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紙の本
翔べ麒麟 下 (角川文庫)
著者 辻原 登 (著)
玄宗側近の楊国忠に賄賂が流れ込む。国難を憂えた朝衡、すなわち阿倍仲麻呂は、密かに楊貴妃暗殺計画を練るが、真備は冊封体制下に入ることと引替に、玄宗から新羅への不干渉と、天皇...
翔べ麒麟 下 (角川文庫)
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商品説明
玄宗側近の楊国忠に賄賂が流れ込む。国難を憂えた朝衡、すなわち阿倍仲麻呂は、密かに楊貴妃暗殺計画を練るが、真備は冊封体制下に入ることと引替に、玄宗から新羅への不干渉と、天皇号承認を引き出す。揺れ動く国情、戦いの予感。一方、冊封使となった朝衡は実に三十七年ぶりに帰国することになり、鑑真の渡海に手を貸すが遭難、唐に舞い戻ると、安禄山が謀反を起こし—。近衛兵となった真幸の運命は?歴史活劇の白眉。1999年読売文学賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【読売文学賞小説賞(第50回)】玄宗側近の楊国忠に賄賂が流れ込む。国難を憂えた阿倍仲麻呂は、密かに楊貴妃暗殺計画を練るが、真備は冊封体制下に入ることと引替に、玄宗から新羅への不干渉と、天皇号承認を引き出す。【「TRC MARC」の商品解説】
日本と唐、警察権力を握る楊国忠、兵馬の大権を持つ安録山、そして日本人文官、朝衡、楊貴妃に溺れる老皇帝玄宗。それぞれの思惑が錯綜する中、玄宗皇帝の近衛兵となった真幸の運命は--。【商品解説】
著者紹介
辻原 登
- 略歴
- 1945年、和歌山県生まれ。1990年「村の名前」で芥川賞、99年『翔べ麒麟』で読売文学賞、2000年『遊動亭円木』で谷崎潤一郎賞、05年『枯葉の中の青い炎』で川端康成文学賞、06年『花はさくら木』で大佛次郎賞を受賞。10年『許されざる者』で毎日芸術賞。
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