紙の本
興味深い
2021/04/03 12:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
仏教や寺について、いろいろな角度から分析されていて、興味深く読むことができました。現代の宗教が、わかりやすかったです。
投稿元:
レビューを見る
解説の例えがアニメ・ゲーム・ネットなどの用語がふんだんに使われているのでおもしろおかしく読める。
でもちゃんと内容は仏教入門で、ああそうゆうことなんだと初心者は納得できます。
歴史も解説してるし、参考文献もちゃんと紹介されているのでお勧め。
投稿元:
レビューを見る
キリスト教なんかも地域・時代・政治なんやかやで流れは一本じゃないと漠然と知ってましたが、仏教もだてに長いこと生き延びてないなとわかる本。
入門の入り口としては、オタク度がたりないと逆に読みにくいという齟齬がないわけじゃないけど、読み手の設定がネット檀家だし出版社も相応なので、そこは突っ込んじゃいけないとこだと、あえて書く!
てなわけで、仏教素人オタクにはたいへん面白かったです。
が、このレベルでさえ途中で脳から読了分がこぼれていくのがわかるので、つくづく私の理解力程度で物事を分かった気になっちゃいかんなーと。
投稿元:
レビューを見る
一言よろしいでしょうか?
ポールウェポンは正義…イエス・ジャスティス!!!
全体的に俯瞰してあり、宗学(宗派の専門教理)に偏ること無く広義の仏教学を基調としながらも、全体的な問題点やネットスラングを用い全体的に良いまとまりでした。
お固い系の読み物が多い仏教諸派の三蔵(経・律・論)の書籍の中、非常にわかりやすく面白い読み物でした。
思想史の詳細な部分は各個人が調べるとして、エッセンスが詰まった本だと思います。
それにしても、メガネっ娘の活躍が少のうございます。←
リッチャンハカワイイデスヨ(ry
投稿元:
レビューを見る
タイトル、表紙および文体はオタク文化を彷彿させるが中身はいたって真面目。お葬式などの身近な話題からやや硬派な仏教の教えまで、広く浅く網羅している。
ネットスラング、サブカルに理解があれば読みやすい。
投稿元:
レビューを見る
この本はリア住である蝉丸Pがニコ生で放送した仏教講座を書籍化したものである。むっちゃおもろい!わかりやすい!難しい概念をネットスラング等で解説!更に注釈もついてあるからわからない用語が出てもとっても安心!特に2章は現代日本や海外の仏教事情を解説。とても読みやすい本です。
投稿元:
レビューを見る
「話3割に受け取るように」と本文の中にありますが、残りの7割を追えるように参考書籍が巻末に書いてある時点で良書です。
巷の仏教書と名乗る自己啓発書やスピリチュアル本にはない奥深さと、たとえ話から来るわかりやすさが両立しています。
参考書籍には入手が難しいものもありますが、カーリルやリブロンなどの図書館活用ウェブサービスを利用し、都道府県下すべての図書館から検索すると大体の本がヒットします。地元の図書館へ借りたい本を相互貸借をお願いすると、その本を在庫している図書館から取り寄せて貸し出してもらえるので、気になる参考書籍がある方は是非地元の図書館へ。
またこの本を一読するだけではよく理解できなかった方には高校の倫理の教科書と学習書をおすすめします。
私の手元にあるのは2009年の東京書籍の倫理の教科書と東京法令出版の倫理の資料集ですが、日本と世界の諸思想と諸宗教について述べられているだけでなく、仏教についても図入りで解説されているため、思想史全般をかたよらずに俯瞰しながらわかりやすく理解することができます。
新編アプロ-チ倫理資料
仏教関係の本は中村元先生の本ばかり読んでいたので、視野を広げるよい機会となりました。
蝉丸様ありがとうございます。
