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紙の本
森と山と川でたどるドイツ史 (岩波ジュニア新書)
著者 池上 俊一 (著)
人間存在や文化の理想像を、自然と一体化し、あるいは深く交流することで作り上げてきたドイツ人。ドイツの歴史と自然との緊密な関係を明らかにし、近現代のドイツ人の精神や生活態度...
森と山と川でたどるドイツ史 (岩波ジュニア新書)
森と山と川でたどるドイツ史
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商品説明
人間存在や文化の理想像を、自然と一体化し、あるいは深く交流することで作り上げてきたドイツ人。ドイツの歴史と自然との緊密な関係を明らかにし、近現代のドイツ人の精神や生活態度を特徴づける土台のありかを探る。【「TRC MARC」の商品解説】
魔女狩り、音楽の国、ユダヤ人迫害、環境先進国——光と影の歴史を生んだ、ドイツ人の自然観とは?【本の内容】
目次
- はじめに
- 第1章 ゲルマンの森とその支配
- 地勢と気候/ゲルマン人の侵入とローマ帝国の滅亡/フランク王国の建国と分裂/神聖ローマ帝国誕生/ゲルマンの森とその神話/神聖なる菩提樹/王の森から領主の森へ/森の恵み、ハム・ソーセージ/狩猟文化とその継続/地中海から内陸河川へ
- 第2章 山と川に拠る生活
- 聖職叙任権闘争の背景/領邦分立の時代へ/中世農民の状況/東方植民はなぜ必要だったのか/山の城に割拠する領主たち/川沿いの都市建設/ハンザ同盟と海をめぐる都市/アルプスと峠道/森の化身としての野人/ふしぎな力をもつ修道女
- 第3章 宗教改革と自然の魔力
- ルターと宗教闘争/領邦教会の誕生/ドイツ農民戦争と自然/ブロッケン山の伝説/魔女迫害の真相/なぜドイツは魔女が多かったのか/王宮がおかれた鉱山町ゴスラー/フッガー家と鉱山開発/各地に散らばる鉱山町/塩が支えた都市の発展/自然学と錬金術/グラウバーの『ドイツの繁栄』
- 第4章 ハプスブルク帝国からドイツ帝国へ
- 三十年戦争とその結果/プロイセン対オーストリア/領邦の中の都市/啓蒙専制君主フリードリヒ二世とジャガイモ/ドイツ啓蒙主義の評価/公共の場の出現と家庭での感情生活/領主を利する農業改革/森の荒廃と復元
- 第5章 産業発展と山の賜物
著者紹介
池上 俊一
- 略歴
- 〈池上俊一〉1956年愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は西洋中世・ルネサンス史。著書に「パスタでたどるイタリア史」「お菓子でたどるフランス史」など。
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紙の本
森と山と川はドイツ史を語る上で切っても切れない。本書で時間の旅をしてみよう。
2018/05/28 09:37
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドイツって聞くとどんなイメージ?グリム童話?ジャガイモ?ソーセージ?本書によると、自然と人がずっとうまく暮らしてきた国なんだとか。山と川、ローマ時代から叙任権闘争、東方植民にも言及がある。自然や河川がドイツの歴史にもたらした作用にも 言及。音楽と自然の関係についての記述はなかなか鋭く、ほかでは読めない。
紙の本
ドイツ本
2017/03/31 18:17
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お国柄というのはあると思うがすべての人がその国らしい性格をしているとは言えない。だがある程度ゲルマン民族という人たちの性格がわかる気がする。自然とこの民族との関わり合いがわかりとても興味深い作品だ。
紙の本
読み進めるとだんだん楽しく感じられました
2020/05/06 22:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み初めは高校世界史の単調な授業を聴いているような内容でしたが、我慢して読み進めたら、次第に楽しく感じられました。
タイトルにあるように、ドイツと森や川がどう深い関係があるのかが後半から分かったり、、哲学の国らしくフロイトやヘーゲルといった独哲学者が登場したり…この1冊で高校の世界史と地理と倫理の社会(地歴&公民)3科目を一気に学べた感触を得られました。勉強になり、もうお腹いっぱいです。
表紙を開いてすぐにカラー写真ページがあり、ドイツとその周辺の立体地図が見開きで掲載されています。ドイツを流れる川が多数掲載されていて、当書を読み進める際に、位置を確認でき、知識が高まるでしょう。
姉妹作のイタリアやフランスのように、食べ物をメインにしていない当書ですが、この著者(西洋史の権威なのですね)の岩波ジュニア新書シリーズはどれも面白いです!
紙の本
自然より料理とはこのことか
2021/06/09 10:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者による「パスタでたどる」と比べると、
読後の印象の弱さが如何ともし難いのは、
専門外の事柄を扱ったせいでしょうか。
具体的な料理と漠然とした自然とでは、
読者に対する訴求力に差がある、
ということかも知れませぬ。