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収録作品一覧
箏 | 石川憲弘 著 | 23-58 |
---|---|---|
尺八 | 石川利光 著 | 59-82 |
三味線 | 工藤哲子 著 | 83-112 |
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紙の本
和楽器って、やってみたいですよね。付録のCDもお値打ちです。
2003/07/05 22:48
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投稿者:toricchi - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生の息子が「学校で和楽器をやる」といいまして、ネットでお店を探したりしました。近所の息子の同級生は、「町内会のお祭りで、横笛を吹く」ということで、学校の授業対策はバッチリでした。わたしが小中学生のころは、本書の著者が指摘するとおり、「教育は洋楽のみ」で、和楽器に関しては全く触れられませんでした。著者は大学生から和楽器にのめりこみ、ついにはプロになって全国の小中学校などを巡って演奏会をやっています。そして本書で「和楽器は、ピアノとかと違って、大学生から始めてもプロになれますよ」とチャンスの大きさをアピールしてきます。確かに、ピアノとかバイオリンのプロなんて、幼稚園以前から始めないと無理ですよね。和楽器は「省みられたいなかった」だけに、逆に敷居が低くなっているようです。最近は有名なプレーヤーも出て、かなり注目度がアップしていますが、まだ「趣味は尺八です」というのは、あまり一般的ではないですし、中学校の「和楽器クラブ」はもっぱら女子の琴ばかりだそうです。さて、本書の構成ですが、楽器別に書き手が異なるために、それぞれの楽器についての記述内容がさまざま(細かく奏法を述べる人もいれば、構造について多く語る人、楽器の種類とその特徴について語る人、などなど)で、また、それも面白いです。和楽器の楽譜の例も豊富で、口伝の説明もあります。付録のCDでは、和楽器による洋楽演奏の例(モーツアルトのメヌエットなど)を聞くことができ、本書とCDでこのお値段はお値打ちだと思います。楽器ができると楽しいですよね。和楽器と洋楽器の合奏は、ほんとに面白そうです。「横笛」とか「篳篥」とかについても盛り込んだ「続編」を期待します。