トランプで遊ぼう！ ゲーム・マジック・占い こどもから大人まで！

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投稿者：星の砂　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

７歳の娘とトランプでよく遊ぶのが、ババ抜き、スピード、神経衰弱、ブタのしっぽ、７ならべ。他にもいろいろなゲームがあったような気がするが、まったく思い出せない。しかも、主人も親戚の大人たちも簡単な遊び方以外は覚えていないのである。私が子どもの頃は、ボードゲーム、カードゲームが主流だったが、トランプに限らず、カードゲームの良いところは、みんなで輪になって遊べるし、コミュニケーション力を豊かにする効果もあったように思う。この本は、ゲームだけではなく、マジックに、占いまで満載。子どもから大人までトランプを満喫できる１冊になっている。

　私は、大人に教えてもらってトランプの遊び方を覚えたので、本を読んで遊んだ記憶がない。だから、本を読んでもわからないだろう、と敬遠してきたが、この本は、わかりにくいカードの配り方や順番なども矢印で遊び方の流れがわかるし、イラストと解説でわかりやすく親切。
　【ゲーム編】では、《プレイ人数、使うカード、ゲームの性格（運、戦術）、遊び方》を軸に、《○○に勝つために、コラム、○○成功のコツ》のアドバイスもある。《定番のゲーム：七並べ（ファンタン）他3ゲーム》、《2･3人で遊べるゲーム：エカルテ、他3ゲーム》、《大人数で遊べるゲーム：大富豪（大貧民）、セブンブリッジ、うすのろ、他9ゲーム》、《１人で遊べるゲーム：ポーカーソリティア、他4ゲーム》と、全部で25ゲーム収録。【マジック編】は、簡単な初心者向けなので、初めての人でも挑戦してみたくなるような《カードを揃える：4マジック》、《カードが移動する：4マジック》、《カードを当てる：13マジック》と21マジック収録。【占い編】は《1.運命の人との出会いはいつ？／他8占い》。他に【カードの基礎知識】も。
　【ゲーム編】で、《うすのろ》の遊び方を見て、大人たちと遊んだ楽しかった記憶が思い出された。本では、コインを取ることになっていて、掛け声も「1.2の3！」になっているが、《うすのろ：コラム》に、「－ローカルルールには「うすのろまぬけ」「うすのろばかまぬけ」なども存在するようです」とあり、「うすのろばかまぬけ」の言葉で思い出したのだ。冬になると、コタツに入ってトランプとみかんを用意し、＜そういえば、「うすのろばかまぬけ」三昧していたなあ･･･＞と。早くカードが揃った人が、コイン（みかん）を取るという、単純なゲームだったから、ケンカ無しで楽しく遊べた大好きなトランプゲームの一つだった。　　
　この本のおかげで、遊び方や昔の思い出も、思い出すことができた。今、当時と同じ状況で、コタツにみかんが揃っている状態。1番に「うすのろばかまぬけ」を子どもたちに教えてあげたのはいうまでもない。今は、D○などデジタルゲームが主流だが、トランプは、記憶力や計算力を高め、駆け引きも覚えることも出来るというし、子どもたちにたくさん教えてあげよう。