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紙の本
雑食系マンガマニア注目のゲイコミック作家
2009/06/27 18:02
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中肉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
成人向け漫画では、全年齢向け漫画雑誌の掲載作品並の質でさえ、見つけるのは難しい。それこそ、雑誌の中に1つ、2つ「面白かった」と思えるものがあれば幸運だ。
アダルトコミックでも普通に作品の質を求めてもいいんだ!と、
そんな年齢制限問わない「(雑食系)漫画好き」には今作品は朗報となるだろう。
シブケンシリーズの中で、
リストラされた親父が息子の学費のために身を売る。
アナル挿入の痛さに顔を歪める親父。
息子はそんな姿を見るに堪えられず、親父の痛みを和らげようとフェラチオする。
心温まる親子の協力作業によって、無事初仕事を終えたひとコマ。
子「・・・親父・・・ 俺がさっき飲んだの 俺の弟かな、妹かな」
親「・・・こいつ・・・」
近頃、こんなに気のきいたギャグは本当に久しぶりだ。
また、この作家はとても才能豊か。
レトロさ、キュートさを感じる親しみやすい絵柄に加えて、
女向けも男向けもサブカル向けも描け、
ギャグ・シリアス・ハード、どんな作風も山田節で描き出す。
今作「無駄な抵抗やめましょう」でも、バラエティ溢れる作品群で埋め尽くされている。どれも著者の変態濃度が高く、熱中させられるものばかりだ。
アダルトコミックへの見識を改めた一冊である。