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紙の本
土木学会がまとめた阪神・淡路大震災報告書(全12巻)の第1冊目。橋梁の被害の全容を説き明かした集大成
2000/10/06 15:20
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
阪神・淡路大震災での橋梁の被害報告は多数刊行されているが,本書は土木学会が総力を挙げて編集しただけあって,内容が充実している。本書で取り上げている橋脚の種類は桁橋,ラーメン高架橋,アーチ系橋,吊橋・斜長橋,さらには歩道橋,水管橋などであり,約350ページに要領よくまとめられている。
導入部は被害の概要が20ページ程,記述され,一般国道,名神高速道路・中国自動車道,阪神高速道路3号神戸線,同5号湾岸線,山陽新幹線,東海道線,阪急電鉄神戸線,阪神電鉄阪神本線,神戸高速東西線,神戸新交通ポートアイランド線の被害状況が報告されている。
被害の特徴は8項目に整理され,橋脚・橋台の著しい沈下,鉄筋の破断,落橋防止構造の損傷,鋼製橋脚は世界最初の地震被害が生じ,水平地震力に伴う矩形断面鋼製柱のウェブ及び,フランジの局部座屈が角溶接部の破断に発展する,といった被害調査結果が示されている。同様に,各種橋梁についても被害事例が述べられている。
(C) ブックレビュー社 2000