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紙の本
不便益のススメ 新しいデザインを求めて (岩波ジュニア新書)
著者 川上 浩司 (著)
かすれていくナビなど、効率化や自動化の逆にあたる「不便益」の発想から生まれたデザインは、便利追求が見逃してきた、けれど本当は大切な視点を内包している。そんな新しい思想・指...
不便益のススメ 新しいデザインを求めて (岩波ジュニア新書)
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商品説明
かすれていくナビなど、効率化や自動化の逆にあたる「不便益」の発想から生まれたデザインは、便利追求が見逃してきた、けれど本当は大切な視点を内包している。そんな新しい思想・指針を具体的なデザイン・モノを通して紹介。【「TRC MARC」の商品解説】
同じ場所を3回通るとかすれていくナビ、目盛りが素数の位置にしかない素数ものさし、足でこぐ車椅子は、効率化や自動化の逆にある「不便益」の発想から生まれたデザインです。便利追及が見逃してきた、けれど本当は大切な視点を内包しています。そんな新しい思想・指針を、具体的なデザイン、モノ・コトを通して紹介します。【商品解説】
効率化や自動化の真逆にある「不便益」という新しい思想・指針を具体的なデザイン・モノを通して紹介する.【本の内容】
目次
- プロローグ 不便な生活,始めました
- 受験/下宿探し/風呂/台所/スマホを下宿に置いてきた日には/不便だ,メンドくさ!はマイナス/ホームセンターで本棚を買う/食洗機なし/コップ洗いをモノグサしてみた/プチ冒険してみた
- 1 「不便益」の時代がやってきた
- (1)現実味をおびてきたドラえもんの世界
- (2)AIブームが「便利」に拍車をかける
- ゲームに勝つ/試験問題を解く/運転支援から自動運転へ
- (3)ボタン一つでなんでもできる・してくれる家・社会
- (4)効率化・自動化は工学の最優先課題
- (5)でも「便利」ってなんか気持ち悪い
- ポーランドから来日した友人は日本語が話せない/グローバリゼーションは便利ですが/信じるしかないのですが
著者紹介
川上 浩司
- 略歴
- 〈川上浩司〉1964年生まれ。京都大学大学院横断教育プログラム推進センター(デザイン学リーディング大学院)特定教授。博士(工学)。著書に「不便から生まれるデザイン」など。
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紙の本
不便だけど、、、
2019/12/18 00:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らんらん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本はデザインの研究の視点から様々な分野へ目を向けて書かれています。
実生活でも多くの便利を享受している現代において、スローライフを目指していくためにこういった視点を求めていくのが重要かなと思わされます。
この本は決して便益を否定していないところ、ノスタルジーを肯定していないことが良いなと思います。ジュニア新書ですが、便益について行きすぎている大人が読んで考えさせられる一冊です。
紙の本
現代の効率化・自動化の逆にある、しかし大切なことを具体的なモノに還元して教えてくれる画期的な一冊です!
2019/06/11 13:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代社会は、効率化・自動化を追求し、そこから弾かれるものはすべて「不必要」なものとして切り捨ててきました。しかし、そういうものの中には、人間にとって非常に大事な視点が含まれていることも確かです。同書は、そうした切り捨てられた「不必要」、「不便益」と考えられるものを、具体的なモノとして表し、それらについて再考してみようという画期的な一冊です。ジュニア新書ですので、中学生や高校生でも読めるように編集されています。現代の便利な社会に生きる若者には、ぜひ、この機会に読んでもらいたい一冊です。
紙の本
前向きで積極的な「不便」。
2019/07/29 16:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
便利が良いとは限らない。
読んでいると「あたりまえのことを言っているだけなんだけど」と気づかされる。
ちょっと慣れない考え方なのでするするとは読めなかったが、もしかしたらこれも「どういうこと?」と考えることの面倒さの効用なのかもしれない。いろいろな例が載っているので、どれかをきっかけに「こういうことか」とわかっていくのも面白かった。
「便利ってなに?」と当たり前のように「便利」を追求していたことを見直している。