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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 8件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.8
  • 出版社: 光文社
  • サイズ:20cm/276p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-334-92444-7

紙の本

琥珀枕

著者 森福 都 (著)

七つの妖異、七つの謎、七つの解決。めくるめく展開、潜む人生の不思議。雑伎団的妙技に酔わされる森福版「聊斎志異」。『小説宝石』掲載をまとめて単行本化。【「TRC MARC」...

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琥珀枕

税込 1,870 17pt

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商品説明

七つの妖異、七つの謎、七つの解決。めくるめく展開、潜む人生の不思議。雑伎団的妙技に酔わされる森福版「聊斎志異」。『小説宝石』掲載をまとめて単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

森福 都

略歴
〈森福都〉1963年山口県生まれ。広島大学医学部総合薬学科卒業。96年「長安牡丹花異聞」で松本清張賞、「薔薇の妙薬」でホワイトハート大賞優秀賞を受賞。著書に「吃逆」「セネシオ」など。

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みんなのレビュー8件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

らしくない本格推理小説である。薫るのは、なんともいえない大陸のおおらかな風。妖怪がすこしも怖くなくて可愛らしい

2004/10/29 20:56

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

細い線で描かれた女性の姿が、なんとも儚げで、しかもそれがカバーに占める位置が天上的。もしこの原画、売ってくれるなら私は絶対に買う。そんな風情ある抜群の装画は浅倉めぐみ、装幀は柳澤健祐+mamiana graphics。収められているのは、懐かしい味のある七つの伝奇、それを順繰りに紹介すると…

己の富を競い合う2つの家。一軒のほうに持ち込まれたのは、飲めば不老不死を得ることが出来るという「太清丹」。東海郡きての富豪に次ぐといわれた金持ちの家に生まれ、若くして家督を譲られた男の悪疾は、美食嵩じての大食だった「飢渇」。東海郡一の大塩商の長男は継母から疎まれ、世を儚んだ。池を前に佇む男に声をかけたのは「唾壺」。

若く美しい女が船に乗って向こう岸に渡ろうとすると、川から白い腕が伸びて「妬忌津」。男が申し出たのは、家で待っている妻のところに伝言を届けてほしいということ「琥珀枕」。いつも笑みを絶やさない母が見つけ出した土中に埋もれていた二匹の犬「双犀犬」。県令の家に現れた男が一目覗かせてほしいと言ったのは家にある「明鏡井」。

東海郡藍陵県の県令の一人息子、趙昭之、彼が12歳になる半年前に招かれたのが塾師・すっぽんの妖怪である徐庚先生、二百歳とも3百歳とも言われる、実は長年にわたって県城のはずれの古井戸に住み、藍陵県のことならば知らないものはない、想像を絶する時間を越えてきた存在。

どれもいい話である。起承転結がきっちりしているのに、単なるパズル・ストーリーに終わっていず、余韻がある。しかも中国の古代の地方の姿が眼前に浮かぶ。殺人が、単に陰惨な話にならず、どこか悠然として大陸的である。だから、犯人というか妖怪も含めて憎む気になれない。正直言って、欠点を挙げることができない。それでいて、優等生的な詰まらなさに陥っていない。

以前、森の宋の時代を舞台にしたミステリ『十八面の骰子』を読んで、その上手さに感心したものだけれど、今回もそれに勝るとも劣らない。特に、昭之と徐庚先生のコンビが、ありふれた探偵と助手という設定ではなく、教師と生徒、或いは老人と少年、或いは妖怪と人間といった複数の面をみせて、それが事件の謎を解くというよりは、いわゆる観察者みたいなところが新鮮で、しかもその立場が微妙に変化していく。

ああ、そうだったのか、最後まで読めば自然と納得していく連作である。こういう小説は、そう簡単に書けるものではない。

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紙の本

聊斎志異の風味と、連作短編としての趣向の妙を感じた中国伝奇ミステリー

2004/09/30 18:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風(kaze) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 中国を舞台に、不思議な仙薬や壺、井戸にまつわる話が七つ。
 水晶玉を覗き込むようにして遠見亭から事件を見守るのは、県令の一人息子で12歳になる趙昭之(ちょう しょうし)と、彼の塾師の徐庚(じょこう)先生。しかしこの先生、ただ者ではない。普段は古井戸に住んでいるが、陸に上がっている時は老人に姿を変えているすっぽんの妖怪である。

 一話一話は完結しているのだが、連作短編として話がつながっていく趣向も凝らされている。前の話でちらりと名前が出てきた人物が次の話では主役になる、そうした廻り灯籠的な話の展開。
 また、最初は昭之と徐庚先生のふたりだけだった舞台に他の人物たちが出てくるに従って、楽屋裏かと思っていたところがいつしか表舞台へと転じている味わいもある。聊斎志異を思わせる怪異万華鏡の風味とともに、連作短編としての趣向の妙が利いていたところ、ユニークで面白いなと思った。

 「太清丹(たいせいたん)」「飢渇(きかつ)」「唾壺(だこ)」「妬忌津(ときしん)」「琥珀枕(こはくちん)」「双犀犬(そうさいけん)」「明鏡井(めいきょうせい)」の七つの話。
 なかでも印象に残る作品として、魅力的な妖怪が出てきた「妬忌津」と、ミステリーの妙味は集中随一と感じた「双犀犬」、このふたつの話を挙げたい。

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2008/04/11 11:31

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2011/01/22 01:08

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2011/10/16 23:10

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2011/11/16 12:35

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2012/02/17 17:16

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2012/06/17 09:20

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