強さだと思いしった。
「千年ジュリエット」
視点がチカちゃんじゃない。これもまた結末が意外だった。
せつなく、でも、人を前に進めさせるお話。
文化祭でもハルタとチカちゃんはドダバタ。
ドダバタの中にこころが温かくなるお話でした。
投稿元:
レビューを見る
P79「ぜったいに流されちゃ駄目よ。幸せや不幸を決めるのはあなた自身なんだから」著者がこだわり書くテーマのひとつである、ハンディを持ち生きるひとへのまなざしの真摯さをここに読んだ。同情もやさしさも本人の努力すらも意味なくしてしまう彼らの現実。待ちに待ったこの本のなかでわたしにとっての白眉。
上記含め短篇四本。他三本は章代わり形式で、そうなるともういかにも騙されそうでがっっつり疑いつつ読みました。それでも 千年ジュリエット だけは騙されたけどこれは騙されても仕方ない。
あいかわらずのハルチカに頬を緩め。ラストのはかない刹那的な美しさが印象深い。待ってて良かった。
続きも気長に待ちます。
投稿元:
レビューを見る
ハルチカコンビ第4弾。
今回は普門館チャレンジ後の文化祭が舞台。
吹奏楽部に入部してくれた芹澤さんと文化祭巡りの約束をしたり(イントロダクション)、
草壁先生の知人の謎のスナフキン女と共に、ベーゼンドルファーの鍵の隠し場所を調べたり(エデンの谷)、
南校ブラックリスト十傑の一人、アメリカ民謡クラブ部長の行方を探したり(失踪ヘビーロッカー)、
演劇部の新作のラストを、リハーサルしながら考えたり(決闘戯曲)、
ジュリエットの秘書たちの想いを受けた子を探し出し、文化祭売上金が化けた〈あるもの〉を一緒に見たり(千年ジュリエット)・・・。
わずか二日間でこの波乱万丈さ!
高校2年の秋、充実してますねぇ。
今回も微妙に話が繋がって、ラストで一気に収束。
切なくも清々しいラストになっています。
大好きな演劇部の面々と、日野原会長が活躍していたのもよかった。
マヤさま再登場の「決闘戯曲」がお気に入りだな。
東京Xのくだりは腹抱えて笑いました。
「失踪~」はタイトルが秀逸だなぁ。
読み終わって、なるほど!と膝を打ちましたよ。
4作目も、『退出ゲーム』ほど小ネタ満載って訳ではなかったのですが、ブラックリスト十傑を始めとするキャラクターの面々の個性だけでも十分楽しませてもらえる一冊に仕上がってました。
今回はお祭り中心の物語だったので、普門館へのステップアップはあまりなかったのですが、次の巻から大きく進展することに期待します♪
投稿元:
レビューを見る
【惜しくも普門館出場を逃したハルタとチカは、息つく暇もなく文化祭に突入した。だが、吹奏楽部、アメリカ民謡部、演劇部と次々に問題が持ち上がり……。大好評青春ミステリ“ハルチカ”シリーズ最新作!】
投稿元:
レビューを見る
シリーズ第4弾。大分延びたのかな?
毎回ぼんやりのまま読むので、毎回いちから読み直したいと思っている。
文化祭大好き!!!
吹奏楽的な場面は少なかったけど、スナフキンと芹澤さんの演奏があって良かった。
演劇も面白かった。
フランクフルト食いたーい。
ハルってそっちの方なのかな。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ第4弾。
相変わらずキャラはおもしろいし話はどれも引き込まれる。
特に表題作の千年ジュリエット、涙がとまらん!
投稿元:
レビューを見る
読んで良かった。イントロから泣いてしまった。もうね。ずっと待って
ましたよ。一番どばっと泣けたのは「千年ジュリエット」です。もうね。
もうね。最高です。イケメン作家さん、お疲れさまでございます。脱字が
気になってしまったのだけど、何か急いだのかなと思った。良いんです。
彼女らの高校生活って残り1年ちょっと。ですよね。物語、ゆっくり進行する
ことを望みます。そんな今日この頃。そして、読んで良かった。もっと、
もっともっと、穂村さんの活躍が見たいです。そんな曙。
投稿元:
レビューを見る
東京X!!!
