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商品説明
アニメ「機動戦士ガンダム」のストーリーや登場する巨大ロボットから題材を取り上げ、現実に行われてきたロボット開発の歴史や今、進められている研究の様子を詳しく紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
鹿野 司
- 略歴
- 〈鹿野司〉1959年愛知県生まれ。サイエンス・ライター。月刊ログイン、北海道新聞などにコラムを連載中。著書に「オールザットウルトラ科学」ほか。
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紙の本
学生の理系離れ対策にバッチリな好著
2006/08/18 04:42
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いえぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
デカくて、カタくて、鬼のように動きまくる、フィクション世界の巨大ロボットたちに、私たちは、長い間魅了され続けてきました。虜になってしまっている、と言っても過言ではないかも知れません。特に「必殺技」などの、ともすればご都合主義的とも取れる要素を排除した、モビルスーツたちは、その硬質な色気で、大人たちをもノックダウンさせてきました。
本書は、そんなモビルスーツの話題を章の始めに持って行き、現実のロボット工学の解説に入っていく、というシステムで成り立っています。理系の最先端である物事を扱うわけですから、当然話は専門的なものになり、普通であれば、理科関係に全く疎い私のような人間は、あっという間に本を閉じるハメになってしまうものですが、本書は違います。「ガンダム」という普遍的な内容を前面に押し出したことと、鹿野氏のテンポの良い文章が、私の頭を、グイグイと内容に食い込ませてくれました(と、言っても、内容が簡単というわけではなく、かなり歯ごたえのある勉強ができます)。
難しい内容を、分かりやすく解説してくれ、しかもとっつきやすい好著であり、刊行から随分経った今でも、大学や専門学校の初歩的な講義に使えるだけのレベルを持った好著なのです。勉強に飽きている学生の人々に、特に推薦できる一冊です。ただし、ガンダムに関する記述は少なく、「謎本」として読むには不適当なので、注意が必要です。