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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1999.8
  • 出版社: 飛鳥新社
  • サイズ:20cm/398p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-87031-373-1

紙の本

火花 北条民雄の生涯

著者 高山 文彦 (著)

【大宅壮一ノンフィクション賞(第31回)】【講談社ノンフィクション賞(第22回)】ハンセン病と闘いながら、名作「いのちの初夜」を著し、23歳の命を燃やし尽くして逝った天才...

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火花 北条民雄の生涯

税込 2,090 19pt

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商品説明

【大宅壮一ノンフィクション賞(第31回)】【講談社ノンフィクション賞(第22回)】ハンセン病と闘いながら、名作「いのちの初夜」を著し、23歳の命を燃やし尽くして逝った天才作家・北条民雄の極限の生命の姿を描くノンフィクション。生の渇き、絶望の愛に彩られた伝説の生涯がよみがえる。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

高山 文彦

略歴
〈高山文彦〉1958年宮崎県生まれ。法政大学文学部哲学科中退。95・98年度に「雑誌ジャーナリズム賞・作品賞」を受賞。著書に「いのちの器」「地獄の季節」「「少年A」14歳の肖像」ほか。

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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

壮絶な命の物語

2002/02/09 15:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:楓   - この投稿者のレビュー一覧を見る

 自らの壮絶な人生と独特の生命観を綴った『いのちの初夜』でベストセラーを生み出した作家・北条民雄。T3年に生まれた彼は、19歳でハンセン病を発病。川端康成など当時の大文豪の高い評価を受けながら、23歳で無念の死を遂げた。本書は、そんな彼、ペンネームとハンセン病者であったという以外は謎に包まれていた北条民雄の生涯を描いたドキュメンタリー。大宅壮一ノンフィクション賞・講談社ノンフィクション賞受賞の秀作。
 印象深かったのは、病棟での描写。姿かたちが変化すると言う凄まじい境遇に、北条民雄がどう耐え、どう生きたのかには感動させられる。それとともに、ハンセン病の患者たちがいかにアンダーグラウンドな人生を強いられたかと言う点では衝撃をうけた。

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紙の本

文学が生まれた背景(社会)を知ること。大切なこと。

2001/09/12 03:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 元ハンセン病患者やその家族らが国家賠償請求訴訟を起こしているというニュースを時々見かける。少し気になったのだが、ハンセン病についての知識がほとんどなかったので右の耳から左の耳へと内容は素通りし、かろうじて「ハンセン病」という単語だけが頭の隅に残った。
 そんな私が、北条民雄の生涯を描いた本書『火花』に出会って、彼の文学を知ると同時にハンセン病の歴史について、またなぜ訴訟が起こっているのかについても深く理解できるようになった。
 北条民雄は昭和の初期に19歳という若さで全生病院(ハンセン病患者のための隔離病院)に入院を強いられる。ハンセン病というのはハンセンという人が病菌を発見したためにこの名で呼ばれるが、日本では昔から癩(らい)病と呼ばれ、恐ろしい業病であると忌み嫌われていた。
 ハンセン病の特効薬「プロミン」が発見されるのはまだ少し先の話で、このため「お召し列車」と呼ばれた特別列車で病院に搬送された患者らは、一度病院の門をくぐるとそこで人間であることの放棄、社会との断絶を受け入れざるをえない状況になり、あとは自分の体が徐々に腐っていくのをどうすることもできずに死を迎える。まさに地獄への旅立ちであった。
 民雄は、自分の病気のことを知り何度も自殺を試みるのであったが、「死のうとすればするほど生きたくなる自分」に気付き悶え苦しむ。絶望の淵に立ちながらも、彼が川端康成に宛てた手紙によって文学への道が開かれる。「文学界」に発表された『いのちの初夜』で一躍脚光をあびた民雄は、その後も命をかけた執筆活動を続ける。題材は全て癩患者から取られた小説であったので、世間では「癩文学」と呼ばれた。
 このことに対して民雄は、『私は癩文学などいうものがあろうとは思われぬが、しかし、よし癩文学というものがあるものとしても、決してそのようなものを書きたいとは思わない。今までにも書いたことのないのは勿論、また今後も決して書くまいと思っている。我々の書くものを癩文学と呼ぼうが、療養所文学と呼ぼうが、それは人々の勝手だ。私はただ人間を書きたいと思っているのだ。癩など、単に、人間を書く上に於ける一つの「場合」に過ぎぬ』と言う。
 この民雄の言葉は痛いほどに理解できる。絶望の淵から人間を捉えた小説が「癩文学」というあたかも純粋な「文学」とは別物のように扱われるのが絶えがたかったのであろう。しかし私は、ハンセン病の歴史を心理面から突いてくる民雄の小説に対して、敬意を持って「癩文学」と呼ばせてもらいたい。
 民雄が生きた時代には不治の病とされていたハンセン病も、特効薬の発見によって治癒可能なものとなった。また、世界的にもハンセン病の伝染性の低さが確認され隔離の不必要が説かれた。こうした動きが起こった後も、国は、ハンセン病患者に対する強制労働・監禁・断種・堕胎などを命じた「らい予防法」の廃止を50年余りも行わなかった。1996年になってようやく廃止が決定となり90年にも及ぶ強制隔離政策は幕を閉じるのだ。これは国の重大な過失であり、訴訟が起こるのは当たり前である。
 全国の療養所ではいまだに四千人もの人々が暮らしている。病気は治っていてもあまりにも長い期間(人によっては子供の時から)隔離されたおかげで社会生活を営む術を知らないのだ。国が奪ったものは計り知れない。
 北条民雄という命を綴る作家がいたということ、また彼が生きたころの文学界の様子、ハンセン病の歴史について多くを知ることができた。このすばらしいノンフィクションを読むと「文学と社会は切り離せないものなのだな」とつくづく感じるのであった。

 『いのちの初夜』、『定本 北条民雄全集』上下巻

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2011/08/31 16:20

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2014/04/10 19:09

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2015/03/13 17:31

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2022/03/19 22:14

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