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商品説明
ニュースはどのように作られ、人々にどのような影響を与えているのだろうか−。送り手から受け手への流れがもっとも見えやすいニュースを素材に、マス・コミュニケーション論の基本的な内容を解説する入門書。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
大石 裕
- 略歴
- 〈大石〉慶応義塾大学法学部教授。
〈岩田〉常磐大学人間科学部助教授。
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紙の本
ニュースをどう読み解くか
2001/01/12 17:42
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投稿者:経済セミナー - この投稿者のレビュー一覧を見る
日々のニュースによって、世界各地の出来事が私たちのもとに届けられている。伝えられるニュースを単純に受け取るだけでなく、ニュースそのものの機能に目を向けてみると、ニュース報道の本質が見えてくる。
本書は、ニュースとは何か、どのように作られ、どのように報道されるのか、出来事がニュースとして変換される過程や人々に与える影響などを平易に解説している。教科書的な概論にとどまらず、最近の事例を挙げながら解説しているため理解しやすい。たとえば、松本サリン事件の容疑者を誤報した原因を挙げているが、同じことが先のアメリカ大統領選にも当てはまりそうだ。また、埼玉県所沢市の野菜がダイオキシンに汚染されているという報道の波紋については、ニュースが実際の社会でいかにインパクトを与えているかがわかる。テレビにとどまらず、新聞・雑誌の製作過程やマルチメディア・多チャンネル化がニュースの流通にどのような影響を与えるのか、今後の見通しも示している。
コミュニケーション論やジャーナリズム論の教科書としてだけでなく、マス・メディアへの就職を考えている人の参考書としてもお奨めしたい。(C)日本評論社