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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.12
- 出版社: 東洋経済新報社
- サイズ:20cm/238p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-492-55408-4
紙の本
eリテール 流通を変えるイノベーション
著者 セゾン総合研究所 (編),セゾン情報システムズ (編)
情報社会に出現した新市場で、生産と消費をつなぐプロセスは大きな変貌を遂げつつある。この大変革の実態に関する詳細なリサーチ結果をもとに、「流通新時代」におけるサプライチェー...
eリテール 流通を変えるイノベーション
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商品説明
情報社会に出現した新市場で、生産と消費をつなぐプロセスは大きな変貌を遂げつつある。この大変革の実態に関する詳細なリサーチ結果をもとに、「流通新時代」におけるサプライチェーンのあり方を示す。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
eリテールは売り手と買い手の関係を変える。だから21世紀の流通革命の主役になる可能性がある
2001/02/26 00:16
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投稿者:栗原 宣彦 - この投稿者のレビュー一覧を見る
米国のインターネット書店アマゾン・ドットコムの出現が象徴するように,情報技術革命によって,流通の分野でも革命的な変化の「兆し」が見られる。それはあくまでも「兆し」であって,現実のアマゾン・ドットコムは赤字続きだし,eビジネス企業の脱落も相次いでいる。一方,2004年の消費者向けeリテールの日本の市場規模は6兆6620億円(電子商取引推進協議会)で,不動産や旅行などを除いた小売販売だけでも3兆2100億円という推計もある。インターネットを利用したeリテールはどうなるのかという疑問を持つ人は多い。本書はこの疑問に答えてくれる概説書である。
新しい流通であるeリテールは,従来のリテールとどこが異なるのか。どんな可能性があり,既存の流通機構にどのようなインパクトを与え,その融合はどうすれば可能なのか…。こうしたことに本書はやさしく答えている。eリテールの特色は情報提供に優れた対面販売,顧客参加が可能な双方向性,年中無休のオールウエーズ・オープン・ショップというようにきわめてわかりやすく説明する。eショップを成功させる6つのポイント,日本のeリテール展開の現状,アマゾン,イーベイ,デルコンピュータという3大ドットコムのビジネスモデルの紹介,今後の市場規模,eショッピングユーザー分析といった内容が,客観的なデータで述べている。
流通システムの目的は,多様性と利便性を求める小規模分散的な消費者の論理と,大量生産による生産性追求という生産の論理の対立を解決することにある。eリテールはこの生産と消費をつなぐ困難な役割をいとも簡単にやってのけ,しかも生産・流通をかぎりなく顧客に近づけることを可能にした。だからeリテールが登場したことで,流通チャネルのなかのメーカー,卸,小売り,物流などの役割,機能が変化していくというのが結論である。
(C) ブッククレビュー社 2000