投稿元:
レビューを見る
読了。購入本。
蝉丸Pのつれづれ仏教講座
ニコ動の僧職系男子リア住(リアル住職)蝉丸Pによる仏教講座。
わたくし自身、無神論者だと思っていましたが、実は無関神(心)論者であることを近年自覚いたしまして(遅い)
さらに言うなら論じたことすら一度もないときています。
勉強も兼ねて(ネタに乗じて)読んだ次第です。
ニコ動で住職ゆえ同じことを何度も聞かれる部分でまとめた一章と二章。
仏教の歴史の三章
で構成されています。
仏教の見知った部分だけを知識に仏教のブの字も知らずにリア住にドヤ顔で質問して赤面して下を向いてままいたたまれなくなるであろうこと間違いなしの部分を説明していただけてます。たいへん捗りますね。
ありがたいことです。
助かります。
背水の陣ではありませんが、追い込まれて追い込まれて力を発揮できればいいですが、追い込まれて切羽詰まってテンパって自己崩壊するくらいなら最後の切り札的に逃げ道持ってたほうがいいんじゃない?慌てふためくより、心にゆとりを持てたほうがいいんじゃないか?というのが私の考えだったりします。
そういう部分での宗教はありなんじゃないかなっていうのは思います。
※ただしカルトは除く。
宗教にすがりまくるというのではなくね。
(生き方or死 等の)恐怖や悩みを和らげるクッションのようなものであると考えれば必要である気もしますし。
その部分で、
心理学者マズローさんの言うところの安全の欲求と所属の欲求を同時に達成できる部分なのかもしれないですねぇ。
という感じでたいへん面白く読むことができました。
ネットスラング、ニコ動ネタ、アニメネタ、漫画ネタをちょいちょい入ってるので一般向けじゃーないです。
※私もさすがに最近のはわからないので注釈見まくってましたがw
宗教ものは何個か読んでみようと思ってたので
他のも読んでみましょう。
投稿元:
レビューを見る
仏教と聞いてよく質問されるキーワードを集めた一章、同じく習慣や実情に関する質問を集めた二章、仏教の成り立ちについて語る三章の構成+参考文献と仏教経典の読み方を掲載。
帯や応援イラストに多数の人が参加されているあたり、御坊の人柄と交友関係の広さが伺えます。
語り口調で書かれており、随所にネットスラングやアニメといったサブカルネタが織り込んであるので肩肘張らずに読み進めることが出来る本でした。
ただ、絡められるところにネタを入れているだけで、基本はまじめな仏教話ですんでそれなりに読み応えはあるし、絡めているネタは知ってないとむしろ理解の妨げにしかならないので読者は選ぶかもしれないですね。
仏教って身近にあるわりにはきちんと説明を聞く機会がほとんど無く、なんとなくこんな感じ?ですまされがちですが、(一部の新興宗教などの)悪意ある誤用や思い込みによる問題にまきこまれないためにも、また、日本文化に深く影響している仏教について知ることはより心豊かな生活に繋がると思いますんで、
仏教に関する話に少しでも興味があり、ネットやアニメネタに親しみがある人は気軽に読んでおいて損はないかなと。
投稿元:
レビューを見る
宗派に属しながら、自分の宗派に構わず仏教全般について、ネトゲ用語を多用しながら説明した本で、読む人を選ぶかもしれません。
しかし、独自の驚きの仏教発信者である著者、実は見聞も考察も深く、大変頭の良い方だということがわかりました。
仏教の解説書であり、これから他の仏教書を読むにあたって、どんな態度で臨むべきかというアドバイスはありますが、直接的な救いがある本ではありません。
投稿元:
レビューを見る
(推薦者からのコメント)本職の住職さんが,若いインターネットユーザ向けに噛み砕いて仏教について述べた本.裏ばなしや,ぶっちゃけ話なども含め,抑えるべき点を抑え面白おかしく説明してある一冊なので.
