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紙の本
人種差別から読み解く大東亜戦争
著者 岩田 温 (著)
1919年のパリ講和会議で日本が提出した「人種差別撤廃案」はアメリカやイギリスの反対で否決された。大東亜戦争に至るまでの流れを「人種差別」の観点から明らかにする。〔「だか...
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商品説明
1919年のパリ講和会議で日本が提出した「人種差別撤廃案」はアメリカやイギリスの反対で否決された。大東亜戦争に至るまでの流れを「人種差別」の観点から明らかにする。〔「だから、日本人は「戦争」を選んだ」(オークラ出版 2012年刊)の改題,大幅に加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
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日本軍はジェノサイトではない!
2016/01/18 18:23
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M マサ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大東亜戦争の4つの原因を上げ考察するがどれも、説得力に欠け、当時のアジアの独立国は、タイと日本だけで、他は白人社会の植民地で、アメリカにおける、排日運動からみれば黄色人種に対しての差別が、勿論、日本事態も朝鮮半島や一部の地域を植民地とした矛盾を含め、日本は「人種平等」の理念を唱えていた。
豊臣秀吉は、キリスト教を禁止した、その裏には、余り歴史には刻まれていない、ポルトガル人が日本人を奴隷として売買されていた、また、キリスト教の布教等は方便に過ぎず、本当の狙いは侵略に有ると断言していた。
また、中国にも、キリスト教を広める余りにも乱暴で身勝手な侵略が、それは、キリスト教を布教するためには、武力行使も可能だと論じている、それは、日本にも、それは秀吉の分析が外れていない事が解る。
オランダによるインドネシア支配を、オランダ人のエドゥアルト・ダウエス・デッケルの書いた幾つかの著書を紹介し、奴隷支配を暴露している、
この著書には、植民地統治とは何かとを考える際に重要な導きが、それは、20世紀に到っても、植民地支配は存在し続けていた。
1900年当時、アメリカ社会から見た日本人は、サンフラシスコ市長が日本人や中国人の居住地区の隔離をし、差別社会を象徴していた、以外なのは、セオドア・ルーズベルトは、日米関係の悪化を恐れ、当時の事態に鎮静化に動いていた。
日本は、懸命に人種差別撤廃条項を国際連盟の設立を契機に条項を加えようとするが、オースラリア首相ヒューズが強硬に反対し、その国の白豪主義があり、また、アメリカのウィルソン大統領が、16名中、11名が日本の提案に賛成したにも関わらず、案件の「否決」が宣言される。
当時の重光氏は、「東洋を永遠に西洋の奴隷であるとする考えが尚維持されたのは非常に矛盾であった」欧米の植民地支配を打破する、それこそが大東亜戦争の目的だったと重光氏は、確信していた。
昭和18年、11月5,6日、大東亜会議で、東絛英機は、「大東亜の格国が共同し、安定を確保し、共存共栄の秩序を建設することは、格国共同の使命である、、、」自主独立を説く196ページから、200ページ迄、各国代表の発言が、そこから、大東亜共同宣言に、
日本人は、大義名分のある戦争だったと、それは、「人種差別撤廃」、「植民地支配」の打倒、なのだと、
無根拠に祖国の歴史を貶め、呪いつづけるのは、もう、いい加減にしましょうと、訴えた内容になっている。
最後に、日本は、決してジェノサイドに手は、染める事はなかったと締めてある。
以上が、この著書の大まかな内容だが、全体的に非常に読みやすく、解りやすく解説され、非常にいい内容になっている、やはり、東京大空襲や、原爆投下の歴史を考えと、幾つかの疑問があった、何故?日本は、そこまでされたのか?根底には、白人至上主義があり、また、猪瀬直樹氏が指摘するように、世界中に見えない恐怖が有り、その恐怖から逃れる為に、武器を中心とした文明が発展し虐殺の大きさも、酷くなる、しかし、その恐怖を沈める為に、昭和18年の大東亜共同宣言に繋がる、そこには、人種差別撤廃から、自主独立国(格宗教)を認め合う事が、秘められている、現代社会を考えと未だに、中国や韓国が日本の戦争責任を責めているが、本当の戦争責任を追及されていない国がある、その国が追及されない限り、見えない恐怖は消えないだろう。20世紀の最大のジェノサイドを行った国は?それを支配する根底に有るものを、この著書は表現している。お勧めです。
紙の本
大東亜戦争という言葉から連想するのは、右翼思想?
2015/12/31 22:33
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じょる - この投稿者のレビュー一覧を見る
大人になってから、学校では教えてくれなかった事実を知る事がよくある。
特に駆け足で履修してきた近現代の歴史については、特に、である。
当時の世界は、あまりに酷すぎる白人による植民地の時代であった事。
人種差別のない世界に、と、日本は主張していた事。
大東亜戦争という名称が閣議決定による正式なものである事。
(つまり、日本国として正式に命名にしたにも関わらず、戦後GHQの占領洗脳政策によって太平洋戦争という名称にされた。)
・・この本のほんの一部ではあるが、知らない事ばかり。
時代は遡り、秀吉のバテレン追放令。これはポルトガル人宣教師達による日本人の人身売買をやめさせるためであった、という記述。
信教の自由を制限するためだけではなかった、というのは新鮮だった。
学校で習う歴史はたいていが年号を覚えるだけの味気ないものであるが、歴史はそんなに単純なものではないことを、もっともっと書に触れて感じられれば…、とは今さらながらに思う。
ちなみに、著者である岩田氏は、右翼などでは全然ない。
人権を大切に語るリベラルの方である。
大東亜戦争、というだけで右翼のレッテルを貼るような近視的な視野は捨ててみると、視野が広がる。本を読もう。