紙の本
将棋を楽しんでみてはいかがかな
2009/04/27 16:05
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:筑波太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋は囲碁と違い、陣取り合戦ではない。戦国絵巻ではないが相手の総大将(王将)を討ちとれば終了。打ち取ってこそなどと、物騒な例えだが「玉を詰めれば勝ち」である。ルールはシンプルだが、根底は奥が深く無限の広がりがあり、まさに小宇宙のゲームかもしれない。クリアするハードルはあるかもしれないが、決して高いものではない。老若男女の人たちが、将棋をこよなく楽しんでいる。誰人も初めて「将棋を指す」とは、免許取りたての新人が運転するような感覚なのかな。
本書は将棋の基本や駒ごとの特徴など、初心者のための講座から始まる。駒の配列、動かし方がクリアできたら、次は「勝負に勝つための5カ条」をひも解いてみよう。「取る・攻める・成る・詰める、寄せる・囲う」など、戦い方の基本である駒組や作戦は、是非マスターしたい。ワンランク上がることは勿論だが、将棋の深さや親しみ、挑戦意欲などが自然と身につくように。
5カ条をマスターしたなら、多彩な戦法を学びとりたい。なかでも「居飛車・振り飛車」での攻めは基本中の基本だから、じっくり覚えよう。ここまで来たら少しは将棋が指せると言ってもいいのでは、あなたのレベルは間違いなく数段アップしているのだから。
将棋も礼儀で始まり、礼儀で終わる。勝った負けたで、あまり熱くなりすぎるのは良くない。常に自然体を心掛けたい。直ぐにもう一局と対局するのだから。マナーも大事な戦略、楽しく大局しながら腕を磨いていければ、将棋の醍醐味は益々膨らむだろう。
最後のコラムに、詰将棋が載っている。上達の近道は、詰将棋をこなすのが第一だとある。「下手な鉄砲、数打っちゃ当たる」ではないが、実践あるのみか。
紙の本
強くなれそう
2020/10/31 16:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トッポギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
結構わかりやすく書かれています
一つ一つのコマのステータスがとてもよいです
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将棋を改めて始めようと思っている。
自分に今足りないことは先を読む力。
これまでの経験から物事を判断する力。
そしてそれらから自分の道筋を決める決断力。
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「長男に負けない」「いつか旦那に勝つ」を目標に猛勉強中です。
時間がなく、少し読んだだけで図書館の返却期限が来てしまいました。
また借りようと思います。
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将棋は駒の動かし方くらいしか知らなかったので読んでみた。読んだからといって強い人には勝てないが、これからどういう勉強をしていけばいいかは分かった。
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将来子どもに将棋を教えられるように(とは言っても現在0歳8ヶ月なのでまだまだ先の話だが)今のうちから勉強しておこうと思って図書館で借りた。駒の動かし方やそれぞれの駒の特性まで丁寧に書いてあり、パッと見の印象より中身が濃いと思った。将来子どもがこの本を見ながら勉強できるように『みるみる強くなる』シリーズの3冊は買っておくことにした。
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子どもの頃、将棋で遊ぶことがわりあい多い方だった。だから対局するのには困らないので入門書から読み直さなくてもよいかなという思いは少しよぎったのだけど、この本にして正解だったと思う。
本書では基本的なルールから詰め方、囲い、そして戦法までがわかりやすく説明されている。中でも駒の特徴を「能力パラメータ」で数値化してみせているのはおもしろい。そして、駒のもつ総合力の値から、駒得か駒損かの損得勘定ができるようになっている。実際には、ここに戦況を含めた計算が入ってくるのだろうけど、基本となる考え方が土台にあるのとないのとでは雲泥の差がある。寄せの基本の「包むように寄せる」という表現にもなるほどと頷きながら読んだ。
将棋はルールさえ知っていれば誰でも楽しめるし、対局の数を重ねればある程度までは強くなれる。だけど、本を読んで勉強している人や将棋教室に通ったことのある人にはかなわないと子どもの頃に肌で感じていたことを思い出した。今思えば、経験的に得た感覚から理論に裏づけされた知識に置き換える作業が欠けていたのだろう。
