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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2011.12
- 出版社: 角川書店
- サイズ:20cm/143p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-04-791644-9
紙の本
短くて恐ろしいフィルの時代
小さな小さな“内ホーナー国”とそれを取り囲む“外ホーナー国”。国境を巡り次第にエスカレートする迫害がいつしか国家の転覆につながって…?!「天才賞」として名高いマッカーサー...
短くて恐ろしいフィルの時代
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商品説明
小さな小さな“内ホーナー国”とそれを取り囲む“外ホーナー国”。国境を巡り次第にエスカレートする迫害がいつしか国家の転覆につながって…?!「天才賞」として名高いマッカーサー賞受賞の鬼才ソーンダーズが放つ、前代未聞の“ジェノサイドにまつわるおとぎ話”。【「BOOK」データベースの商品解説】
小さな小さな「内ホーナー国」とそれを取り囲む「外ホーナー国」。国境を巡り次第にエスカレートする迫害が、いつしか国家の転覆へとつながって…。前代未聞のジェノサイドにまつわるおとぎ話。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ジョージ・ソーンダーズ
- 略歴
- 〈ジョージ・ソーンダーズ〉1958年米国テキサス州生まれ。コロラド鉱業大学卒業後、シラキュース大学創作科に学ぶ。母校の創作科長を務めながら作品を発表。マッカーサー賞、グッゲンハイム賞をはじめ数々の賞を受賞。
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紙の本
変てこだけど、目が離せない。
2011/12/30 23:21
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アヴォカド - この投稿者のレビュー一覧を見る
フィル。フィルは恐ろしい。どんどんエスカレートしてゆく。
国民が一度に一人しか入れないので、残りの六人(!)はその外で自分の国に住む順番を待っていなければならないほど小さい〈内ホーナー国〉と、それを取り囲む〈外ホーナー国〉、という設定だけで既になにやら可笑しいのに、どうも人物たちも人間の形ではないようなのだ。
そこに現れたフィル。
恐ろしいけれど、目が離せないのは、ある集団には必ずいる人、どんな人の中にもその片鱗がきっとあるに違いない人、だからかもしれない。
こんな、奇妙でユーモラスな物語、訳すのはさぞかし大変だろうな、と思うけれど、喜々として訳してやっしゃるようにも思われる。
岸本さんの書かれるエッセイと通ずるものがあるようだ。(私はふと「枕の中の行軍」を思い出した。)
でも、教訓として読んだらつまらない。
ただ、奇妙で、ちょっとシニカルで、くすくす笑ってしまう物語として、楽しんで読めばそれでいいんじゃないかな。
紙の本
風刺小説としては
2016/02/23 22:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:igashy - この投稿者のレビュー一覧を見る
結構類型的ではあるけど面白いです。
内ホーナー国民も優れているわけではないところがポイントでしょうか。
自分が住むなら大ケラー国がいいなぁ。
紙の本
どこか遠くの話だったはずが,とても近くの話になってきてしまったような・・・
2016/01/30 23:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
<ジェノサイドにまつわるおとぎ話>に偽りなし.登場人物は,人物ではなく,この世界も私たちの世界ではないけれど,そこにある話は,寒気がするほど私たちの話でした.