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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1994/06/20
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波新書 新赤版
  • サイズ:18cm/251,20p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-00-430340-0
新書

紙の本

日本語の起源 新版 (岩波新書 新赤版)

著者 大野 晋 (著)

日本語の起源 新版 (岩波新書 新赤版)

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紙の本

本居宣長の後継者かもしれない

2004/04/11 21:19

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:仙道秀雄 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 丸谷才一さんの「輝く日の宮」で文法が読解に欠かせないことを知った。新聞で丸谷さんが本書の著者大野晋さんの説に従い「もののあはれ」を古典タミール語から定義し直している文を読んだ。本居宣長全集を読むと、この大野晋さんが解題を書かれているのを知った。自分の使っている古語辞典の編者のひとりが大野晋さんであることも知った。源氏物語を原文で読みつつあるのだが、助動詞の使い方その他の古文法を復習せねばと思い、著者の「古典文法質問箱」を読んだ。「この人はただものではない」と思った。

 そんな背景においてこの本を手にした。その学説は衝撃的であった。諸学一般にも言語学にも無知なわたくしが論評などできるわけがない。すくなくともbk1にある大野晋さんの書物21冊すべてを読んでおくことが自分の人生に必要だと思った。若い頃タミール語が日本語と同系の言語だという大野晋さんの説は読んだことがあったのだが、その頃は単なる知的好奇心の域を出なかった。こんな驚きはもたなかった。わたくし自体も変化したのであろう。

 生涯をかけた古事記の徹底的な読みから日本人の原像を取り出そうとしたのが本居宣長だとすれば、大野さんはその宣長の古事記の世界を理解した上で更に深く遡ろうとされた。その結果がこの本ではないか。それがわたしなりの読解であった。柄谷行人さんの東アジア世界を前提して日本史を考えるという地理的スケールを抜いて、南インドから東アジアまでをひとつの世界として捉えている。

 日本語とタミール語の類似性とはどれほどの範囲でおっしゃているか、というと、
1.単語の対応
2.文法の比較
3.墓、墓地
4.生活慣習の対応関係
5.精神生活
に及んでいる。少し例をあげると、

1.単語の対応
巻末に500語ほどの対応表が掲載されている。生る・成る、勝つ、神(かむ)、米、定め、好き、知る、白、遊ぶ、足、咲く、高い、樽、亡ぶ、あはれ、轍、畑、田んぼ、稲、餅、粥、穂、早稲、墓、カネ(金属の意)、織る…。
2.文法
分類法の類似、語順、係り結びの存在、助詞・助動詞の存在、そしてなんと、驚くべきことに五七五七七までも対応する。
3.墓、墓地
甕棺、集合墓地、支石墓、土器のグラフィティ(一種の象形文字)
4.生活習慣
妻問い婚、夕占(ゆふけ)など。
5.精神生活
天(アメ)、神、祭り、祓い、寂び、恥、悪し、など。

 大野晋さんは先にも言ったように古語辞典の編者であり、筑摩の宣長全集では解題を書かれている。更に岩波の日本古典文学大系の古事記と日本書紀を執筆された実力者である。それほど古語に詳しいオーソリティと言ってもいい人が60歳になってから日本語とタミール語は同系の言語ではないかと思いはじめ、学会からはボロクソに言われてもめげずにインドに留学してタミール語を学び、その学説を更に展開し、その領域は考古学にまで及んでいる。その学問もさることながら、生き様にも学ばねばならない。

 まことに恐れ入るばかりのエライ人である。余談ながらわたくしの尊敬する吉川幸次郎先生も宣長全集の解説に登場しており、大野晋さんの解釈について論じていたが、先生も大野晋さんには一目置いていたのがよく分かる。

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2009/03/27 01:24

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2009/10/20 20:28

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