先月から「3月のライオン」を読みはじめて、今、無性に将棋がやりたくなっている。羽生さん監修のこのシリーズで勉強したら前よりは強くなれそうだ。ひょっとしたら「一手先を読む」ことが仕事にも生きてくるかもしれないなんて、子どもの頃とはまた違った愉しみを見出している。
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☆$$面白いし、内容も分かりやすいが・・・。$$やはり将棋や麻雀は実践を繰り返して、ナンボだと思う。
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まったくもって、初歩中の初歩の人には
大変分かり易い。
他の本は、ぜんぜん馴染みのない棋譜が多くて、
とっかかりすら掴めなかったが、
この本のお陰で、動かし方や特性が掴めた。
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今年の目標の一つ、「将棋を覚える」
駒の動かし方や置き方を「だいたい」知ってる、ぐらいのレベルからのスタートです。
第2章で
取る
攻める
成る
詰める
寄せる
囲う
という将棋の基本的な考え方を学べるんですが、
これを知れると、一気に楽しくなります。
もちろん急に勝てるようになるわけでは全くないんですが、
どこをどう動かせばいいのかまったく分からん!という状態からは抜け出て、
多少なり考えながら将棋を打つことができるようになったり、
人の対局見てそのすごさや面白さも分かるようになります。
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将棋の心得のない自分でも知っている棋人、羽生善治による入門書。他の入門書を読んだことがないので比較はできないが、戦術や定石というよりもひとつひとつの局面における駒の基本的な動かし方や活用法が主で図や棋譜・イラストを使って(イラストの金と玉はちょっと見分けづらいが)平易に書かれている。また将棋の格言が頻出し、本に載っていない格言も調べたのだがなかなか参考になる。気紛れに始めた小学生以来の将棋だがこうしてテクニックを知っていくとかなり楽しい。まだ囲いや居飛車・振り飛車の戦法に関する知識が足りないので、今後はそっちを勉強したい。
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将棋入門書。
入門者、初心者対象。
プロローグと1章を読めば将棋のルールがわかると思います。
図が多く、入門者にもわかりやすい。
だいたい最初に出てくる特徴的な漢字は振り仮名がある。それ以降はなし。
全て振り仮名があるようなしつこさはない、低学年以下は大変かも。
2章で手筋などが覚えられる
これを覚えると入門レベルは超えることができると思う。
良い入門書だと思います。
プロローグ 将棋の基本
将棋の基本/棋譜の見方/対局の流れ/対局のマナー
第1章 駒プロフィール
駒プロフィール 駒ごとの特徴(駒の動かし方)
禁じ手について
第2章 勝負に勝つための5ヵ条
その一 取る
その二 攻める
その三 成る
その四・壱 詰める
その四・弐 寄せる
その五 囲う
ステップアップ 戦法
第3章 詰め将棋(1手詰12問)
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将棋の入門書。
駒の動かし方といった基本的なルールの説明から始まり、将棋を指す際の指針を解説している。
初心者は駒の動かし方が分かっても、いざ将棋を指すとなるとどうした良いか分からない、といった事態におちいりがちだ(少なくとも私がそうだった)が、本書では、どういった指針で指していくのが良いか(小駒から攻めるのが良いなど)、そして、それが何を目的としていて、勝負の中でどういった意味を持つのか、といったことを丁寧に解説してくれる。将棋に興味を持って最初に読むのに適した本であると思う。
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詰み将棋やりたくて読みました。
全くやった事ない人にはオススメ!
でも詰み将棋が10問ぐらいしか書いてなかったので、次は羽生善治の詰み将棋の本読みたい。
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小学校のクラブ活動の時間は"将棋クラブ"に在籍した俺だが、"ヘボ将棋の体現化"ともよぶべき我流であった。この歳になって、少しまともな将棋を指したくなったのである。
羽生善治氏の名前を冠しているが、当然監修である。とはいえ、わかりやすくまとまっている。巻末に簡単な一手詰めが掲載されているが、本書を読み終わる頃には、自力で解けるようにはなっていた。
定跡を学ぶ重要性を感じた。