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  • みんなの評価 5つ星のうち 5 1件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.10
  • 出版社: 風媒社
  • サイズ:21cm/172p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-8331-3130-7

紙の本

涙で描いた祖国 北朝鮮難民少年チャン・キルスの手記

著者 チャン・キルスとその家族 (著),石丸 次郎 (監訳),崔 栄哲 (訳)

生き残るために、少年は祖国を捨てた。潜伏生活の恐怖、決死の国連事務所潜入・籠城…、そして奇跡の韓国亡命。世界に大きな衝撃を与えた、15歳の少年が描く真実の絵本。【「TRC...

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涙で描いた祖国 北朝鮮難民少年チャン・キルスの手記

税込 1,870 17pt

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商品説明

生き残るために、少年は祖国を捨てた。潜伏生活の恐怖、決死の国連事務所潜入・籠城…、そして奇跡の韓国亡命。世界に大きな衝撃を与えた、15歳の少年が描く真実の絵本。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー1件

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評価内訳

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紙の本

すぐ近くの国の惨状に驚いた

2002/06/16 08:25

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオトリさま - この投稿者のレビュー一覧を見る

キルス一家は2001年6月・北京の国連難民高等弁務官事務所に侵入の後、韓国へ亡命しました。2002年6月・日本領事館へ駆込み連行された家族の親類です。

キルス少年は当時15歳。日本なら中学生です。でも、彼の目にしている世界は日本の中学生とは大きく違います。

食糧難により犯罪が増え、公開処刑がしょっちゅう行われます。銃殺され脳みそが飛び散る様子が克明に描かれています。
将来に絶望して食事に毒を混ぜて一家心中をする家族。
軍隊の規律は乱れ、暖をとるために駅にある郵便を勝手に燃やす警備兵。
へびやねずみを食べる姿。へびやねずみが手に入った日は運が言い日と語る。
貴重品が入っているかもしれないと先祖の墓を暴きにいく。
工場へ毎日どろぼうをする為に出勤していく子供たち。
命をかけて川をわたっての亡命。

キルス少年の絵はつたないものです。文章も家族がそれぞれ書いているので上手くも読みやすくもありません。
でも、そこにはまぎれもない真実があります。

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