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やってはいけない!社会人としての100のタブー
〔「今さら聞けない社会人としての100のタブー」(2019年刊)に改題改訂〕【「TRC MARC」の商品解説】
やってはいけない!社会人としての100のタブー
社会人としての100のタブー
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紙の本
基本を知っていればこそ、応用できる。
2011/07/23 17:11
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みす・れもん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この手の本は20冊以上は読んできたかなぁ。本書の内容は特に目新しいことはなし。けれど、初めてビジネスマナーの本を買うならオススメである。 イラストも随所に散りばめられていて、読みやすい。それに各項目ごとが短くまとめられているので、パラパラと空き時間にめくってみるのにも支障なし。どの部分から読み始めても、構わない。
電話対応など、年齢が上の方ほど「?」と思うことが多いのだけれど、新人さんだけじゃなくそう言う方にも読んでいただきたいと思う。電話をかけてきて名乗らない方のなんと多いこと。誰もが自分のことを知っていて当たり前と思っていらっしゃるらしい。「恐れ入ります。お名前を教えていただけますか?」と尋ねると、明らかに不機嫌になるのだ。困ったちゃんである。
また、電話対応の仕方にもそばで聞いていてヒヤヒヤすることも。なんでそこまで上から目線なんだろうかと。もちろん、全ての方に当てはまるわけではないのだけれどね。素晴らしい方もたくさんいらっしゃる。
学生時代からアルバイトも経験せずにいきなり社会人として働くことになったら・・・。いろいろと戸惑うことも多いだろう。お金を貰って働く、ということの意味をよく考える必要がある。就業時間の1分1秒に給料が発生しているのだということを忘れてはいけない。それは何も、トイレに行くなとか、お茶も飲むなとかいうことではない。ちょっとした休憩というものは必要。人間の集中力なんてそんなに持たない。けれど、何十分も雑談に使うというと話は別。忙しく目の前の仕事を片付けている人を巻き込むなんてのは、もってのほかである。
自分個人だけの責任で済んでいた学生時代とは異なり、会社の一員となればその看板を背負って社外の人と対応しているのだということを認識しなければならない。自分の対応次第で、その会社全体のイメージが変わってしまうことがある。これは考えれば考えるほどに怖いことでもある。もし、ミスを犯した場合でも、そのフォローの仕方が大切。責任逃れ、と受け取られてしまうような対応は最悪だ。
社会人になったばかりの頃は、この手の本を読んで、それなりに誠実な社会人生活を送っていても、2年、3年と経つうちになぁなぁになってしまうことも多い。ベテランの方も、今の自分を振り返る意味で手に取ってみてはいかがだろうか。「しまった!」と思うことがあるかもしれない。
なにはともあれ、社会人としての最低限のマナーというものをこういった本で学ぶとしても、大事なのは他人の気持ちを思うこと、である。どうすれば相手に、そして会社に迷惑をかけないか。相手に喜んでもらえるか。それを自分で考えることも大切。なぜこういうことをする必要があるのか。必ず背景があるはずである。マニュアル通りにただ暗記しているだけだと応用が利かなくなる。自分の頭で考え、消化し、納得すること。これが大切なのだ。