投稿元:
レビューを見る
曰く話三割で眉に唾つけて読めってことでございますが、さらっと仏教の歴史とか僧職の生活とか知りたいのであれば一番平易だしいまどきの比喩があって読みやすい本だと思う。あまりにもアニメ、ゲームネタが多いけども。
これを読んで仏教のすべてを知ったぜっていうのはあり得ない態度だけど一つの知識として仏教の歴史とかもろもろ学ぶには本当にいい本。一見表紙がふざけてるからほんとに仏教の本かよと思うけど中身は読んでみれば至って真面目。自分の体験とかミャンマーで南部の仏教を学んでる後輩のコラムがあったりなかなか見た目より濃い内容の本である。
いい本だと思いますよ。
投稿元:
レビューを見る
ニコ動で数多くの仏教解説ビデオを公開してきたリア住(リアル住職、現役聖職者の意)が書いた仏教解説本。
仏教の教義から歴史、現状、用語解説など網羅的で親切な構成です。
内容は非常に独創的で、
仏壇をあの世との携帯電話に見立てて
「まず、アンテナとSIMカードを兼ねておりますのが、最上段に祀られている御本尊です。そのまま置いただけでは回線契約ができていないので、菩提寺の住職を呼び、開眼供養と呼ばれる回線工事を行いますと開通いたします」
など、新感覚で解説してくれます。
また、分かりにくい教義などは(著者にとって)身近なもので例えながら解説してくれますが、そのほとんどがネット用語、アニメ、ゲームです。
「宗教ってのは社会におけるOSのようなもので」
とか
「タクティクスオウガで例えるならば」
とか
「男はつらいよに出てくる寺男、佐藤蛾次郎さんのポジション」
とか
「そこにシビれる、あこがれるゥ!」
といった、元ネタが分からなければ何をどう例えてあるのかわからないため、よけい混乱する個所も所々あります。
つまり、「仏教の事をあまり正確でなくてもいいから分かりやすく楽しく知りたい」かつ「ゲーム、アニメ、パソコンの知識ばっちりです」のという人向けの非常にニッチな本と言えるでしょう。
仏教的にどこまで正確(表現を歪めていないか)なのかは分かりませんが、とりあえず面白いです。
投稿元:
レビューを見る
動画サイトで有名な現役住職の蝉丸Pさんによる、仏教についての解説本。
寡聞にして動画の方はそこまで追っていないのですが、この本はとても良い本だと思います。
エッセンス摘み読み系の本と違い、本気で仏教について、特に後半の章ではその歴史から解説している本なので、非常にボリュームがあって時間がかかりますが、可能な限り噛み砕いて説明されている印象。一度の通読では理解しきれないので、手元に置いて時々読み返す類の本かと。
時折挟まれるサブカルネタや比喩は、分からない部分は大体のニュアンスで理解しておけば大丈夫だと思います。
非常に残念なのは、下部のネタ解説テキスト。
筆者とは別の方が主に担当され、最初はネタ解説が中心なのですが、後半にいくにつれ、注釈をつける意味もないようなところに注釈と称してネタや自分の考えを羅列し出しています。しかも明らかに調子に乗ってきたんだな…という印象の長文で、挙句面白くない。
これが折角の本文の面白さをとことん冷めさせます。もう付箋か何かで隠した方がいいレベル。
この注釈をましなものにした改版や文庫版でも出版して欲しいところです。
というわけで、読み物としては非常に価値が高いんですが、一冊の本として見た場合この注釈がどうしても許せないため-1、☆は4つ。
投稿元:
レビューを見る
宗教について考えるのは若者の自分にとってどこかタブーのような感じがある。いったいどこからそういう感覚を身につけてしまったのかと嘆きたくなる。しかし、ヤバいと感じていながらも、死んだらどうなるの?心霊ってなに?と考えてしまう自分もいるわけで、そこで手っ取り早くなんか読めるものはないかと探して見つかったのがこの本である。
著者は現役住職ながらニコ動やネトゲをこよなく愛する「蝉丸P」という方。内容は仏教をネットスラングやオタク用語などを交えて仏教のことをさらっと解説するというもの。その内容は広く、仏教の概念や用語解説はもちろん、お寺さんの話や海外の仏教事情まで網羅している。なかなか疑問に思わないようなところも軽く解説してあるので意外にも読み応えあり。
あと自分がこの本の特にいいと思ったところが二つある。それは
・語り口がオタクっぽくて読みやすい
・特定の宗派に比較的偏りの無い情報
というもの。本文でも書かれているように宗教に関する本は読みにくいし、特定の立場に立っているために偏った意見が多い。その点この本は偏見をあまり生ずに読めるし、そういう偏見を生まないように注意が払われていてオタク文化に抵抗がないならおすすめできる本だろう。
ただいかんせんゲームやアニメなどの話題が多くて、仏教よりもそっち方面の知識の方がついてしまったように思えるし、そっち方面が印象強くなっている気がする。というかネトゲに興味が出てしまったのできっと本当はそういう本だったのだ。
とにかく読みやすい仏教の本を求めている方にはおすすめ。