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紙の本
現代のスポーツコーチングに一石を投じる!!
2005/02/04 18:47
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投稿者:てる - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは、現在のスポーツコーチングの基本的な考え方に一石を投じる本ではないだろうか。「ナンバ」については、以前から、現代のスポーツコーチの方法論について、その根本的な間違いを指摘してきている。これもそのひとつである。
今回は、「走り」ということに焦点を当てている。短距離、長距離、競歩、様々な角度から、「ナンバ」的走りの有効性を説明している。
例えば、現代の短距離走は、「ももを高く上げ」「手を振り」「足の親指の裏で地面を強くおす」ことが当然と思われているが、本当は、そんな方法ではなく、こうすればもっと効率的なんだよと言うことを丁寧に説明してくれている。たとえば、末續の走りが「ナンバ」的だということである。
要するに、現代のスポーツコーチは、過去の亡霊にとらわれることなく、本当に日本人にあった方法論で攻めるべきだということではないか。大きくなったといわれる日本人であるが、そうはいっても、世界の中では体格勝負では、やはり勝つことは難しい。したがって、テクニックとともに効率を目指し、指導していくことが大切なのだろう。
実は、私もミニバスケットのコーチをお手伝いしている。そういう意味で、この本を読んで、非常に感動したのである。確かにこどもの走りは不思議である。そして非常に効率が悪そう。これからは「ナンバ」の視点をもって、こども達にもアドバイスしていこうと思ったのであった…