ラストで、努力しても何者にもなれない事もあると言うハルタに対して「打ち上げられなかったらただの玉だよ。」と答えるチカちゃん。黒玉でもいい、打ち上がることが大切なんだよね。いいこと言うなあ。
これは青春小説ですね。
投稿元:
レビューを見る
【イントロダクション】
卑屈になってるといじめて泣かすわよ。
ついに芹澤さんが仲間になつてくれた。
【エデンの谷】
ありがとう日野原さま。文化祭開催はあなたさまのおかかです。
スナフキン登場。
【失踪ヘビーロッカー】
ハードロックを知りたいんだろう?
甲田さんいい人。都市伝説でてきます。
【決闘戯曲】
立ち位置はサムライが決めるものとする。
演劇部再登場。
【千年ジュリエット】
ジュリエットの5人の秘書
しんみりな話。
また本ならではのトリックに騙されたー!新キャラフラグ出されてもまったく予想できなかった。
今回は懐かしの登場人物が再登場を果たし、新キャラもいっぱいでてきた。
1/2の騎士のサファイアみたいのだな~と思った。
吹奏楽今回まったくしてないな(笑)
先生も謎解きにあんま加わらなかったし、探偵役無しで事件が解決していった印象。
新入部員になってくれそうな人もちらほらでてきた。
続きが出たらまた読みたい。
投稿元:
レビューを見る
ハルチカ新刊!
どんだけ待ったか!!
お話は、芹澤さんも仲間に加わって、今度は文化祭のお話です。
今回はあんまり吹奏楽部の仲間たちは目立たなかったかなぁ。みんなでワイワイやってるのが好きなんだけど。ま、目立たなくてもワイワイやってて楽しかったけど(笑)。みんな可愛いなぁ。
今回も、最終章が部外者が主人公でしかもけっこうキツい(かつデリケートな)問題でした。だけど、つい、あれ?そうなん?と読み返してしまう話でした。そんで、やるせない。切ないと言うよりやるせない。ジュリエットたちの現状について、そこが本題じゃないんですよとばかりにほとんど書いていないのがまたそのやるせなさを倍増させていたような。
個人的にはトモちゃんも吹奏楽部に入って欲しいけど、さすがに入学できないだろうしなぁ(笑)。
あと、ホントにしょーもないことなんだけど、はごろも→ああ、清水だからね、なんて思う人県外にいないと思いますけどねー(笑)。
舞台が静岡なので、静岡県人ホイホイです。
すごくすごく身勝手な本音を言うならば。
前の巻の、あの人がどうなったのかとても知りたかったです。
でも、あの人がいないと先生の謎が停滞するような(笑)。
うああ、早く次を出して欲しいよう!!
投稿元:
レビューを見る
文化祭編。
やっぱりこのシリーズ好きだなぁと思った。
絶対に途中でオチが分からない自分…←
最後の話は、切ないというか既視感というか、…うん。
どちらにせよ、今回の件で、生徒会長ちょっと見直しました(笑)
投稿元:
レビューを見る
〈内容〉惜しくも普門館出場を逃したハルタとチカは、息つく暇もなく文化祭に突入した。だが、吹奏楽部、アメリカ民謡部、演劇部と次々に問題が持ち上がり……。大好評青春ミステリ“ハルチカ”シリーズ第4弾。
投稿元:
レビューを見る
もう、このシリーズが好きすぎて冷静に感想が述べられません。
甘いものはあんまり食べない私ですが、巷の女子が「スイーツ、スイーツ」と騒いでいるのと同じ気持ちをこのシリーズで味わっています。
■エデンの谷
ありがとう日野原さま、こんなに笑わせてもらったのはあなたさまのおかげです。
■失踪ヘビーロッカー
「おまえらのパフォーマンスで俺を癒してくれ……」の一言にマジ癒されました。
■決闘戯曲
ハルチカコンビが舞台袖でコソコソしてる感じが可愛い。
■千年ジュリエット
このシリーズで初めて泣けたかも。
ラストの映像の鮮烈さといい、今回の真の主役は日野原秀一と言っても過言ではないでしょう。アッパレ!
投稿元:
レビューを見る
ハルチカシリーズはワタシの中では青春社会派ミステリ。
それが今回は社会派の部分が薄いなぁ、と思っていたらやっぱり来ました、最後の最後。ずんっ!と心に響きます。
これだよこれこれ、初野さん。大好きだ
投稿元:
レビューを見る
今回は文化祭が舞台。
あまり吹奏楽はお休みして、高校生らしい生活が描かれてる。
また登場人物が増えて…
どんどん大所帯になるね…
名越が好きなので、演劇部メインの話は楽しかった♫