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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.12
  • 出版社: 化学同人
  • サイズ:20cm/480p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-7598-0869-8
  • 国内送料無料

紙の本

ゲノムの波紋

著者 ロイス・ウィンガーソン (著),牧野 賢治 (訳),青野 由利 (訳)

ヒトゲノム研究は人間社会に何をもたらすか。遺伝子検査、遺伝的差別、遺伝子情報の管理、遺伝カウンセリングなど倫理上のジレンマを紹介し、その意味を問う。【「TRC MARC」...

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ゲノムの波紋

税込 3,080 28pt

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商品説明

ヒトゲノム研究は人間社会に何をもたらすか。遺伝子検査、遺伝的差別、遺伝子情報の管理、遺伝カウンセリングなど倫理上のジレンマを紹介し、その意味を問う。【「TRC MARC」の商品解説】

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紙の本

ヒト遺伝子の解析がもたらす功罪をその最前線,歴史,社会的諸問題と将来展望まで多くの事例を挙げて考察

2001/02/20 18:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:京極 浩史 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ヒトゲノムの全解析はいよいよ終点に近づいてきた。最近の新聞はヒト遺伝子の総数は予想の半分以下の3万個程度と報じ,解析のトップを走るといわれ,本書にも何度か登場するセレーラ・ジェノミクスの社長クレイグ・べンターの談話も載っていた。全解析が完成しても約10万といわれる遺伝子産物のペプチドがどうやって作られるのか,まだまだわからないことは多々ある。そういうことが全部わかったとして,はたしてゲノム解析の未来はバラ色なのか?
 本書は”正確で公正な”ジャーナリストの職業倫理(著者による)に基づいて(1)遺伝子検査の現状(2)歴史的背景としての優生学,つづいてヒト遺伝子研究からゲノム計画の起源(3)アメリカの医療保険制度を含む倫理的社会的諸問題をそれぞれ6章ずつ取り上げている。まず遺伝子検査についてはテイ・サックス病の予防のため成人儀礼として血液を検査し,危険な結婚を思いとどまらせるという超合理的な方法がアメリカの東欧系ユダヤ人社会で大成功を収めているという話に驚かされる。着床前の診断も現実になっており,受精卵が8細胞に分裂したときそのうちの1細胞をとってDNA検査をし,正常ならば着床させるということもできる。さらにADA(アデノシンデアミナーゼ)欠損症のような遺伝的免疫システム障害を持つ子の親が次の子を同じ組織型となるように選び,その臍帯(せいたい)血中の幹細胞を上の子の治療に使うという話があるが,これが進むと自分のスペア部品のためにクローン臓器を造ることになる。そこまで行かなくても一卵性の8つ子は作れるようなので相互に融通しあえば将来なにかと便利に違いない。この問題点はどこまでが許されるかという境界がないことにある。
 遺伝子研究には避けて通れない優生学の歴史が紹介されている。しかし,原爆の遺伝子への影響について,日本ではもともと助産婦が奇形児を闇に葬る慣習があり,被爆者による出産を調査しても比較できなかった。また,当時の政府が人口調節の手段として中絶を積極的に奨励していたので流産率での比較もできなかったと書かれている。だが,これは著者のいう”公正と正確”に関わる問題なので検証を要すると考える。
 最後の3分の1は倫理的社会的問題に割かれている。医療保険の問題は何らかの形で必ず差別につながるもので,これに対する答えはアメリカのような営利的制度では解決できず,単一の支払者による医療システム,つまり日本のような国家による健康保険制度の確立にあると説くが現実には困難で,有権者が状況を変えようと思うことが必要という。もう1つの答えとして,差別につながる線引きが不可能なら公衆衛生上,予防は遺伝子型でなく表現型を対象とすべきというアメリカCDC(疾病管理センター)の立場も紹介されている。
 最後に,翻訳はうまいとはいえない。日本語として意味の通らない部分もあり,索引を省略したからか用語の不統一も目立つ。書名も流行のゲノムを入れたい気持ちはわかるが原題の「不自然淘汰」の方がいいのではないか。
(C) ブッククレビュー社 2000

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